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全国防衛協会連合会は、防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊の活動を支援・協力することを目的とする民間の全国組織です。

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自衛隊関連記事●防衛協会会報「防衛省・自衛隊」関連記事

防衛協会会報に掲載された「防衛省・自衛隊の関連記事」を紹介します。

●会報138号(1)(29.4.1)海外で活躍する自衛官

               海外で活躍する自衛官
      派遣海賊対処行動支援隊(第7次要員)「要員交代」

 

 平成29年2月初旬、ソマリア沖・アデン湾~ジブチ共和国において海賊対処行動に当たっているDGPE(派遣海賊対処行動支援隊)第6次要員は、その任務を終了し、次期派遣要員と交代した。(第6次要員司令佐藤和之1等陸佐については、引き続き第7次要員司令として任務に邁進しているところである。)  
 平成20年の国連安保理決議第1816号をはじめとする決議に基づき、これまでに米国など約30か国がソマリア沖・アデン湾に軍艦などを派遣しており、平成21年に第151連合任務部隊(CTF151)による活動のほか、欧州連合(EU)は平成20年から「アタランタ作戦」を、NATOは平成21年から「オーシャン・シールド作戦」を行っているなど、各国は現在も引き続きソマリア沖・アデン湾の海賊に対して重大な関心をもって対応している。  
 我が国の派遣海賊対処行動部隊は、平成21年から継続して派遣されており、同海域における海賊行為は極めて低い水準で推移しているものの、海賊を生み出す根本的な原因とされているソマリア国内の貧困などはいまだに解決されておらず、一般社団法人日本船主協会などからも引き続き海賊対処に万全を期して欲しい旨、継続的に要請を受けている。
 我が国が海賊対処を行っていかなければならない状況に大きな変化はないとの判断から、本年11月までの派遣延長が閣議決定されている。  自衛隊による海賊対処行動は、各国首脳などから感謝の意が表されるほか、類似の国連安保理決議でも歓迎されるなど、国際社会から高く評価されている。
                            派遣海賊対処行動支援隊業務隊 平成29年2月22日

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                   ビバー、アフリカ
                     陸士長 松田 萌
           (現所属)南スーダン派遣施設隊(第11次要員) 隊本部付隊
               (差出元部隊)第9広報支援連隊補給隊業務小隊

 
                    
 PKOを初めて知ったのは小学生の頃で、国際舞台という大きなフィールドで仕事をする姿に遠い憧れを抱いていたのを憶えています。国際協力に携わることができたらどんなに素晴らしいかと思っていましたが、こうして派遣されて、驚きと嬉しさでいっぱいです。
 私は浄水装置の監視や水質検査、宿営地配水などの業務をしています。日々淡々とこなす必要がありますが、日本隊をはじめ他国の派遣要員の生活基盤を支える重要な任務であり、やりがいを感じられる仕事です。当たり前と思うものにはなかなか目を向けることがないですが、この給水活動を通じて日本のような蛇口から当たり前のように水が出る環境がいかに恵まれているかを思い知りました。
 また、宿営地配水に行くとインド隊やエチオピア大隊の人たちがご馳走を振る舞ってくれ、楽しい交流の時間を過ごしています。気さくで親切な人ばかりで、毎回行くのが楽しみになっています。
 気候も食べ物も全く異なりますが、住めば都、アフリカも素敵な所です。入隊4年目で国連平和維持活動に参加できたことは私の人生において大変貴重な、大きな経験であり、憧れが叶ったことでもあります。まだ器材の扱いに不慣れな所はありますが、感謝と誇りを胸に勤務していきます。

●会報138号(29.4.1)(2)自衛隊紹介

                  第1空挺団 降下訓練始め
                  新春の空に舞う落下傘
 
 平成29年1月8日、陸上自衛隊習志野演習場で、第1空挺団の降下訓練始めが行われた。 降下訓練始めは、昭和44年習志野演習場(習武台)において、年初めに、一年の降下の安全を祈る「開傘祈願祭」として始めた部内行事を、昭和49年に一般公開したのが始まりで、第1空挺団の年頭行事「降下訓練始め」として行われている。
 今回は、航空自衛隊航空支援集団、航空自衛隊救難団、航空学校、第1ヘリコプター団及び東部方面航空隊等の支援を受け、落下傘による降下及びヘリコプターを使用した戦闘訓練を行い、日頃の訓練成果を呈示するとともに第1空挺団に対する理解と信頼を醸成するため行われた。      
 訓練展示は、第1空挺団長の兒玉恭幸陸将捕を指揮官として、降下訓練展示、ヘリコプターを使用した空中機動作戦、各種装備品・空砲等を使用した地上部隊による訓練展示が行われ成功裏に終了した。

 

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            第4航空群平成29年初訓練飛行

 平成29年1月10日(火)第4航空群(群司令・松本完海将補)は、新年の幕開けに際し、今年一年の飛行安全を祈願して平成29年初訓練飛行を実施した。
 海上自衛隊第4航空群は、神奈川県のほぼ中央に位置する厚木航空基地に所在し、平素は固定翼哨戒機を運用し日本海周辺の警戒監視活動などに従事している部隊である。
 初訓練飛行にあたり整然と整列した隊員に対して、第4航空群司令は「P‐1は他の部隊に先駆けて第4空群に導入されている。この新たな能力を有する機体の運用に当たっては、より高い成果が期待されており、現状で満足してはならない。我々は使命を自覚し、最適な進路を開拓し、後続の部隊に適切な航路を提供しようではないか」と年頭の訓辞を述べた。
 群司令の「かかれ」の号令とともに搭乗員達は、P‐1哨戒機3機とP‐3C哨戒機1機に乗込み、第4航空群の隊員達が見送る中、厚木航空基地を離陸し富士山の方向に飛び立った。
 ちなみに同基地からは富士山を臨むことができ、空気の澄んだ冬の時期は特に美しく、第4航空群司令部をはじめ、隷下部隊である第3航空隊、第4整備補給隊及び厚木航空基地隊のスコードロンマークの中にも描かれている。
 当日は天候にも恵まれ、P‐1の3機編隊と撮影機のP‐3Cが、澄み渡った空に映える冠雪した富士山を望みながら、相模湾上空に向かい訓練飛行し、今年一年の飛行安全を祈願した。

 

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         第12ヘリコプター隊年初編隊飛行訓練
    相馬原駐屯地飛行場地区及び群馬県榛東村、 渋川市、前橋市、高崎市などの上空を飛行

 平成29年1月10日、第12ヘリコプター隊(相馬原・北宇都宮)の統一編隊飛行訓練が行われた。これは年頭に行われ、観測ヘリコプター、多用途ヘリコプター、輸送ヘリコプターにより構成した飛行訓練であり、その目的は「部隊の団結強化、飛行能力の向上、航空安全意識の高揚」である。

 

       

●会報138号(3)(29.4.1)投稿記事

                 (弘前駐屯地投稿)
            大雪像で市民の皆様に元気と感動を
          <第41回弘前城雪燈籠まつり開幕>
 

 みちのく五大雪まつりの一つである「第41回弘前城雪燈籠まつり」が2月9日、たくさんの市民や観光客が見守る中開幕し、2月12日まで行われた。  
 弘前駐屯地(司令・松村1陸佐)は、協力隊長・第39普通科連隊・重迫撃砲中隊長・石田3佐を核心に130名の隊員が、まつりの主役となる大雪像1基と滑り台2基を担当し、製作した。  
 今回の大雪像は、藤田記念庭園内にある洋館で、平成15年に国の登録有形文化財に指定されており、実物の7割の大きさで、高さ9㍍、幅10㍍、奥行き9㍍、雪の量はトラック110台分を使用した。  協力隊は製作期間内の度重なる吹雪や、異常気象による気温上昇などの過酷な気象状況を克服し、見事完成した。  
 まつり期間中の夜間には大雪像をスクリーンにプロジェクションマッピングされ、また11日には花火が打ち上げられた。 この雪灯籠まつりは、昭和52年(1977)にスタート。雪燈籠は、長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと市民手作りで行われている。                   [投稿:弘前駐屯地広報室]
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           護衛艦「おおよど」香川県へ寄港
                 (香川地本投稿)
                 艦長母校の学生等43名が見学
 香川地本(本部長 1等陸佐 酒瀬川友博)は、平成28年10月16日、17日の2日間、香川県防衛協会(会長 常盤百樹)の部隊研修を支援した。
 本研修は、防衛省・自衛隊の理解と認識を高めることを目的として毎年実施しているもので、今回は会員37名が参加した。
 1日目は、午後から補給艦「とわだ」で最新鋭のシステム等の説明を受けた。てつのくじら館及び大和ミュ-ジアムを見学した。
 2日目の、午前は、海自呉地方総監部を研修。続いて輸送艦「くにさき」の艦艇見学を実施した。この際、県出身隊員後藤1海曹、(小豆島出身)藤原3海曹(坂出市出身)を慰問・激励した。
 午後は、江田島の海自幹部候補生学校及び第1術科学校に移動、教育参考館、旧海軍兵学校から引き続き使用されている海自幹部候補生学校の赤レンガ庁舎を見学した。本研修により、海上自衛隊に対する理解と認識及び会員相互の関係が更に深まった。
 香川地本は、今後も香川県防衛協会との密接な連携を図り、防衛基盤の充実発展に寄与していきたい。
                                              (香川地本)
 
                  
 自衛隊香川地方協力本部(本部長酒瀬川友博1等陸佐)は、1月31日及び2月1日、護衛艦「おおよど」(艦長・佐藤吉範2等海佐)寄港に伴う諸行事を支援した。
 1日目は、艦長の母校である県立観音寺第一高等学校を訪問し、校長(高木信一氏)を表敬。懇談では、艦長からは高校在籍時の思い出や「おおよど」の特徴等について、校長からは、学校の庁舎建替え後の新校舎の概要等について会話がされ、席上、艦長から校長へ記念品が贈られた。 その後、校長の計らいで、新庁舎での授業風景、資料館の見学も実施された。
 2日目は、佐藤艦長が母校の県立観音寺第一高校の学生43名を招待し、艦内の見学及びカレーの体験喫食を実施した。艦内見学では、乗員から、艦内の装備品説明やラッパ吹奏についての説明等があった。ラッパ吹奏では、高校生のラッパ吹奏体験もあった。参加した生徒からは「艦内での仕事をもっと知りたいと思った」といった感想が聞かれた。また、体験喫食において、艦内の食堂で出された「おおよど」特製のカレーライスに、皆が「うまい」と大喜びするほか、おかわりする学生もいて、大好評だった。
 その後、高校の先輩となる佐藤艦長から、歓迎挨拶の後、海自勤務の魅力、「おおよど」の歴史等について説明があり、学生は興味を持って艦長の話に耳を傾けた。最後に、学生代表から、艦長に対し、見学等のお礼の言葉が述べられ、花束が贈呈された。 佐藤艦長は香川県観音寺市出身で、「高校生にとって、あまり海上自衛隊に馴染みがないかもしれないが、この機会にぜひ興味を持ってもらえたら・・・」と感慨深げに語っていた。  
 後日、香川地本広報班長(海上自衛官)によると、「今後とも、艦艇広報の際は、艦長の他に、県出身者の乗員がいた場合、積極的に母校の訪問や艦艇見学を計画して、海上自衛隊員の募集増加になるように、積極的に広報していきたい」との事であった。  
 なお、「おおよど」乗員は金刀比羅宮(通称:こんぴらさん)内にある掃海殉職者慰霊碑のボランティア清掃なども実施した。 (香川地本)   
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                 生活体験で学んだ事
                  (久居駐屯地投稿)
                  
               ジャパンマリンユナイテッド  宮本 涼二

 11月9日に私は、自衛隊の久居駐屯地で行われた生活体験に参加しました。生活体験は、3日間自衛隊に他の会社の方々と泊まり込みで様々なことを学ぶという内容でした。  
 1日目は、主に基本教練や体力錬成、自衛隊での規則などを教えていただきました。  まず、基本教練ではその場での集団行動を行いました。最初に自衛隊の方に見本を見せていただいたのですが、一つ一つの行動がとても機敏で驚きました。また、同時に自分達にもあのような動きができるのか?と不安にもなりました。
 そして2日目は、1日目の復習とロープワーク、入退室や行進での号令などを学びました。入退室も行進での号令も分かりやすく、大きな声で発声しなくてはいけなかったのでとても大変でした。  
 3日目は、今までの復習もかねて、グループ別に集団行動の大会を行いました。  そして午後からは、自衛隊の装備品の展示を見学しました。普段、見ることのできない装備品を見ることができてとても感動しました。  
 私は、自衛隊をとても怖い場所だと思っていましたが、みなさんとても優しく、ユニークな方も沢山いました。しかし、いざ訓練となると切り替えてとても機敏な動きをしていました。それを見て私も見習いたいと思いました。
 今回の生活体験で、一番印象に残ったのは心構えです。させられているのではなく、何事も自分から進んでする。という気持ちを忘れずに仕事も、私生活も頑張っていきたいと思いました。  自衛隊久居駐屯地の皆様、ありがとうございました。
                           [投稿:久居駐屯地広報]

