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令和2年7月7日(火)「令和2年度防衛問題に関する要望書」提出(会長から事務次官へ)
佃田会長から高橋防衛事務次官に提出
「令和2年度防衛問題に関する要望書」
全国防衛協会連合会は、各都道府県防衛協会の連合体として「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を目的に活動しています。共通の目的を持つ民間有志の集まりとして、市民の立場の素朴な疑問から、防衛問題に関して要望するものです。
第一点 憲法改正
我が国を取り巻く安全保障環境の厳しさに対応する関係者の 努力は並大抵のものでないことを十分理
解し、応援しています。その一方で国民の国防意識や自衛隊に対する理解は、残念ながら決して高くはあ
りません。
そのため、国防に関する記述が欠落している憲法をできるだけすみやかに改正して、国防の中核たる自
衛隊の位置づけを明確化することを要望します。憲法改正により、国民の自らの国を守るとの国防意識が高
まるとともに自衛隊に対する理解が各段に進むものと確信します。
また、憲法改正後には学校教育の場において、国家に対する誇りと国防に取り組むことの重要性につい
て教えて頂きたいと思います。
第二点 自衛官の処遇向上
自衛官及び自衛隊部隊等に対する施策は、逐次充実してきており、関係各位のご努力に深甚なる敬意を表
します。しかしながら大変なご努力にもかかわらず、自衛官の処遇は、諸外国軍人の処遇と比較してもな
お不十分であり、国家として自衛官の責任感・使命感に応えきれていないと感じます。自衛官の処遇を向
上 することで、現職自衛官の任務遂行に国家として報いると共に、大変に困難な状況にある自衛官募集
の問題を解決することにもつながると確信します。
処遇向上のうち特に「恩給制度の新設」及び「国際任務に伴う手当に対する税制上の優遇措置」を要望
します。これらの制度により、自衛官が安んじて職務に精励できる環境が整備されるものと信じます。
以上、要望します。
令和2年7月7日
全国防衛協会連合会 会長 佃 和夫