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第101号
整理番号 タイトル 投稿者(敬称略)
101号ー1   「スパイ天国・ニッポン」汚名返上を!   伊藤純子氏(群馬県伊勢崎市議会議員)
101号ー2   マスコミ報道の功罪!   来海恵子氏(熊本県合志市議会議員)
101号ー3   <外国ぶらーり> オランダ   秋山一郎氏 (元陸将補 前陸自化学学校長)
101号ー4   <ニュースの目>正式呼称で「正しい歴史」を   森  清勇氏 (星槎大学非常勤講師)
101号ー1 「スパイ天国・ニッポン」汚名返上を! 伊藤純子氏(群馬県伊勢崎市議会議員)
「スパイ天国・ニッポン」汚名返上を!

2006年1月に摘発されたヤマハ発動機の「無人ヘリコプター不正輸出事件」(国民の記憶に新しいと思います)は、同社が中国人民解放軍所属とされる兵器メーカーに、高性能無人ヘリ1機を輸出していたというもの。

当初、「中国側が軍事転用するとは思わなかった」などと容疑を否認する記者会見を行っていましたが、実際は中国側から毎年3千~5千万円の工作資金を受け取っていたことが判明、ヤマハ発動機は中国の対日工作に協力していたのです。

 かつて中国は、エアクラフト・インダストリー(イスラエル)から非ヘリ型無人偵察機「ハービー」を購入していましたが、この偵察機にはGPSや地形を読み取るシステムが装備され、軍事転用が可能であるとしてアメリカはイスラエルに制裁を加えた経緯があります。ハイテクヘリは現在も輸出停止状態にあるにもかかわらず、日本の企業は無人機の不正輸出をおおっぴらに行っていたのです。

 逮捕された無人ヘリ輸出仲介貿易社員の中国人男女2人は、福岡県警の取調べに対し「中国公的機関から派遣された」と供述。しかもこの事件は、中国人不法就労の家宅捜査から芋蔓式に発覚、不法滞在の摘発が「スパイ事件」に展開したという驚愕するような実態を露呈しました。

さらに防衛庁当時、ミサイル研究データが総連系企業に流出する事件も発生。この時も薬事法違反で朝鮮総連を強制捜査していた最中にデータ流出疑惑が浮上、無人ヘリ事件と同様「別件捜査」によって発覚したのです。

 さまざまな物的証拠を突きつけられ、猛省を見せるかと思いきや、ヤマハ発動機首脳陣は「違法性は無かった」などと主張。もはや不正取引を問う以前に、国家機密の流出が「重大事態」だと認識していない企業倫理の欠如に怒りを抑えることができません。さらに「中国の脅威拡大を国民に印象付ける情報操作である」などと反撃姿勢を崩さない一部マスコミや左翼勢力にも違和感を覚えます。

仮に日本が中国に対し、同じようにスパイを送り込んだとしたら極刑が言い渡されることでしょう。軍事力を「国家戦略の基本」と据えて外交や経済問題を進めている諸外国の常識がどんなものであるのか、日本人はきちんと把握しておかなくてはなりません。

 防衛白書によると、中国の国防費は当初予算比で18年連続二桁の伸び率を達成、靖国問題で対日批判を繰り返す一方、着々と軍事力を強化しています。今こそ日本は、東アジアの覇権を狙う中国に対し脅威認識を持ち、違法な諜報活動を厳重に監視しなくてはなりません。そのためにも機密情報の流出を未然に防ぐ「スパイ防止法」の成立が早急に求められます。諜報活動への対応を含めた国家戦略の確立こそ、政治に携わる私たちに課せられた使命であると思います。

 本年こそ国家戦略の立場で、日本の国益を脅かすような情報が流出しないようにするためにどのような方法を講じるべきか、国や地方を問わず、政治家同志で活発に議論されることを期待して止みません。

101号ー2 マスコミ報道の功罪! 来海恵子氏(熊本県合志市議会議員)
マスコミ報道の鋼材 -公正、正確さを期待-

                            

 連日、ねじれ国会の影響でテロ対策特別措置法がマスコミを賑わしています。どちらかといえば、海上給油や自衛隊の行動について批判的な報道が大勢をしめているようです。

 私は「熊本県防衛を支える会」の勉強会で、2004年からの自衛隊イラク派遣では第一次復興支援群長(当時1等陸佐)を務められた番匠幸一郎陸将補から現地の様子を直接伺いました。
 その内容はマスコミ報道とは大きく異なるもので、
現地の習慣に従いサマワの人達と対等な立場で、黙々と職務を遂行していく隊員達の姿勢に、部隊が引き揚げるときイラクの人々はで別れを惜しんでくれたそうです。
 その様子をヨーロッパのマスコミは高く評価しましたが、日本のマスコミは批判的で、また偏った報道をしているように感じました。
 番匠(陸)将補が「隊員は命をかけて、イラクで頑張っています。留守を預かる家族が、胸を張っていられるようにしたい!」といわれて、強く肯きました。