●会報137号(1)(29.1.1) 自衛隊観閲式(28.10.23)

                 平成28年度自衛隊観閲式
            真に「国民のための自衛隊」たれ

        
                 安倍総理訓示(右は稲田防衛大臣)
  
 平成28年10月23日陸上自衛隊朝霞訓練場に於いて「平成28年度自衛隊記念日観閲式」が行われた。  
 観閲官は安倍晋三内閣総理大臣、主催者は稲田朋美防衛大臣、実施責任者は岡部俊哉陸上幕僚長、執行者は森山尚直東部方面総監、観閲部隊指揮官は西浩德第1師団長、観閲飛行部隊指揮官は田尻祐介第1ヘリコプター団長、観閲部隊は人員約4,000名、車両約280両、航空機約50機である。  
 観閲官の安倍内閣総理大臣は「隊員諸君。私と日本国民は、常に、諸君を始め全国25万人の自衛隊と共にある。その誇りと自信を胸に、それぞれの持ち場に於いて、自衛隊の果たすべき役割を全うしてください。 常に自らの職責の重要性に思いを致し、日本と世界の平和と安定のために、益々精励されることを切に望む」と訓示をした。

   
         観閲式(国旗掲揚)                整列中の徒歩部隊

  
                音楽演奏(礼砲4隊とのコラボ)

●会報137号(2)(29.1.1)海外で活躍する自衛官

          日本人としてジブチに派遣されて
     (現所属)派遣海賊対処行動支援隊(第6次要員) 業務隊 補給整備2班(発電機整備)
               (差出元部隊)中央即応連隊 本部管理中隊
                  
                   2等陸曹 矢田 洋二

 私はジブチ自衛隊活動拠点において、拠点の各種保安・警備用器材や、発電機等の施設器材の補給整備を担当しています。 拠点ゲート地区における器材整備は、深夜に及ぶこともありますが、拠点警備の万全を期すため日々奮闘しています。
 ジブチ共和国での勤務を通してつくづく感じているのは、「日本人で良かった」ということです。現地の人々の日本人に対する好意は絶大です。これは諸先輩方のこれまでの誠意ある活動や、日本製品(電化製品、自動車等)の優秀さが評価されているからだと思います。
 ここでは、日本人であるということを、「ありがたい」と感じることができるのです。派遣任務を終え帰国した際には、まず最初にそのことを息子達に伝えたいです。
 私自身が常に日本人としての誇りを持ち、日本人として恥ずかしくない行動をとることが任務完遂に繋がるということを強く認識し、派遣にあたって、長期間不在になるにも拘らず、ご理解とご支援を頂いた上司、部隊の同僚と家族、そして好意をもって接してくれるジブチの人々への感謝の気持ちを忘れず、引き続き任務にまい進します。

            
                 発電機を整備する矢田2陸曹
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             南スーダン派遣施設隊に参加して
      (現所属)南スーダン派遣施設隊(第10次要員) 第1施設小隊 第1施設分隊長
                (差出元部隊)第7施設大隊第1中隊
                   
                   1等陸曹 木村 雅一

 第1施設小隊の分隊長として参加している南スーダン派遣施設隊での勤務も約5か月の月日が経ちました。派遣間、第1施設小隊は、国連ハウス地区の道路補修整備、敷地造成及び給水地区汚水槽の設置、国連トンピン地区のUNMISS参加他国軍の居住コンテナの構築、日本隊宿営地内の側溝整備等の施設活動を行いました。
 南スーダンの厳しい環境や文化・習慣の違いを克服しつつ行う施設活動は、日本では経験することのできない貴重な経験であり、新鮮な感覚を覚えました。
 その中で、派遣間特に苦労している点は、日々携わる国連の職員や現地の人々とのコミュニケーションであり、語学能力の不足を痛感しました。
 こうした貴重な経験ができるのは、宿営地での生活基盤である、電気、水、入浴、食事、洗濯、燃料、修繕、通信等を支えてくれる方々、出国前や派遣間を支えて頂いている部隊の方々、そして家族のサポートのお陰であり、心から感謝しています。
  残りの派遣期間、日本人らしい仕事をする事と感謝の気持ちを忘れずに、南スーダンの平和と安定に貢献していきたいと思います。

             
             プレハブ構築作業において現場指示をする木村1陸曹
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                派遣も終盤を迎えて…
     (現所属)南スーダン派遣施設隊(第10次要員) 本部付隊補給班 補給班 需品サービス
                   (差出元部隊)第7音楽隊
                   
                   3等陸曹  森杉 明日香 

 私は、本部付隊で需品サービスとして勤務しています。需品サービスの主な仕事は洗濯や入浴施設の清掃と準備です。気候や天候によってお風呂の温度等が変わるため、快適な温度、そして、それを維持することが難しく、毎日変わらない業務の連続ですが、だからこそ、同じものを、同じように提供することの大変さがあります。
 しかし、入浴された方々から「癒しの場です!」「気持ちのよいお風呂をありがとう!」等と言われると、「よし!明日も頑張ろう」という活力が湧きます。  
 この南スーダンへの派遣が決まった当初は、普段とは全く違う業務のため、入浴施設の取り扱い等、ほぼゼロからのスタートであり、苦労もありましたが、経験したことのない分野の仕事を知る機会を得ることができ、とても新鮮でした。そして、自衛官として、改めて自衛隊の対応能力の高さ、素晴らしさを痛感する機会でもありました。  
 この派遣において、普段接することの無い部隊の方たちと知り合うことができ、そして、ここでしか出来ない体験等(現地の方たちとの交流、突然のスコール、コオロギの大量発生etc…)本当に貴重な経験をさせてもらっています。
 このPKO活動に参加させてもらえたことを、とてもありがたく思っています。  派遣期間も残り少なくなりましたが、私の仕事は、表に出る事の無い仕事です。しかし、後方支援は縁の下の力持ち。日々の勤務で汗と泥にまみれて疲れ切った身体を少しでも癒し、リラックスできるように洗濯や浴場清掃等を頑張りたいと思います。

             
               浴場でシャワー周りを清掃する森杉3陸曹
        

●会報137号(3)(29.1.1)投稿《9師団》

           『誇りと自信を胸に任務完遂せよ!』  
             南スーダン派遣施設隊(第11次要員)出国行事

          
                 稲田防衛大臣への出国準備完了報告

 第9師団(師団長・納冨陸将)は、平成28年11月19日、青森駐屯地において第11次派遣施設隊長(田中1佐)以下約350名の派遣隊員の他、派遣隊員のご家族に加え、国会議員、青森、岩手両県知事、各協力会会長をはじめ、多くのご来賓の出席を得て壮行行事(師団壮行会及び出国準備完了報告等)を実施した。  
 稲田防衛大臣への出国準備完了報告では、統合幕僚長、陸上幕僚長の列席の下に、防衛大臣から「自衛隊による国際貢献をより一層有意義なものにし、南スーダンの平和と安定のため任務を完遂してくれることを期待しています。派遣施設隊長田中1佐の卓越した統率の下、皆さんがこの名誉ある任務を士気高く、立派に完遂することを希望します」との訓示をいただき派遣隊員一同決意を新たにした。
 また、これに先立つ師団壮行会では、師団長から「南スーダン共和国のみならず、アフリカの安定ひいては日本の安全保障にも直結する、より平和な世界の創出という崇高な任務に取り組むにあたり、自衛官として、そして日本国の代表として、大きな誇りを胸に活動し、『誇りと自信を胸に任務を完遂せよ』」と訓示があった。  
 また壮行会食においては、ご来賓の方々から激励のお言葉をいただくとともに、防衛大臣が全テーブルを回られ、派遣隊員及びご家族と懇談されるとともに記念撮影を行う等、大臣の温かいお人柄と気配りに感銘を受けた一面もあった。
          
                 陸上幕僚長による激励(壮行会食)

          
                    見送り(青森駐屯地)

●会報137号(4)(29.1.1)自衛隊活動紹介

              台風10号災害派遣 岩手県・北海道
岩手県
平成28年8月30日大雨により道路が冠水し、岩手県釜石市橋野町で孤立者が発生。岩手県知事から陸上自衛隊第9特科連隊長に救助に係る災害派遣要請。
北海道  
平成28年8月31日大雨により北海道河西郡芽室町で孤立者が発生。北海道上川郡清水町及び新得町において断水が発生。北海道知事(十勝振興局)から陸上自衛隊第5旅団長に救助及び給水支援に係る災害派遣要請。また、北海道空知郡南富良野町においても大雨により道路が冠水し、孤立者が発生。北海道知事(上川振興局)から陸上自衛隊第4特科群長に救助に係る災害派遣要請。(防衛省HPより)

  
    災害派遣見送り(小川地区:9師団)            入浴支援(中里公民館:9師団)

  
屈足南小学校の児童から感謝状の贈呈(新得町:5旅団5後支) 避難住民への輸送支援(芽室町:5旅団4普連)

  
  給水支援(南富良野町落合地区(多目的センター):4特)    給水支援(南富良野町幾寅小学校裏:4特)

●会報137号(5)29.1.1 追悼式(28.10.22)

              平成28年度自衛隊殉職隊員追悼式
                  佃 和夫会長が参列
       
                 追悼式の佃会長

 平成28年10月22日「平成28年度自衛隊殉職隊員追悼式」が防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)で執り行われた。自衛隊殉職隊員追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するため、防衛大臣の主催により昭和32年から執り行われているものである。  
 顕彰者数は31柱で、顕彰者数累計は、平成28年度追悼式まで1909柱である。参列者は、安倍内閣総理大臣、現職及び歴代防衛大臣、遺族等であり、全国防衛協会連合会からは、佃和夫会長が参列した。

●会報137号(6)(29.1.1) 特集「富士学校」

               第83期幹部レンジャー帰還式              
 富士学校(学校長 德田陸将)は、11月16日、第83期幹部レンジャーの帰還式を行った。  
 約3か月間に渡る過酷な訓練に挑んだ26名のレンジャー学生たちは、最も厳しいと言われる最終想定を乗り越え駐屯地に帰還。音楽隊の演奏の下、大勢の隊員たちの拍手に迎えられた後、学生長の石沢2尉(51普連)が松﨑レンジャー班長に対し声高らかに帰還報告をした。
 引き続き、家族らが見守る中、訓練実施担任官 普通科部長 末吉陸将補から一人一人にレンジャー徽章が授与され、憧れの徽章を手にした学生たちの中には任務完遂の達成感と安ど感から感極まって涙ぐむ者も見られた。  
 末吉普通科部長は訓示の中で、レンジャー徽章の中央にあるダイヤモンドは天然の鉱石の中で最も固い『石』であることについて言及した後、「国家防衛の『意志』を体現するのは最も困難な任務を期待される諸官らである。『自分の能力の向上は国の抑止力の一翼となる』という重責を深く認識して、今後も自己の修錬に努めよ。」と述べ、学生達を激励した。
 行事終了後は食堂において慰労会が開かれ、学生たちは陰から支えてくれた家族や部隊の同僚たちとの久々の再会を喜び合った。「本当にきつい毎日でしたが、子供の写真を見て3か月間頑張りました。」「この教育に参加させてくれた部隊の方々や家族に本当に感謝しています。」と笑顔で語る学生たちを、遠く北海道や九州からも駆け付けた家族らは「痩せててびっくりしましたが無事に帰って来てくれて嬉しいです。」と目を細めて見つめていた。
 今学生たちの胸元で金色に光輝くレンジャー徽章は、自らを極限まで高め困難を乗り越えたレンジャー隊員としてだけでなく、レンジャー教官として認められた証である。今後はそれぞれの部隊においてレンジャー隊員の育成を担い、陸上自衛隊の更なる強靭化に貢献していくことだろう。
                
        
                 出迎えを受けるレンジャー学生たち

  
末吉普通科部長によるレンジャ―徽章の授与  食堂で行われた慰労会の模様

●会報137号(7)(29.1.1)自衛隊音楽祭(28.11.11~13)

平成28年度音楽まつりは「音の力」というテーマで行われ、日本・米国・インドが「強き、守りの響き」を演奏した。 
       
                         日本

  
            米国                       インド

●会報136号(1)(28.10.1) リオ・オリンピック

リオ五輪で銅メダルおめでとうございます
荒井 広宙 3等陸尉
長野県小布施町出身 (自衛隊体育学校)
陸上50km競歩
江原 騎士 2等陸曹
山梨県甲府市出身 (自衛隊体育学校)
水泳4×200mフリーリレー

●会報136号(2)(28.10.1)自衛隊紹介

              平成28年度富士総合火力演習
                「島嶼部に対する攻撃への対応」
                 FIRE POWER2016 IN FUJI
 
          27,000人が感動(8月28日・陸上自衛隊東富士演習場)

  
      稲田朋美防衛大臣到着                120mm迫撃砲発射

  
   対戦車ヘリコプターAH-1Sの攻撃             10式戦車の火砲

  
       弾閃光(夜間演習8月25日)            戦果拡張、宙に舞う発煙弾

●会報136号(3)(28.10.1) 海外で活躍する自衛官

              日本・ジブチ回線異状なし
       (現所属)派遣海賊対処行動支援隊(第5次要員)通信第2班(通信員)
       (差出元部隊)第1通信大隊 第2中隊
               2等陸曹 菅谷 博士
             
                  通信機器を整備する菅谷2等陸曹

 私の所属する業務隊は、ジブチの拠点内及び日本との間の通信の構成・維持・運営を任務のひとつとして付与されており、私は、通信員として勤務しています。
 ここでの勤務の特徴は、通信という言葉から受ける想像とはやや異なり、とても活動的な職場であるということです。 必要な消耗品があれば、経理担当者と連携して市内へ自ら購入に赴き、必要とあれば現地の通信業者と調整して工事を依頼せねばなりません。いつも最良の状態で通信できるように、衛星アンテナの整備も必須です。通信を維持する任務は、室内で通信器材を操作しているだけでは達成できないのです。
 遠く日本を離れての勤務ですが、こうして日々維持している通信を用いて、この原稿が皆さんの手元へ届くことにも感動を覚えますし、万が一にも通信の途絶が発生することのないよう、予備手段の確保も万全です。 必ずつなぐ、必ず伝える「必通の信念」をもって、引き続き支援隊任務の完遂を目指します。
                  
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                派遣3か月を経過して
      (現所属)南スーダン派遣施設隊(第10次要員)本部付隊整備班(装輪車整備陸曹)
      (差出元部隊)第7後方支援連隊第2整備大隊普通科直接支援中隊
                3等陸曹 中岡 順子
            
                   車両点検をする中岡3曹

 私は、本部付隊で装輪車整備陸曹として、自衛隊入隊以来初めてとなる海外派遣に参加しています。出国前はとても不安でしたが、派遣から約3か月が経過し、ジュバでの生活にも慣れ、一緒に派遣されている同僚及び本邦に残っている家族や部隊の方々の支えもあり、現在は不安なく過ごしています。
 特に、南スーダンに来る前は、四六時中暑いというイメージがあり、さすがに日中は想像どおりの暑さでしたが、朝夕は意外と涼しくとても驚きました。
 私の任務は、日本隊が保有する装輪車両の整備ですが、日本と南スーダンでは環境や道路事情が大きく異なるため、本邦では考えられない故障が発生します。 また、故障が発生すると、現地で入手困難な部品については日本から送ってもらうため、南スーダンに届くのに時間がかかり、一度故障してしまうと整備完了までに時間を要し、部隊の活動に支障を来す可能性があります。
 そのため、故障を未然に防止するため、日々、正確・確実な整備を行い、些細な不具合や兆候も見逃すことなく対応できるよう頑張っています。 
 残りの派遣期間においても、派遣施設隊の一員として、また、南スーダンの発展を願い、その一旦を担う一自衛官として任務を完遂できるよう努力し、胸を張って笑顔で帰国できるよう頑張ります。                   

会報136号(4)(28.10.1) 投稿(陸自33普通科連隊)

 第33普通科連隊は、三重県津市(旧久居市)の久居駐屯地に所在する部隊です。 三重県は、伊勢神宮をはじめ今年G7サミットが開催された賢島などを有し、歴史と自然を肌で感じ取れる風光明媚な県です。また、津市は三重県の概ね中央に位置し、文字通り県の中枢となる県庁所在地です。
 久居駐屯地は、旧日本陸軍の駐屯地として1908年に開設され、終戦後一時的に大蔵省管理となった時期もありますがその後、自衛隊(警察予備軍)が入営し、平成20年には駐屯地開設100周年を迎える等、歴史と伝統を有する駐屯地です。
 また、同駐屯地には、旧陸軍時代「歩兵33聯隊」が駐屯しており、全国で唯一旧軍と同じ部隊番号を持つ部隊が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地となっております。
  最近の部隊の活動状況としては、平成27年9月、米国ワシントン州ヤキマ演習場において実施された米陸軍との実動訓練「ライジングサンダー2015」に参加し、広大な米国の演習場において国内では実施が困難な実弾射撃訓練や日米相互の協同連携要領等を訓練して、各種実弾射撃能力や日米共同作戦遂行能力を大きく向上させ帰国しました。
 その他、近年発生が危惧されている大規模自然災害へ対処するため、県や自治体、関係機関との連携を強化して常に備えを行っております。 このように第33普通科連隊は、国民の皆様の期待に応えられる存在であり続けるため、「真に戦える真の戦士・真の部隊」を目標に、日夜訓練に励み今後も日々精進します。

   
     ライジングサンダー・87ATM射撃           ライジングサンダー・接敵行進

           
                 ライジングサンダー・重迫撃砲射撃

●会報135号(1)(28.7.1)自衛隊紹介

                リオ五輪で戦う自衛官
          自衛隊体育学校所属 リオ五輪出場予定者 階級は7月1日現在
山下敏和3等陸佐
(徳島県小松島市出身 )
成松大介2等陸尉
(熊本県熊本市出身)
新井広宙3等陸尉
(長野県小布施町出身)
ライフル射撃 ボクシング ライト級 陸上男子50km競歩
谷井孝行3等空尉
(富山県滑川市出身)
森 栄太3等空尉
(静岡県浜松市出身)
髙尾宏明3等陸尉
(宮崎県日向市出身)
陸上男子50km競歩 ピストル射撃 ウェイトリフティング
江原騎士2等陸曹
(山梨県甲府市出身)
三口智也3等陸曹
(和歌山県紀の川市出身)
岩本勝平3等陸曹
(鹿児島県鹿児島市出身)
水泳フリーリレー/400m自由形 近代五種競技 近代五種競技

                      ↑自衛隊体育学校提供↓
                       (細部:PDF版)


●会報135号(2)(28.7.1)自衛隊災害派遣

             平成28年熊本地震災害派遣
派遣規模 人員延べ814,200名(最大時約26,000名) 航空機延べ2,618機(最大時132機)、艦船延べ300隻(最大時15隻)
                    災害派遣までの概要
1 平成28年4月14日(木)21時26分頃、熊本県熊本地方を震源(マグニチュード6.5)とする地震が発生し、情報収集を開始するとともに、同日22時40分、熊本県知事から陸上自衛隊第8師団長(北熊本)に対して、人命救助に係る災害派遣要請があった。撤収要請は、平成28年5月30日(月)09時00分である。
2 平成28年4月16日(土)01時25分頃、熊本県熊本地方を震源(マグニチュード7.3)とする地震が発生し、情報収集を開始するとともに、同日02時26分、大分県知事から陸上自衛隊西部方面特科隊長(湯布院)に対して、人命救助に係る災害派遣要請があった。撤収要請は、平成28年4月28日(木)10時24分である。

                      派遣部隊
陸上自衛隊
(西部方面隊) 第42普通科連隊(北熊本)、第43普通科連隊(都城)、第8特科連隊(北熊本)、第8戦車大隊(玖珠)、第8偵察隊(北熊本)、第8高射特科大隊(北熊本)、第8通信大隊(北熊本)、第8飛行隊(高遊原)、第8施設大隊(川内)、第8後方支援連隊(北熊本)、第8特殊武器防護隊(北熊本)、第40普通科連隊(小倉)、第41普通科連隊(別府)、対馬警備隊(対馬)、第4特科連隊(久留米)、第4戦車大隊(玖珠)、第4飛行隊(目達原)、第4後方支援連隊(福岡)、第4特殊武器防護隊(福岡)、第2高射特科団(飯塚)、第5施設団(小郡)、西部方面普通科連隊(相浦)、西部方面特科隊(湯布院)、西部方面航空隊(高遊原、目達原)、西部方面通信群(健軍)、西部方面後方支援隊(目達原)、西部方面情報隊(健軍)、西部方面衛生隊(健軍)、第5地対艦ミサイル連隊(健軍)、健軍駐屯地業務隊(健軍) 等
(北部方面隊) 第25普通科連隊(遠軽)、第26普通科連隊(留萌)、第2特科連隊(旭川)、第2後方支援連隊(旭川)、第2高射特科大隊(旭川)、第11普通科連隊(東千歳)、第7特科連隊(東千歳)、第7後方支援連隊(東千歳)、第4普通科連隊(帯広)、第6普通科連隊(美幌)、第27普通科連隊(釧路)、第5施設隊(帯広)、第5後方支援隊(帯広)、第10普通科連隊(滝川)、第18普通科連隊(真駒内)、第28普通科連隊(函館)、第11飛行隊(丘珠)、第11後方支援隊(真駒内)、第1特科団(北千歳)、第1高射特科団(東千歳)、北部方面航空隊(丘珠)、北部方面施設隊(南恵庭)、北部方面後方支援隊(島松)、北部方面対舟艇対戦車隊(倶知安) 等
(東北方面隊) 第20普通科連隊(神町)、第21普通科連隊(秋田)、第44普通科連隊(福島)、第4地対艦ミサイル連隊(八戸)、第6施設大隊(神町)、第6飛行隊(神町)、第6後方支援連隊(神町)、第2施設団(船岡)、東北方面航空隊(霞目) 等
(東部方面隊) 第34普通科連隊(板妻)、第1施設大隊(朝霞)、第1後方支援連隊(練馬)、第2普通科連隊(高田)、第13普通科連隊(松本)、第12特科隊(宇都宮)、第12偵察隊(相馬原)、第12高射特科中隊(相馬原)、第12施設隊(新町)、第12対戦車中隊(新町)、第12ヘリコプター隊(相馬原)、第12後方支援隊(新町)、第1施設団(古河)、第2高射特科群(松戸)、東部方面航空隊(立川)、東部方面後方支援隊(朝霞) 等
(中部方面隊) 第36普通科連隊(伊丹)、第3特科隊(姫路)、第3偵察隊(千僧)、第3施設大隊(大久保)、第3飛行隊(八尾)、第3後方支援連隊(千僧)、第10後方支援連隊(春日井)、第8普通科連隊(米子)、第17普通科連隊(山口)、第46普通科連隊(海田市)、第13偵察隊(出雲)、第13施設隊(海田市)、第13飛行隊(防府)、第13後方支援隊(海田市)、第13特殊武器防護隊(海田市)、第14後方支援隊(善通寺)、第4施設団(大久保)、中部方面航空隊(八尾)、中部方面後方支援隊(桂) 等
(その他) 第1ヘリコプター団(木更津)、航空学校(明野)、自衛隊大分地方協力本部 等
海上自衛隊
第1航空群(鹿屋)、第22航空群(大村)、第31航空群(岩国)、第61航空隊(厚木)、第111航空隊(岩国)、第211教育航空隊(鹿屋)、第1護衛隊群(横須賀)、第3護衛隊群(舞鶴)、第4護衛隊群(呉)、第1輸送隊(呉)、機動施設隊(八戸)、佐世保造修補給所(佐世保)、輸送艦「おおすみ」、輸送艦「しもきた」、護衛艦「ひゅうが」、護衛艦「いずも」、護衛艦「やまぎり」、護衛艦「あたご」、護衛艦「きりさめ」、多用途支援艦「あまくさ」 等
航空自衛隊
第5航空団(新田原)、第8航空団(築城)、新田原救難隊(新田原)、芦屋救難隊(芦屋)、第1輸送航空隊(小牧)、第2輸送航空隊(入間)、第3輸送航空隊(美保)、西部航空警戒管制団(春日)、第2高射群(春日)、第4航空団(松島)、第12飛行教育団(防府北)、航空教育隊(防府南)、第3術科学校(芦屋)、西部航空施設隊(芦屋、新田原)、偵察航空隊(百里)、三沢ヘリコプター空輸隊(三沢)、春日ヘリコプター空輸隊(春日) 等
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            安倍総理大臣・中谷防衛大臣視察
  