インド洋の給油に関しても、正確な報道が成されているのでしょうか。国際社会の中で、日本国として主体的な意志を持って国際貢献に努めているのだと私は確信しています。

だからこそ、私は自信を持って「防衛庁の昇格に関する意見書の提出」についての賛成討論を行いました。また、9月議会で合志市防衛議員連盟を結成し、議員二十三名中十二名が参加。事務局長を務めさせていただいています。

 マスコミにも主義主張があり、報道が全て正しいとは限りません。特に自衛隊や憲法改正、教育問題などについては、両方の意見を公平に報道して欲しいと願うのは私だけでしょうか。

国民に理解を求めるためには、戦後の日本の歴史をしっかり子ども達に教育すべきだと考えます。また、公平で正確な報道にマスコミは努めるべきだと思います。そうしないことには、現在のアジア・世界の中で日本の置かれている現状が理解できないのではないでしょうか。

私は市議会議員として、合志市民の「安全と安心を守る」ため全身全霊で戦っています。郷土を愛さなくて、国を愛することはできません。子どもたちに、素晴らしい環境を引き継ぐために頑張っていきます。


101号ー3  <外国ぶらーり> オランダ   秋山一郎氏(元陸将補 前陸自化学学校長)

                    
                                       ホールンの水車前で水を汲む秋山局長
 
 オランダと聞けばまずチューリップと風車とゴッホが頭に浮かびますが、
 長期滞在すると
 ①
 世界最初の株式会社である連合オランダ東インド会社(VOC)を設立して1718世紀に世界に君臨した誇り、
  質素ながらも国際貢献・国際援助大国、
 ③ 
EU圏内で国際物流のハブ(スキポール空港、ロッテルダム港)を形成、
 ④ 国際司法裁判所を核として戦争犯罪裁判所を誘致して国際司法界の中心をめざす
 等々、小国でありながらEUの中で独自のリーダーシップの主導権を取ろうとする努力に感銘を受けます。

また、ダッチ・アカウント(わり勘)、ダッチ・トゥリート(ケチなもてなし方)などと悪口を言われますが、その歴史を理解すると「なるほど!郷に入っては郷に従え!」だ、と変に感心してしいます。チョッと長居(合計8年以上)してしまったせいでしょうか?

 (編集者註)日本人初のハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)初代査察局長(1997~02年)となり、退官後の04年に請われて2度目の就任。現在活躍中。


101号-4  <ニュースの目> ”正式呼称”で「正しい歴史」を   清勇氏 (星槎大学非常勤講師)


 千葉県にある“成田”空港が“東京”国際空港と呼ばれ、キャンパスは埼玉県にあるが、東京○○大学と称される。しかし、瀧澤壱(はじめ)が滝沢一では、その人の個性さえ蔑ろにしてしまう様でイメージが湧かない。

 国家が総力を挙げて戦った戦争の名称は、空港や大学の名前のように、人寄せパンダよろしくつけたものではなく、人名と同じく国家の命運を託して付けたもので、思想・哲学が根底にある。

 我々が安易に中東戦争と呼ぶ戦争も、イスラエルにとっては「ヨム・キプール戦争」であり、英国の「フォークランド紛争」も、アルゼンチンは別の呼び方をする。

 日本は先の戦争を自存自衛と植民地に苦しむ東亜諸国の開放を掲げて戦った。大本営政府連絡会議で、“支那事変”を含めて、今次戦争の目的や行動範囲を勘案した結果、「大東亜戦争」と呼称し、閣議決定した。

 日本は敗れはしたが、国民の精神的な強靭さは微塵も崩壊していなかった。

 これを恐れた連合国、就中、米国は日本の精神的崩壊を目論んで、歴史や道徳・宗教等の教育を禁止し、ハーグ条約に違反して憲法改正さえ行わせた。

 「大東亜戦争」と呼ぶことを禁止して、如何に日本が悪辣非道な意図を以って今次戦争を仕掛けたかのネガティブ・キャンペーンを、昭和20128日から連続10回に亘って「太平洋戦争史」として全国紙に掲載させた。

 この「太平洋戦争史観」こそが、「大東亜戦争」の思想や意義を日本人から雲散霧消させ、精神的放浪者に仕立て、教育の荒廃や社会の混乱をもたらしている一大要因である。

 太平洋史観で植えつけられた「自虐」を存続させ、上手に利用しているのが中国である。正しい呼称こそが、日本の歴史を冷静に見る目を育むことを忘れてはならない。