       安倍総理大臣視察              中谷防衛大臣視察(保健福祉センター)
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              人命救助・行方不明者捜索
            熊本県宇城市、益城町、南阿蘇村 累計:16名
  
 行方不明者捜索(河陽高野台団地:第8普通科連隊) 人命救助(南阿蘇高野台:第46普通科連隊、第5施設団)
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               道路の啓開(瓦礫除去)
(最大時17か所)熊本県熊本市、阿蘇市、南小国町、南阿蘇村 累計:約16キロメートル
       
(左)道路啓開(南小国町矢田原地区 第5施設群増強392中隊)
           (右)道路啓開(東区沼山津 陸自第42普通科連隊、陸自第8施設大隊、海自 警務隊)
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                     物資輸送
(最大時227カ所) 熊本県熊本市、阿蘇市、宇城市、宇土市、玉名市、合志市、八代市、天草市、山鹿市、菊陽町、美里町、御船町、甲佐町、山都町、益城町、小国町、南小国町、南阿蘇村、西原村、産山村、大分県大分市、由布市 毛 布:累計約42,300枚 飲料水:累計約1,003,000本 日用品:累計約53,000箱 食料品:累計約1,755,300食
  
     輸送艦しもきた:八代港               空自新田原でC-1から糧食を卸下
  
   空自入間基地でローダー積載          千歳基地から第1輸送航空隊のC-130で出発する交代要員
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         平成28年熊本地震災害派遣の特性
1 西部方面総監(小川清史陸将)を指揮官とする統合任務部隊(JTF-鎮西)を編成
  最大時約26,000名態勢で活動を実施   
               【参考資料】26,000名態勢の内訳
               
2 迅速な対応
⑴ 4月14日の前震発災(21時26分頃)以降
  21時31分に防衛省災害対策室設置(21時36分に防衛大臣指示)
  21時47分に築城基地から第8航空団のF-2×2機が離陸     
  22時02分に西部方面航空隊のUH-1×2機、第8飛行隊のUH-60×2機が離陸
⑵ 4月16日の本震発災(01時25分頃)以降
  01時43分に築城基地から第8航空団のF-2×2機が離陸   
  01時53分に西部方面航空隊のUH-1×2機、UH-60×1機、第8飛行隊のUH-60が離陸   
  04時55分に統合任務部隊(JTF-鎮西)を編成
3 人命救助活動
  本震発生以降、余震が継続し、降雨により土砂崩れや建物倒壊等二次災 害発生の危険が高い中、
 夜を徹して人命救助活動を実施
4 米軍及び韓国軍の支援受け
⑴ 米 軍
ア 期 間:4月18日~23日   
イ 支援内容
   UC-35×1、C-130×延べ4機、MV-22×延べ12機に より、生活支援物資を南阿蘇村へ輸送       輸送した物資は速やかに各避難所等へ配布
⑵ 韓国軍
ア 期 間:4月22日   
イ 支援内容
  C-130×2機により、食料及び飲料水等約10万ドル相当を輸送
5 生活支援は当初プッシュ型支援、じ後経過につれてプル型支援実施
⑴ 発災当初はとにかく水、食料、毛布等生命の維持に最低限不可欠な物資をプッシュ型により補給
⑵ じ後、最低限の物資が行き渡った段階で被災者のニーズにきめ細かく対応すべくプル型支援に移行(アレルギー、エコノミークラス症候群等)。これに伴い、現地において被災者からのニーズの聞き取りを実施
6 即応予備自衛官の招集
⑴ 発災後速やかに即応予備自衛官の招集が閣議決定(4月17日)され、実際に4月25日から5月2日の間、約160名が活動
⑵ 招集にあたり、地域性(被災地出身者)と専門性(特技・資格等保有者)を重視し、被災者のニーズにきめ細かく対応
7 民間船舶「はくおう」の休養施設としての活用
 4月23日から5月29日までの間、防衛省がPFI契約により民間船舶「はくおう」を休養施設として活用し、計17回、約2,600名に食事及び入浴サービスを提供(自衛隊としては避難所から「はくおう」までの輸送及び音楽演奏(慰問演奏)を実施)
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                  給 食 支 援
(最大時49か所)熊本県熊本市、阿蘇市、宇城市、菊池市、宇土市、大津町、嘉島町、菊陽町、益城町、美里町、氷川町、高森町、南阿蘇村、西原村、大分県由布市        累計:約911,700食
  
   阿蘇西小学校で炊事支援する第2普通科連隊          第44普通科連隊(福島)

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                 給 水 支 援
(最大時147か所)熊本県熊本市、阿蘇市、宇城市、菊池市、宇土市、合志市、玉名市、大津町、嘉島町
菊陽町、御船町、益城町、南阿蘇村、西原村、大分県由布市、別府市、日田市、玖珠町、九重町
                                   累計:約10,920トン

  
    空自:赤十字病院での給水支援給水支援          長嶺団地:第5地対艦ミサイル連隊

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入 浴 支 援
(最大時25か所) 熊本県熊本市、阿蘇市、宇城市、大津市、嘉島町、菊陽町、甲佐町、御船町、山都町、益城町、南阿蘇村、西原村                               累計:約140,940名
  
      嘉島町役場:第4後方支援連隊            第6後方支援連隊「花笠の湯」

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                  医 療 支 援
(最大時9カ所) 熊本県熊本市、宇城市、合志市、阿蘇市、益城町、嘉島町       累計:約2,320名
           
              益城町保健福祉センター:西部方面衛生隊
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                 米軍及び韓国軍の支援
  
(左)米軍輸送機による輸送支援(高遊原分屯地(第8飛行隊):MV-22オスプレイ)
                           (右)韓国軍C―130からの積荷卸下(高遊原)

●会報135号(3)(28.7.1)自衛隊紹介

               駒門駐屯地創立56周年記念行事
 平成28年4月3日(日) 駒門自衛隊協力会(細谷良則会長)・裾野市自衛隊協力会(志村宏之会長)との共催で行われた陸上自衛隊駒門駐屯地(司令:野村昌二1等陸佐)創立56周年記念行事を取材した。
 当日は雨模様であったが、記念式典、訓練展示等(アトラクションを含む。)が行われ、自衛隊とのふれあいに多くの来場は満足した様子であった。
 駒門は古くから尚武の地として名をはせ、建久3年(1192年)征夷大将軍に任じられた源の頼朝が尚武の気風を進行するため、その翌年5月、関東の将兵3万人をひきつれ、この広大な富士の裾野において大巻狩を行った話しはあまりにも有名である。
 この巻狩中、駒門一帯に宿営地がおかれ頼朝も駒を止めて指揮したと言われており、これらに関する資料や遺跡等も点在している。
 駒門駐屯地は、24万平方メートル(約8万坪)の敷地を有しており、昭和11年設立された旧陸軍演習場の廠舎が点在し、尚武の地としての面影を残し、当時の様子をうかがい知ることができる。
 昭和33年に米軍撤収後、昭和35年3月に陸上自衛隊が移駐、駒門駐屯地として発足し現在に至っている。
【駐屯地所在部隊】
(教育部隊)
 国際活動教育隊  第1機甲教育隊
(火力戦闘部隊)
 第1戦車大隊  第1高射特科大隊
(戦闘支援部隊)
 第364施設中隊
(全般・直接支援部隊)
 戦車直接支援隊  高射直接支援隊  施設直接支援中隊駒門派遣隊  駒門駐屯地業務隊
 関東補給処富士燃料出張所  第433会計隊駒門連絡班  基地システム通信中隊駒門派遣隊
 警務隊駒門連絡班  静岡地方協力本部富士地域援護センター
  
      訓練展示            戦車体験試乗            装備品展示

●会報135号(4)(28.7.1)海外で活躍する自衛官

                   初めての海外勤務
           派遣海賊対処行動支援隊(第5次要員)業務隊(補給陸曹)
                   2等陸曹 伊藤 秀樹
                 

  私は派遣海賊対処行動支援隊の業務隊で需品、衛生、厚生物品の管理及び整備に関する業務に従事しています。
  初めての海外勤務で当初は気候や環境、文化に慣れず悪戦苦闘していましたが、今ではすっかり慣れ現地の人達ともコミュニケーションをとりつつ充実した日々を過ごしています。
 また、統合部隊として海上自衛隊の隊員と一緒に活動していますが、陸上自衛隊との違いも多少あり、惑いつつもお互いを尊重し、良い部分を吸収し合いながら勤務しております。
 派遣期間も半分が過ぎました。最後まで「真情あふれる支援」に徹し、拠点の任務完遂のため、微力ながら貢献していく所存です。
 最後に、海外に来て改めて日本の良さがわかりました。
                                 (差出元部隊:第1後方支援連隊補給隊)
  
    現地事務所で勤務中の伊藤2陸曹           現地でフォークリフトを操作する伊藤2陸曹
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                   PKOに参加して
              南スーダン派遣施設隊(第9次要員)施設小隊
                     2等陸曹 高津 真二
                  
 私は、施設小隊の班長として南スーダン派遣施設隊の活動に参加しています。私自身2度目の派遣なのですが、準備訓練が始まるまでは、家族の事や現地の気候への適応等、自分に務まるのか正直不安がありました。
 しかし、妻から「私が家を守るから安心して。子供達は大丈夫だよ。日本の代表として頑張ってきて。」と背中を押され、参加を決心しました。そして、準備訓練間、小隊の皆が訓練の終始にわたり積極的に活動する姿を見て、この仲間となら任務を全うできると安心しました。  
 私は派遣にあたり、班長として何をなすべきなのかを考えた際、まずは小隊長の要望事項である「任務必遂」を具現しようと考えました。「任務必遂」を具現するためには、ただ漫然と作業をすればよいわけではなく、隊員の健康状態の掌握、車両や施設器材の整備状況の確認、それらの運行に伴う安全点検の確行及び実行の監督が必要です。
 我が班は、今のところ大きな事故、病気、怪我等も無く、日々タスク(任務)を実施しています。これは、一つ目に隊員各個が安全管理意識を高く持ち、予防整備の重要性を深く認識して任務にあたってくれたこと、二つ目に小隊長の指導・監督が徹底されていたおかげだと思います。  
 派遣期間も残りわずかとなり私が感じるのは、送り出してくれた部隊の方々や家族の支えに対する感謝の気持ちです。今後も、決して手を抜くことなく丁寧な施設作業を実施し、日本人として恥ずかしくないような服装、態度で他国の方々と接し、「日本の自衛隊はすばらしい」と言われるよう、最後まで頑張りたいと思います。
                                (差出元部隊 第10施設大隊第3中隊)
         
              現地で油圧ショベルを巧みに操作する高津2陸曹

会報135号(5)(28.7.1)(陸自第9師団)

                   地域の活性化に貢献
                 第11回AOMORI春フェスティバル
 第9師団(師団長・湯浅陸将)は、5月5日、第11回AOMORI春フェスティバル(主催者・AOMORI春フェスティバル実行委員会:青森商工会議所)に協力した。  
 当該フェスティバルは、県内外から多くの観光客が訪れるゴールデンウィーク期間中に市街地の活性化を図るため、平成18年から行われている。 第9師団は第1回目から自衛隊に対する理解、親近感の醸成と信頼感の獲得を図ることを目的に協力している。
 イベントは、青森駅前からの大通りである新町通りでの第9音楽隊によるパレード(行進演奏)で始まった。  
 自衛隊コーナーでは、平成28年熊本地震の災害派遣活動写真パネル、装備品展示、試着コーナー、野外演奏会等を行った。  
 自衛隊コーナーには、多くの来場者が訪れ、迷彩服姿の子供と一緒に記念撮影をしたり、熊本地震の災害派遣活動パネルを熱心に観たり、自衛隊への関心の高さを窺わせた。

  
多くの来場者が訪れた自衛隊コーナー将来は自衛官?(試着コーナー)

●会報134号(1)(28.4.1)平成28年度防衛費

            防衛費初の5兆円台

 平成28年度の防衛費は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、対前年度比1.5%増の5兆541億円で、初めて5兆円台となった。

【平成28年度予算の考え方 】

1 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」(平成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)」(平成25年12月17日閣議決定)に基づく防衛力整備の3年度目として、統合機動防衛力の構築に向け、引き続き防衛力整備を着実に実施。

2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を重視し、防衛力を整備。

3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の 他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底。

(防衛省ホームページより)

  
(写真左)平成24年度に着手した「あたご」型護衛艦2隻のBMD艦化改修を引き続き実施
      (写真は護衛艦「あたご」) イージス・システム搭載護衛艦の能力向上(2隻)
(写真右)高い性能、攻撃能力を持ったペトリオット PAC-3部隊の市ヶ谷における展開基盤等の整備
     第1高射隊(習志野)に市ヶ谷派遣班(仮称)を設置

●会報134号(2)(28.4.1)弾道ミサイル等破壊措置命令下令

   北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応

 北朝鮮は1月に行った4回目の核実験に続き、2月7日に東倉里(トンチャンリ)から人工衛星と称して長距離弾道ミサイルを発射した。機体は沖縄上空を通過して飛行し機体の一部を宇宙へと投射した。
 今回の発射も安保理決議に違反する。
 国際社会の非難を無視した行動は東アジアにおける重大な脅威となっている。

 安全保障理事会は3月2日に北朝鮮制裁の国連決議を採択、今後の実効性ある制裁の履行が焦点となる。今回の発射はテポドン2号の改良型とみられ射程が米国本土に達する一万3千キロになると見られる。
 北朝鮮は朝鮮中央テレビを通じ「特別重大報道」で地球観測衛星「光明星4号」を高度500キロの軌道に進入させるのに完全に成功したなどと報じた。
 北朝鮮の目論見は米国との平和条約締結の交渉や来る5月に36年ぶりに開催が予定されている労働党大会に向けて国内での正恩体制への結束を強める意図等の憶測を呼んでいる。

 防衛省は今回の北朝鮮の発射予告を受け「弾道ミサイル等破壊措置命令」を下令し、陸海空の関係各部隊を首都圏や南西方面に展開させ北朝鮮の弾道ミサイル等の日本の領域又は周辺への落下に備えた。
 航空自衛隊はペトリオットミサイルPAC―3の部隊を海上自衛隊はSM―3装備の護衛艦をはじめ多くの艦艇を展開させた。
 また陸上自衛隊の部隊には防空部隊の警護のため、また万一被害が派生した場合に備え化学防護部隊等に対し万全の対応ができるよう配備を行った。
 幸い日本領域や周辺への被害はなく、部隊を撤収したが派遣された部隊は平時の訓練とは異なり緊迫した状況下での実戦配備を強いられた。

  「弾道ミサイル等破壊措置命令」とは、自衛隊法に規定され、防衛大臣は弾道ミサイル等の落下により人命又は財産に対する重大な被害が生じると認められる物体が我が国に飛来するおそれがあり、その落下による我が国領域における人命又は財産に対する被害を防止するため必要があると認めるときは、内閣総理大臣の承認を得て、自衛隊の部隊に対し、弾道ミサイル等を国領域又は公海の上空において破壊する措置をとるべき旨を命ずることができる。
 また防衛大臣は前項の他、内閣総理大臣の承認を得るいとまがなく弾道ミサイル等が飛来する緊急の場合においては人命又は財産に対する被害を防止するため、防衛大臣は内閣総理大臣の承認を受けた緊急対処要領に従い、あらかじめ、自衛隊の部隊に対し命令をすることができる。
 同規定は2005年に設けられ、2009年3月から2013年4月までの計4回発令されたことが公表されている。その後は公表を行わないとしている。
 また、弾道ミサイルの追跡を行ったが、実際に弾道ミサイルを破壊したことはない。北朝鮮のこうした行為は我が国の平和に対する重大な脅威となっている。
 自衛隊のこうした対応は日本の平和と安全安心に大きな役割を果たしており、国民の期待はこれまで以上に高まることは必至である。

    

●会報134号(3)(28.4.1)平成28年降下訓練始め

                  中谷防衛大臣訓示(抄)
   
        習志野演習場にて             落下傘降下着地した隊員の勇姿

 本日、改めて今年の目標を8点示します。
 第1に、平和安全法制の法律の施行に向けて、各種の準備・ 検討を、慎重を期して十分に積み重ね、万一の場合に隊員が迷う事がないように、安全、確実に任務を達成出来る体制を作りあげること。

 第2に、陸・海・空3自衛隊の、一元的な運用の推進、この ため、様々な状況に臨機に対応出来る、より実効的な「統合機 動防衛力」これを、構築をしていかなければなりません。

 第3に、グレーゾーン、この事態において、政府として官邸での事態対処態勢の強化とともに、警察、海上保安庁、官邸との連絡調整、省庁間の情報の共有等を進めていくということ。

 第4に、昨年改定されました、日米防衛協力のための指針・ ガイドラインに従って、日米の防衛協力体制を推進していくこと。

 第5に、世界各国の様々なレベルで、防衛の交流・ 協力、能力構築支援、共同訓練、新設の防衛装備庁を中心とした装備技術協力を進めていくということで、各国との連携強化、 これを一層強化してまいります。

 第6は、自衛隊の災害での対処能力の向上、昨年、関東東北 豪雨災害では、のべ、7795名の隊員が24時間態勢で孤立 者の救助やボートによる避難支援に必死で当たってくれまし た。ヘリの展開など部隊の出動が大変迅速であった、そして、 自らの危険を顧みず人命救助にあたる隊員の姿は、テレビ、映 像等で多くの人々の心に刻まれ、地域の心強い存在として国民 から多くの賞賛と支持が得られております。 「災害は忘れた時に やってくる。」先人の残した言葉でありますが、首都直下型地震、 南海トラフ大震災、これはいつ発生するか分かりません、自衛隊の即応能力を一層向上させることが重要です。

 第7には、ISILなどの国際テロ対策。テロ事件の発生するリスクは高まっており、今年は伊勢志摩サミット、そして2 019年にはワールドカップ・ラグビー、そして2020年東 京オリンピックなど、国際的なイベントも多々あるわけであり ます。海外の邦人の安全も確保しなければなりません。防衛省・ 自衛隊も情報収集・分析体制を強化させ、警察等の関係機関と の連携を強化いたしまして、テロへの備えも十分なものにして いかなければなりません。

 そして、第8には、防衛技術によるイノベーションの推進です。本日も新しい装備、これを駆使して皆様方の最大限の活躍・ 活動を見せていただきました。このイノベーションの推進は、 新しいソフトとハードによって今後の防衛計画、業務の在り方、 これを怒濤のごとく変えていくわけでございます。我々の任務 は国家の防衛であります。より斬新で、柔軟で、弾力的な意志 決定が必要であり、何を残して何を変えていくのか、防衛省は その先頭に立って、このイノベーション、これをしっかりと研 究、そして実践をして決断の出来る組織にならなければなりません。
  (1月10日)

●会報134号(4)(28.4.1)自衛隊紹介

                リオ五輪で戦う自衛官
山下敏和1等陸尉
(徳島県小松島市出身)
森 栄太2等空曹
(静岡県浜松市出身)
谷井孝行2等空曹
(富山県滑川市出身)
三口智也3等陸曹
(和歌山県紀の川市出身)
ライフル射撃
リオ五輪代表内定
ピストル射撃
リオ五輪代表内定
陸上男子50km競歩
リオ五輪代表内定
近代五種競技
リオ五輪出場権獲得

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        第12ヘリコプター隊 統一編隊飛行訓練
 平成28年1月7日、第12ヘリコプター隊(相馬原・北宇都宮)の統一編隊飛行訓練が行われた。  これは年頭に行われ、観測ヘリコプター、多用途ヘリコプター、輸送ヘリコプターにより構成した飛行訓練であり、操縦技能の向上及び航空安全を祈願するものである。

   観測ヘリコプター         輸送ヘリコプター          多用途ヘリコプター
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   既発行会報「防衛省・自衛隊関連」記事アーカイブ目次
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●132号(27.10.01)(1)平和安全法制成立(2)災害派遣(関東・東北豪雨) (3)富士総合火力演習
          (4)世界陸上競技選手権大会
●131号(27.07.01)平和安全法制国会審議入り
●129号(27.1.1)(1)航空観閲式(2)中央追悼式(3)海外で活躍する隊員(4)エア・フェスタ浜松・入間航空祭
●128号(26.10.01)(1)自衛隊の動き(中央即応集団:南スーダン派遣施設隊)(2)富士火力総合演習
●127号(26.07.01)自衛隊の動き(中央即応集団:南スーダン派遣施設隊)
126号(26.04.01)空自関東地区事務官等合同送別会
125号(25.01.01)(1)陸自冬戦競ソチ五輪代表等決定、(2)自衛隊殉職隊員中央追悼式、
          (3)東京都自衛隊殉職隊員追悼式、(4)東京地本創立記念行事
●124号(25.10.1)ソチオリンピックを目指す冬季戦技教育隊
●121号(25.01.01)(1)自衛隊観艦式、(2)自衛隊殉職隊員追悼式、(3)千鳥ヶ淵秋季慰霊祭、
     (4)海外派遣で年を越す隊員達(南スーダン、ソマリア、ゴラン高原、ハイチ、しらせ))
120号(24.10.01)(1)自衛隊体育学校(オリンピック閉幕、自衛官選手大活躍)、(2)富士総合火力演習、
     (3)海外任務(現地の声から)
●119号(24.7.1)(1)自衛隊体育学校、(2)陸上自衛隊中央即応集団、(3)海外任務、現地からの声(抄)
●118号(24.4.1)南スーダンPKO
●117号(24.01.01)(1)航空観閲式、(2)中央追悼式、(3)戦没者慰霊祭、(4)正月は海外派遣任務中
115号(23.7.1)東日本大震災災害派遣
●114号(23.4.1)(1)東日本大震災災害派遣、(2)平成22年度日米共同統合演習、(3)カンパ襲来災害派遣、
        (4)海賊対処活動、(5)札幌雪まつり支援
●113号(23.01.01)(1)中央追悼式・戦没者慰霊祭、(2)海外で新年を迎える隊員達
●110号(22.04.01)(1)高級幹部会同で首相訓示、(2)首相訓示インド洋補給支援部隊帰国行事、(3)陸自PKO、ハイチで活躍
●107号(21.06.11)P-3Cが活動開始
●106号(21.03.14)海賊対策で護衛艦が出港
105号(21.01.01)航空観閲式
●103号(20.06.14)(1)岩手・宮城内陸地震へ災害派遣、(2)即応態勢を強化自衛隊
●101号(19.10.28)中央観閲式で訓示 福田康夫内閣総理大臣
100号(19.09.25)(1)石破茂防衛大臣が誕生、(2)高村防衛大臣が着任
●099号(19.07.23)(1)天皇・皇后両陛下 自衛隊員らにご接見、(2)小池百合子防衛大臣が着任

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会報133号(1)(28.1.1)観艦式(平成27年10月18日)

         平成27年自衛隊観艦式 ~海をまもり 明日へ繋ぐ~
   一心に日本の平和を続けてきた自衛隊は日本の誇り

 平成27年10月18日「海を守り 明日へ繋ぐ」のキャッチフレーズで自衛隊観艦式が行われた。観閲官は内閣総理大臣、主催者は防衛大臣、実施責任者は海上幕僚長、執行者は自衛艦隊司令官、支援部隊指揮官は横須賀地方総監で、招待国海軍は、アメリカ、インド、オーストラリア、韓国、フランスの5か国である。  
 観閲官の安倍内閣総理大臣は、訓示で、「海に囲まれ、海に生きる。海の安全を自らの安全とする国が日本。我々には、自由で平和に海を守る国としての責任がある。荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥まみれになってもなお、ただ一心に日本の平和を守り続けてきた自衛隊員は日本の誇りである」と述べた。
         
      
              初冠雪の富士山と観閲艦くらま(体験航海12日)
             
                 栄誉礼を受ける安倍内閣総理大臣
      
                    栄誉礼を行う海自隊員

会報132号(1)(27.10.1)「平和安全法制」成立

     「平和安全法制」成立 【自衛隊への国民の期待高まる】
 昨年七月の「限定的な集団的自衛権の容認」に係る閣議決定及び本年四月に改正された「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の実効性を確保するため、五月から衆議院での審議が始まり、引き続き七月二十七日から参議院での審議が行われていた「平和安全法制」は九月十九日の未明にようやく可決成立した。
 限定的な集団的自衛権の行使を可能とする「存立危機事態」や我が国に重大な影響を与える「重要影響事態」への対応等に係る関連法制の改正を一括して定めた「平和安全法制整備法」とイラク派遣やテロ対応等国際社会の平和と安全に資する活動を可能とする「国際平和共同対処事態」への対応を定めた「国際平和支援法」の二法案が成立した。
 これまでの自衛隊関連法を大きく転換し再構築する画期的な法案が成立したことになる。今後の自衛隊の行動や活動に新たな根拠を与えると同時に自衛隊の任務・役割や活動の範囲が拡大される。
 一部の激しい反対行動や憲法違反等の批判が繰り返され、国民への説明度が問題となったが、審議は予定通りに行われた。今後は本法案をより実効的なものとすることが大きな課題となる。
 また、半年後の施行に向け、国民の理解を高める努力が望まれる。自衛隊に対する国民の期待と信頼はこれまで以上に高まることは必至である。

会報132号(2)(27.10.1)災害派遣(平成27年9月10日)

                平成27年9月関東・東北豪雨
                  災害派遣部隊二千人以上を救

         平成27年9月関東・東北豪雨災害派遣(茨城県)防衛省ホームページより 
      
 平成27年9月18日気象庁は、平成27年9月9日から11日に関東地方及び東北地方で発生した豪雨について、「平成27年9月関東・東北豪雨」と命名した。台風18号などの影響によるこの豪雨では宮城県、栃木県、茨城県で大きな被害が出た。
 防衛省の資料によると、宮城県では、9月11日(金)02時30分、宮城県知事から災害派遣の要請が陸上自衛隊第6師団長(神町)にあった。要請は孤立者の救助で、場所は、宮城県大和町、宮城県渋井川である。陸自から人員約190名が派遣された。撤収は9月11日(金)19時30分である。  
 栃木県では、9月11日(金)09時00分、栃木県知事から災害派遣の要請が陸上自衛隊第12特科隊長(宇都宮)にあった。要請は孤立者の救助で、場所は栃木県日光市である。陸自から人員約70名が派遣された。撤収は9月11日(金)20時48分である。  
 茨城県では、9月10日(木)09時05分、茨城県知事から災害派遣の要請が陸上自衛隊施設学校長(勝田)にあった。要請は孤立者の救助、ボートによる避難支援、土嚢による水防活動、給水支援、入浴支援及び防疫活動で、場所は茨城県常総市及び結城市である。
 陸自、海自及び空自から速報値では現地活動従事者約475名(述べ約7535名)が派遣された。撤収は9月19日(土)22時00分である。  災害派遣で2000名以上を救助した自衛隊員の皆様、お疲れ様でした。  

会報132号(3)(27.10.1)富士総合火力演習

               平成27年度富士総合火力演習
 平成27年8月23日、陸上自衛隊国内最大の実弾射撃演習が静岡県御殿場市東富士演習場(畑岡地区)行われた。演習は、前段演習として「陸上自衛隊の主要装備品の紹介」、後段演習として「島嶼部に対する攻撃への対応」が行われ、大勢の観客が演習の迫力に圧倒されていた。

  
       早朝の東富士演習場                  オスプレイ初登場

             
                    中谷防衛大臣視察

  
        弾薬を運ぶ隊員              戦車射撃(教育演習:夜間)

会報132号(4)(27.10.1)世界陸上競技選手権大会

           おめでとう! 谷井2曹リオ五輪内定
 8月29日、中国・北京で行われた第15回世界陸上競技選手権大会男子50km競歩に体育学校(朝霞)から3名の選手が出場、谷井孝行2等空曹が3時間42分55秒で銅メダルを獲得(日本人初)、荒井広宙2等陸曹が3時間43分44秒で4位入賞の成績を収めた。
 今大会8位入賞の日本人最高位がリオデジャネイロオリンピック代表に内定することから、谷井2曹が代表内定を決めた。
            

会報131号(27.7.1)

     「平和安全法制」国会審議入り 【集団的自衛権行使が焦点】

 政府は昨年七月「安全保障法整備について」の閣議決定で集団的自衛権行使を容認する決定を行い、本年四月には安倍総理訪米を機に「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」を改正した。
 今国会では集団的自衛権の行使を可能とする「平和安全法制」が提出され、審議が開始された。
 安全保障環境が大きく変わる中、これまでの日本の安全保障法制にはいくつもの切れ目が存在しており、本法制はあらゆる事態にシームレスに対応して我が国の国家と国民を守る防衛体制を構築するための法整備である。
 法案は「平和安全法制整備法」と「国際平和支援法」の二本立てで構成され、整備法はこれまでの自衛隊法、国際平和協力法、周辺事態安全確保法の他、十個の法案を一括して改正する内容で、「武力行使の新三要件」等が論点となる。
 本法制は重要法案であり、今国会は会期が大幅に延長されて審議が行われる。戦後七十年間の安全保障政策の大きな転換を迎える法整備であり、自衛隊の行動や活動に新たな根拠を与える法案で成立が期待される。

会報129号(1)(27.1.1)

           防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式

 
      訓示する安倍内閣総理大臣               F-35モックアップ機

 平成26年10月26日、航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)で、「防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式」が行われた。  主催者は防衛大臣、実施責任者は航空幕僚長、執行者は航空総隊司令官である。  
 規模は、人員約740名(観閲地上部隊)、車両約25両、航空機約80機である。  地上展示としては、自衛隊機約20機、自衛隊以外に米海兵隊のMV―22オスプレイ1機及びF―35モックアップ機(模型)である。  音楽演奏の後、航空観閲式が開始され、観閲飛行等が行われた。  
 安倍内閣総理大臣は、「真に国民の自衛隊」たれと述べるとともに「60年間に及ぶ、諸君と諸君の先輩たちの弛まぬ努力に自衛隊の最高指揮官として深甚なる敬意を表します」と訓示した。

                    航空観閲式スナップ
  


  


  

会報129号(2)(27.1.1)

                 自衛隊殉職隊員追悼式
                    佃 和夫会長が参列
       

 平成26年10月25日「平成26年度自衛隊殉職隊員追悼式」が防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)で執り行われた。
 自衛隊殉職隊員追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するため、防衛大臣の主催により昭和32年から執り行われているものである。  
 顕彰者数は11柱で、顕彰者数累計は、平成26年度追悼式まで1851柱である。
 参列者は、安倍内閣総理大臣、現職及び歴代防衛大臣、遺族等であり、全国防衛協会連合会からは、佃和夫会長が参列した。
     

会報129号(3)(27.1.1)

                自 衛 隊 の 動 き 
                  (海外で活躍する隊員)
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              これまでの活動を振り返って
      南スーダン派遣施設隊(第6次要員)第1施設小隊(小隊長) (第5施設隊本部)

  
       1等陸尉 大東 康章             現地の業者と調整する 大東1尉 

 私が、第1施設小隊長として南スーダンに派遣され、約5ヶ月が経過しました。私自身初めての国際平和協力活動への参加ですが、この5カ月間の数々の経験は、今後の職務を遂行する上でとても貴重なものであると認識しています。  
 私の任務は、小隊本部及び器材班並びに2コ施設分隊から成る小隊を指揮し、発出されたタスク(任務)を実行することです。日本とは全く異なる環境の中、日々創意工夫を凝らし、文民保護に資する施設活動により、平和と安定のための国づくりに貢献しています。  

 南スーダンでの活動は、本邦とはかなり異なります。具体的には、急変する天候(スコール)、資材の不足、調整事項の頻繁な変更などで、これらの特性を踏まえ各種状況に柔軟に対応するため、活動計画は融通性を持たせることに留意しました。

 また、現地での調整は英語で実施されるため、緊要な時期には確実を期すための通訳班を介して調整するとともに、小隊長以下、隊員の語学能力の向上を図りました。加えて、現地住民が見守る中や、状況によっては国内外の報道機関などの衆人環視下での活動となるため、我々の行動が日本の印象を左右するものであると認識し、作業間の容儀及び規律については特に着意し指導するように心掛けています。  

 現在まで、派遣準備訓練の成果を生かし、大きな事故もなく活動しています。我々が任務に集中できるのも隊本部や本部付隊、警備小隊等の円滑な活動の賜物であるとともに、本邦において我々の不在間、隊務を運営してくださる派遣元部隊の皆様のお蔭であると感謝しています。

 第6次要員の活動も後期になりますが、隊長要望事項である「心・技・体を大切に」「胸を張って帰国しよう」を具現できるよう小隊一丸となって活動に取り組んでいく所存です。 

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                    感謝と再確認
    派遣海賊対処行動支援隊(第2次要員)業務隊(補給整備3班長)(第1空挺団後方支援隊本部)

            
                  2等陸尉 千野 智弘
              
  
      班員と設備の点検をする千野2尉            各国軍とスポーツの交流 

 このたびの派遣にあたり私は、補給整備2班(以下「補整2班」という。)の班長を拝命し、ジブチでの任務に励んでいます。補整2班は、陸上自衛隊の保有する火器や車両といった物品の管理業務、活動拠点内外の輸送業務のような兵站を所掌する班です。

 また、派遣海賊対処行動支援隊業務隊において唯一、陸上自衛官が班長となるポストであるため、重要な役職と認識しております。 初の海外勤務及び初の兵站統制業務であり、業務要領の不徹底等で補整2班の仲間に迷惑をかけてしまうこともありますが、補佐・意見具申してくれる彼らに非常に感謝しています。

 同時に、本邦で私の留守中に業務を代行していただいている同僚の方々、家を留守にする間、家事・育児に奮闘する妻及び自衛隊を理解してくれている両親に対し、只々頭が下がる思いです。

 習志野駐屯地で共に勤務している仲間のもとを、また「日の本」を離れジブチで過ごすことにより、彼らの存在の大きさ、日本国民及び日本国の素晴らしさを再確認することができました。

 この厳しくも素晴らしい任務を与えてくださった空挺団後方支援隊のため、より多くのことを学び、血肉にして補整2班の皆で日本の地に帰ることができるよう、所命必遂、日々進化、奮起して勤務していきたいです。

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                施設活動における安全確保
       南スーダン派遣施設隊(第6次要員) 第2施設小隊(第分隊長) (第5施設隊)

  
      陸曹長 吉村 大介                細部位置を指示する 吉村曹長

  南スーダン派遣施設隊第6次隊要員として派遣され、早いもので5ヶ月が経過し、この間、ジュバ市近郊の道路補修などの様々な施設活動を通じて数多くの教訓を得ることができました。

 日本と環境が異なるここ南スーダンで「頻繁な検問」「車両の通行マナー」「住民感情」「猛暑」などの特性があります。あらゆる角度からの状況を予測し、いつ何が起こっても対処できるように、隊長の要望事項でもある「無事帰国」を最優先に考え、作業の指揮と安全管理を両立させることが、派遣間の任務遂行上、必要なだと考えています。

 また、活動部隊の安全対策に欠かせないのが警備小隊との密接な連携です。活動地域内の警備はもとより、交通統制、車両・資器材の監視等、活動部隊が施設活動に集中できるよう安全を確保してくれています。

 現場では作業開始前に隊員全員で認識を統一し、特に安全管理の徹底として「作業地域内の全隊員に各組の行動を承知させるよう報告すること」「作業に没頭せず常に周辺の状況を確認すること」「危険と判断した接近車両等は全員に伝達すること」「熱中・脱水症状の兆候を早期に発見すべく隊員相互に観察すること」など、作業現場・状況に応じた注意を喚起し、各種事故の未然防止に努めました。

 「隊員一人一人が安全係の意識を持て」とよく耳にしますが、分隊長と隊員が常にこの言葉を意識して行動しなければならないと感じています。 引き続き、様々な状況に応じた具体的な危険見積に基づく安全対策を講じて、「任務を完遂して無事帰国」できるよう任務に邁進していきたいと思います。

 最後に、第5施設隊の隊員及び留守家族など多くの方々に支えられ、励まされていることに感謝致します。

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               アフリカの暑さに負けず
       南スーダン派遣施設隊(第6次要員)衛生救護陸曹(北部方面衛生隊第101野外病院隊)

            
                   2等陸曹 原 貴洋

  
     医務室の受付業務をする 原2曹            MTC地区の防疫をする 原2曹

 私が、6月18日に南スーダン派遣施設隊第6次要員として日本を出国してから、早や5ヶ月が経過しました。私だけでなく、多くの要員が感じている事と思いますが、日々の業務を黙々と遂行しているうちに「あっ」という間に過ぎた5ヶ月でした。  

 当初、雨季と聞いていたため、短い時間でもほぼ毎日のように雨が降るのかと想像していましたが、イメージとは異なる気候でした。暑さに関しては、屋外での作業では汗はかきますが個人的にはさほど暑くなく「アフリカと言ってもこんなものか。」と高を括っていました・・・が、そんな訳はありません。

 特に最近は乾季に近づいているせいか、朝から日差しが痛いほどに強くなってきています。 また、季節の移り変わりも分かりにくいと思っていたのですが、目にする虫や飛来する鳥の種類、日の出と日没の時間が少しずつ変化しているのに気付くと、「季節が変わっているのだな」と感じます。  

 私が、この派遣間で、ひとつ残念に感じたことは、数少ない宿営地外の活動で現地の人達や他国の国連関係者が、気軽に話しかけてきてくれても、上手く英語で話せないことです。現地の人達はとても気軽に話しかけてくる人が多いので、色々話せればもっと楽しかっただろうと思いました。

 私は衛生科隊員として勤務しておりますが、これまで大きなけがや病気をした隊員がいないことにとても安心しています。 最後まで全員が無事に帰国できるよう、残りの期間も気を緩めず、そして、私自身もアフリカの暑さに負けることなく、隊員の施設活動や健康管理を支援していきたいと思います。

会報129号(4)(27.1.1)エア・フェスタ浜松・入間航空祭

                  エア・フェスタ浜松

      

平成26年9月28日航空自衛隊浜松基地で「エア・フェスタ浜松2014」が開催され、約10万4000人が歓喜の声を上げた。

                   エア・フェスタ浜松のスナップ

  

  

  

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                  入間航空祭

       

 平成26年11月3日航空自衛隊入間基地で、第46回入間航空祭が開催され、約29万人の来場者でにぎわい、展示飛行に喝采を送った。

                     入間航空祭のスナップ
  

  
     

会報128号(1)(26.10.1)

                自 衛 隊 の 動 き 
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                    現場での感想
      南スーダン派遣施設隊(第6次要員)第2施設小隊(器材班長) (第5施設隊)

  
       1等陸曹 遠藤 公路              作業位置を指示する遠藤1曹

 私は、第6次要員の先発として、5月23日に日本を出発し、24日に南スーダン共和国の首都ジュバ市にある日本隊宿営地に到着しました。  
 第5次要員から、着隊教育を受け、業務内容の申し受け等を実施し、活動現場の確認をしました。その際、納入予定のマラム(現地採取土)が納入されず、作業が遅れるという状況に遭遇し、更にそれが日常茶飯事と聞いた時は「さすが大らかな土地柄、アフリカだな」と感じました。  
 道路補修の際に使用するマラムは、土まじりの砂利で、締め固めて乾燥させると最高に良い土質なのですが、水に弱く、水溜まりなどをそのままにしておくと軟弱な土質となるため、路面に水が溜まらないようにグレーダーによる整地と、水抜きが欠かせません。
 また、活動中は様々な場面に遭遇します。たとえば掘開する場所によっては、1mぐらい掘ると水が湧いたり、「砂利を降ろすのはここじゃない」「No!STOP!!」と言っても上手く伝わらずに、砂利を降ろして去っていく現地のダンプ運転手、また時には予期せぬ場所で頭から尻尾まで1mぐらいのトカゲが目の前を横切ったり(笑)・・・等々。
 6月16日の指揮転移から本格的に施設活動を開始し、まだまだ始まったばかりですが、正確に通じているか不安な英語による調整も、身振り手振りで現地の方々や、各国職員・軍人とコミュニケーションをとりながら頑張っていきます。
 我々が留守の間、第5施設隊の皆様には、勤務や家族の支援等本当に感謝しております。「皆の支えがあるからこそ任務に邁進できる」ことをしっかりと心に刻み、今後も健康管理には気をつけ、班員と共に力を合わせ一件の事故も無く、任務の完遂に努めたいと思います。

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                器材班一丸となり任務に邁進!
         南スーダン派遣施設隊(第6次要員) 第1施設小隊(器材班長)(第5施設隊)

  
       1等陸曹 中嶋 幸一                無線で調整する中嶋1曹

 第1施設小隊器材班長として、南スーダンに派遣されて約2カ月が経過しましたが、毎日が充実していて、とても短く感じた2カ月間でした。
 第5次要員から任務を引き継いだ我々は、国連施設内外の道路補修や排水整備を実施していますが、やはり慣れない土質と気候に苦労しています。
 土の種類は、現地採取土の「マラム」と呼ばれる赤土と「ブラックソイル」と呼ばれている黒土があり、どちらも天候に左右され易い土質です。特に「ブラックソイル」は曲者で、乾けばカチカチに固まってしまい、降雨など少しでも水を含むとベタベタの軟質に変化してしまいます。この土の特性を考慮しつつ、いかに施設活動をするかが、勝負になります。
 更に我々を悩ませるのが、雨季の時期です。急なスコールと灼熱の太陽が、「ブラックソイル」の特質を発揮させ、施設活動を難しくさせる現状です。それでも、私達、器材班全員は一致団結し、一丸となってこの状況に立ち向かっています。
  私達は、いかなる気象や土質にも負けることなく、心・技・体を大切にして、胸を張って帰国できるよう、残りの約4ヶ月を頑張っていきたいと思っています。
 最後に私達を送り出し、留守を預かってくれている第5施設隊の皆様と我が家を守ってくれる家族に対して、感謝の気持ちを忘れることなく、引き続き任務に邁進していきます。

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                    南スーダンでの生活
      南スーダン派遣施設隊(第6次要員) 第1警備小隊(警備隊員 (第6普通科連隊第3中隊)

  
      2等陸曹 奥山 厚志            活動現場に向けて宿営地から出発する奥山2曹

 早いもので、私が南スーダンに来て2ヶ月が経ちました。こちらに来て、まず始めに感じたのは、やはり暑さでした。北海道とは違い、立っているだけで汗がダラダラ垂れて来るような感じで「これがアフリカか!」と実感しました。
 今は、気候にも多少慣れてきましたが、やはりここはアフリカ、「ウヒャー暑い!」と思うことが多々あったりします。  
 我々、日本隊宿営地の前には国内避難民の人達が生活しています。私は、国内避難民の人達は疲れて元気の無い感じなのかと想像していたのですが、思っていたよりもずっと元気で明るく、挨拶をすれば笑顔で挨拶を返してくれて、やはり想像と現実は違うものだと実感しました。
 特に、子供達はとても人懐っこく、任務に就いている時も気軽に寄ってきて話しかけてきます。ここで、いつも残念に思うのが 子供達の言っていることが、正確にわからないことです。この時ほど、「もっとしっかり英語を勉強しておけば良かった」と、思います。
 最近はオーストラリア軍の方が教えてくれる英語教室に行き、少しづつですが、英語が理解できる様になった気がしています。  
 また、私は警備小隊で勤務していますが、警備任務は、常に緊張感をもって勤務しています。日本における訓練の時から、集中し緊張感をもって訓練を、行ってきたつもりでしたが、訓練と実際の任務では緊張感が全然違うものだと、こちらに来て感じています。ですが、任務から帰って来た時の安堵感と達成感は、訓練の時より大きく感じられ、日々、充実感に満ちてメリハリのある生活を送れていると思います。  
 ここは、日本と時差が6時間あるので、任務終了後、携帯電話のメールに子供の写真が送られてきている時などは、とても励みになります。家庭のことは出国するにあたり心配なこともありましたが、離れてみて家族のありがたみを再認識しました。
 帰国までの期間はまだありますが、信頼できる仲間達と頑張っていきたいと思います。

会報128号(2)(26.10.1)

             平成26年度富士総合火力演習
             
 8月21日「平成26年度富士総合火力演習」を取材した。  昼間は学校予行で、一般入場者を含め約二万五千人が来場、戦車砲の大きな音に驚きの声を上げた。
 夜間は学生の教育が主眼で、暗視装置を使用した射撃、各種照明弾を使用した射撃及び夜間の防御戦闘要領の演習が行われ約四千人が感嘆の声を上げた。
                     
              
                     10式戦車の勇姿

        
                    夜間射撃(弾閃光)



127号(26.7.1)自衛隊関連記事

              中国軍戦闘機、自衛隊機へ接近
                中国軍機による自衛隊機への接近について
 6月11日(水)午前11時頃から12時頃にかけて、東シナ海の公海上空において、航空自衛隊のYSー11EB及び海上自衛隊のOPー3Cが、中国軍の戦闘機Su―27×2機による異常な接近を受けるという事案が発生した。 なお、領空侵犯は発生しておらず、自衛隊機及び隊員への被害はない。

             
         中国軍の戦闘機Su-27(本文及び写真については防衛省ホームページより)
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                  空自静浜基地航空祭
                   平成26年5月25日(日)
 航空自衛隊創設60周年記念静浜基地(静岡県焼津市)航空祭2014を取材した。  来場者は3万2千人であり、飛行展示は、静浜基地所属のT―7(11機)を始めとする8機種、21機、地上展示は、陸、海、空のヘリコプターなど10機種及び人気のT―7jr6台であった。 静浜基地司令は、「これからも日本の平和と安全に寄与できるよう、全力で任務に邁進してまいります。」と表明している。

 
           救難展示                   ヘリと記念撮影
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                自 衛 隊 の 動 き 
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                 民軍連携担当者として
    南スーダン派遣施設隊(第5次要員)隊本部第3科連絡調整幹部 (中央即応集団司令部民生協力課)

     
       1等陸尉  境沢 樹           NGO職員等とIDP(国内避難民)の移動を支援

 私は派遣施設隊本部における民軍連携担当者として、国連・国際機関及びNGO職員等との連絡調整を行っています。  
 昨年12月に民族対立を背景とする抗争が発生し、南スーダン国内の情勢が悪化して以降、多数の南スーダン国民が国連施設内に保護を求めて来ました。国連は直ちにこれらの国内避難民(IDP)を施設内に受け入れ、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)職員に加え、各国連・国際機関、多数の国際NGO等がIDPに対する文民保護活動を開始しました。
 1月には周辺国の仲介により停戦合意が結ばれたものの、その履行状況は完全ではなく、国連施設内に設定した「文民保護エリア」には、現在も多数のIDPが避難しています。UNMISS、国連・国際機関及びNGO等の民軍アクターはこれらのIDPを身体的暴力から保護すること、すなわち「文民保護」を最優先課題として、その総力を結集し、文民保護エリアの警備、食糧・生活物資の配布、衛生環境改善等に当たっています。
 派遣施設隊も文民保護エリア構築等の施設活動、避難民に対する給水、医療支援等を通じて、国連の行う文民保護に大きく貢献しています。 現在、南スーダン国内の各国連施設には、合計で約7万人のIDPが所在していますが、彼らを保護・支援する民軍アクターは圧倒的に不足しており、文民保護という共通目的達成のため、組織の垣根を越えて協力・連携することがこれまで以上に求められています。
 国連・国際機関、NGO等との連絡調整に当たっては、派遣施設隊の活動が、円滑かつ効果的なものとなるように留意することはもちろんのこと、相手の組織、文化や考えを十分に理解・尊重しつつ協力・連携して、各文民アクターによる活動と継ぎ目のない相互補完的な活動が指向できるよう、今後も職務に邁進していきたいと思います。
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                       任務完遂
   南スーダン派遣施設隊(第5次要員) 分遣隊第2施設小隊第1分隊副分隊長 (第3施設大隊第1中隊)

     
        3等陸曹 北村 守               事務所で業務を行う北村3曹

 私が、南スーダンに派遣されてから、早4ヵ月が過ぎました。 私にとって初めての海外派遣は学ぶことが多く、とても貴重な日々となっています。
 私は施設学校において、中級鉄工という配筋や溶接を専門に行う教育を受け、その教育において修得した技術を使い、今回は、施設小隊で副分隊長として派遣準備段階から、溜桝の枠組みを作成し、雨季に向けた排水溝整備に活かしています。
 また私の所属する、施設小隊の任務は多種多様であり、器資材等も日本とは違いますが、日頃の訓練等で培った知識・技術を活かし、現地にある資材を利用して、より良い物を作るように心掛けています。
 日本とは違った環境下で、創意工夫しながら作業を進めることで視野が広がったように思います。この経験を日本に帰って、部隊における勤務に活かしたいと思います。
 最後に、私が日本から遠く離れた南スーダンの地で、任務に邁進できるのは、日本で留守を預かってくれている部隊の方々、そして家族のおかげです。部隊の方々、家族に対して感謝の気持ちを忘れることなく、最後まで全力で頑張りたいと思います。                  
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                    部隊への貢献
      南スーダン派遣施設隊(第5次要員) 派遣警務班警務陸曹 (第133地区警務隊)

       
       3等陸曹 森分 亨輔             交通統制前の状況を確認する森分3曹

 私は、派遣要員として指定される1カ月前に、陸曹普通英語課程を卒業しました。
 要員指定の話を聞いた時は、英語課程で学んだ知識等を早速活かすことができると、喜びました。
 実際に私が南スーダンに来て、各国の軍人、職員そして国連憲兵の方々と会話をする中で、各国独特の訛りのある英語に接し、最初は戸惑いましたが、日を重ねるうちに徐々に慣れてきました。
 現在は、私の英語も派遣施設隊と各国の部隊との「懸け橋」となっており、充実した毎日を送っています。  
 また、南スーダンでは、交通事情が日本とは異なり、信号機が無く、道路交通法等の法規が細かく定められていないため、それぞれのドライバーが思いのままに運転をしているように感じます。
 その中で、部隊の通行の安全を確保するための交通統制や、国連憲兵へのアクシデントレポート提出等の貴重な経験をし、私の警務官としての識能を高めることもできて大変充実しています。  
 本活動を通して私の警務官としての識能を高めることにより、部隊への貢献にも繋がっているということに気付きました。残りの派遣生活も全力で頑張ろうと思います。

     

会報126号(26.4.1)空自事務官等退職者合同送別会

    平成25年度航空自衛隊関東地区事務官等合同送別会

             

 平成26年3月19日、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で空自関東地区事務官等合同送別会が開催された。
 今年度の事務官等の定年退職者は、航空自衛隊全体で74名、関東地区で35名、沖縄返還、札幌冬季オリンピック、ソ連のミグ25戦闘機の函館空港強行着陸などがあった昭和40年代後半から50年代前半に、当時の防衛庁・自衛隊に入隊した方々である。
 関東地区事務官等合同送別会は、昭和42年から実施されており、今回は46回目の開催で、航空自衛隊事務官等の伝統ある主要行事となっている。  
 合同送別会には、齊藤航空幕僚長を始めとして、300名を超える人が参加し、 各々退職者の永年の苦労をねぎらっていた。

会報125号(1)(26.1.1)陸自冬戦競ソチ五輪代表等決定

        (2月にロシアのソチで開催)
       専守のオリンピックに向けた抱負

 クロスカントリースキー(1月20日決定)
               バイアスロン(男子:1名・女子:4名 決定
     クロスカントリ           バイアスロン           バイアスロン
                  
  吉田圭伸 3等陸尉   井佐英徳 2等陸尉   小林美貴 2等陸曹
   (北海道音威子府村出身)       (新潟県小千谷市出身)     (新潟県十日町市出身)

☆オリンピックは、出場するのみでなく、戦うオリンピックにしたいと思っています。入賞を目標に、自分の持っている力を信じ、しっかりと出し切りたいと思っています。(吉田3尉)
☆今の力を出し切り、ソチに向かいたい。(井佐2尉)
☆今まで努力してきたことをすべての力を発揮できるように頑張ります。(小林2曹)

      バイアスロン           バイアスロン           バイアスロン
                  
 鈴木芙由子 3等陸曹   鈴木李奈 陸士長    中島由貴 陸士長 
    (秋田県北秋田市出身)       (北海道美幌町出身)      (新潟県十日町市出身)

☆確実に今の自分以上の自分でオリンピックに臨むため、一日一日成長できるような過ごし方をする。(鈴木3曹)
☆オリンピックという舞台で自分のベストを尽くし、平常心で向かっていきたいです。(鈴木士長)
☆スキーと射撃すべてに対して、自分らしいパフォーマンスをしたいです。(中嶋士長)

     

●会報125号(2)(26.1.1)中央追悼式

          平成25年度自衛隊殉職隊員追悼式
              
                       追悼式の佃会長

 平成25年10月26日「平成 25年度自衛隊殉職隊員追悼式」が防衛省講堂で執り行われた。  
 自衛隊殉職隊員追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するために防衛大臣の主催により、昭和32年から執り行われているものである。  
 顕彰者数は、9柱(防衛医科大学校1柱、陸自5柱、海自3柱)である。  
 顕彰者数累計は、警察予備隊以降、平成25年度追悼式まで、1,840柱(陸自1010柱、海自402柱、空自403柱、その他25柱)である。  
 参列者は、安倍内閣総理大臣、現職及び歴代防衛大臣、遺族等であり、全国防衛協会連合会からは、佃和夫会長が参列した。
     

●会報125号(3)(26.1.1)東京都追悼式

          平成25年度東京都殉職隊員追悼式
              
                    渡邊理事長追悼の辞

 平成25年11月8日陸上自衛隊練馬駐屯地体育館において、殉職隊員の冥福を祈る平成25年度東京都殉職隊員追悼式(参列者約420名)が行われた。  
 執行者は、第1師団長反怖謙一陸将で、主催は、自衛隊東京都遺族会である。  
 追悼式は「開式の辞、拝礼・黙祷、追悼の辞、献花、追悼電文奉読、ご遺族代表挨拶、拝礼、弔銃、閉式の辞」の順で行われた。 
 東京都防衛協会は、本部から渡邊元旦理事長及び松本謙一事務局長が参列し、あきる野市秋川地区、あきる野市五日市、板橋区、江戸川区、青梅市、国立市、杉並区、世田谷区、立川市、千代田・中央、豊島区、西東京市、練馬区、八王子市、東村山市、日野市、日の出町、福生市、瑞穂町の各防衛協会会長等が参列した。
 また、渡邊理事長が東京都防衛協会を代表し、92柱(陸44柱、海21柱、空27柱)の御霊に謹んで追悼の辞を捧げた。  
     

●会報125号(4)自衛隊東京地本

      自衛隊東京地方協力本部創立57周年記念行事開催
             
                    記念式典の高田本部長

 自衛隊東京地方協力本部(本部長高田克樹陸將補)は、平成25年11月23日創立57周年記念行事を防衛省本省庁舎で執り行った。  
 記念行事は、感謝状贈呈式、記念式典、記念演奏会、記念祝賀会の順で行われた。
 記念演奏会は、海上自衛隊東京音楽隊が演奏を行いヴォーカリストの三宅由佳莉3等海曹の美しい声が防衛省講堂に響きわたるなど、参加者は演奏会を楽しんでいた。
 高田本部長は「これまで以上に都民の皆様及び関係者各位との絆を深め努力精進することを改めて決意している」と表明した。

●124号(25.10.1)冬季戦技教育隊

       ソチオリンピック代表を目指す自衛官
         陸上自衛隊冬季戦技教育隊

 来年2月ロシアのソチで開催予定の第22回冬季オリンピック(ソチオリンピック)の代表を目指して厳しい訓練をしている自衛官がいる。  
 彼等は、北海道札幌市にある冬季戦技教育隊(通称:冬戦教)の自衛官である。 冬戦教は、陸上自衛隊で唯一、オリンピックでのメダル獲得を目指し、日々鍛錬を行う冬季訓練専門の部隊で、冬戦教隊長の平田雄嗣1等陸佐は、「冬季戦技教育隊一同、ソチオリンピックでの目標達成に向けて一丸となり、邁進していきますので、皆様の熱い声援、ご協力をよろしくお願いします。」と熱く抱負を述べている。  
 今回、ソチオリンピック代表を目指す自衛官の言葉を取材したので、頑張れの気持ちを込めて紹介する。 皆様の日常生活の糧ともなる言葉もあることと思う。
 なお、「Ⅰ」は「オリンピック参加に伴う抱負」、「Ⅱ」は「選手にとって支援の大切さ」、「Ⅲ」は「気持ちの安定、気持ちがぶれないようにする心掛け」、「Ⅳ」は「食生活の配慮」の質問に対する回答です。
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                吉田圭伸 3等陸尉
            (北海道音威子府村出身) (クロスカントリースキー)
                   
Ⅰ 日々のトレーニングは、 オリンピックに出場し、活躍をするために行っています。クロスカントリーは注目度、期待度が高いと言える競技ではないのかもしれませんが、オリンピックで成績を残し、注目される競技にしたいと思っています。クロスカントリーの魅力をオリンピックの場で伝えたいと思います。
Ⅱ 様々な方からの支援、協力があってこそ競技をすることができています。一人ではどうしようもできないことはたくさんあります。支援や協力があれば、より一層頑張ることもできます。支援は欠かせないものです。
Ⅲ 目標を高く持ち、いかなるときもその目標を忘れないということです。目標をもち、強い気持ちで取り組めばつらい練習に励むこともできます。困難にも立ち向かうことができます。目標こそが自分自身のモチベーションを高めてくれ、さらに原動力になります。
Ⅳ 練習量に見合った食事をとるようにしています。また、時期に応じても量を調整しています。練習が激しい時期には、意識的にたくさん食事をとるようにし、休憩を必要とする時期には、食べ過ぎて太らないように減らすなどの調整をしています。シーズン中も間食をしすぎないことを意識しています。
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          井佐英徳 2等陸尉
               (新潟県小千谷市出身) (バイアスロン)
                   
Ⅰ 前回のバンクーバーオリピックではシーズン中の好調を維持できず、本番では過去オリンピック参加の中で一番悪い成績を出してしまい、期待していた方々へ申し訳ない気持ちだった。今回は、その悔しさを晴らすため、そして今までの経験を全て出して入賞を狙いたい。
Ⅱ 支援が大きな力になると思います。どんな競技でも選手一人で頑張っているのではなく支援・協力してくれる方々がいて頑張れると思います。
Ⅲ 自分に自信を持つために、普段のトレーニングから走力、フォームの確認をし、世界のレベルに近づけるために修正しています。射撃においても外した弾痕の原因と次に外さないための修正をし、自分のパフォーマンスの自信にしています。
Ⅳ 疲労を溜め込まないようにトレーニング後すぐに炭水化物・プロテイン摂取するとともに、栄養素は普段の食事からバランスよく体内に吸収させるようにしています。
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           永井順二 2等陸曹
                (北海道名寄市出身) (バイアスロン)
                    
Ⅰ 私は、ワールドカップや世界大会で活躍したいと、この競技を始めた。競技者にとってオリンピックは、最高の舞台であり、目標でもある。メダル獲得が大きな目標で、そのためには、参加枠1という枠を獲得しなければならない。前回大会は同条件であと一歩というところで出場することができなかったので、今回にかける想いは強い。
Ⅱ 私達の競技においては、支援はなくてはならないものであり、大きな力となる。 支援無しでは競技をすることすらできない。世界大会の会場は、ヨーロッパであり、遠征が必要であること。銃やスキー等、多くの用具を必要とする競技であること。監督、コーチ、ワックス、トレーナー、多くのスタッフを必要とし、多くの関係者の支えがあって成り立っている競技であること。応援がなければ続けられない過酷な競技であること。
Ⅲ 目標、目的を見失わない こと。そのためにも競技や生活面においても問題等あれば早期に解決するようにしている。その際、精神面でポジティブに思考することで気持ちの安定を図っている。
Ⅳ 食事については、常日頃から細心の注意を払っている。栄養に関する知識を身につけて、必要なものを最適な量、最適なタイミングで摂取するよう心掛けている。また、不必要なものを避け、ドーピングなどの禁止薬物も不注意で摂取しないようにしている。
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                 立崎幹人 2等陸曹
               (秋田県十和田町出身) (バイアスロン)
                    
 Ⅰ 「日本」を世界にアピー ルできるように、また、日 本でもバイアスロンが広ま るように好成績を収めたい。
 Ⅱ 多くの方に応援されているのだと、大きな後押しになると思います。
 Ⅲ 常に何のためにやってい るのかを考え、最初に思い 描いた良いイメージを忘れ ない。
 Ⅳ 食べ物については、今食べているものには、どのような栄養が含まれているのか、自分である程度わかるように努力している。不足しているものは、積極的に自分で摂るようにしている。
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           猪股和弥 3等陸曹
                (青森県黒石市出身) (バイアスロン)
                     
Ⅰ チャンスを自分のものに して、最大限の能力を発揮 する。
Ⅱ 組織、部隊、上司、同僚など多くの人達の支えによって集中し、頑張ることができている。たくさんの支援が結果を残すために必要なものであり、大きな力になっている。
Ⅲ 大会だからと特別なことをしない。練習時から大会と同じ考え方をしたり、しっかり集中して取り組む。(特に射撃トレーニング時)
Ⅳ 練習の量、質の強度が上がってくると体重が極端に減ってしまうので注意して栄養のあるものをしっかり食べるようにしている。間食を取り入れ1日5~7食を食べ、体が疲れにくくするように心掛けている。
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          小林美貴 2等陸曹
               (新潟県十日町市出身) (バイアスロン)
                     

Ⅰ 今までのスキー人生の経 験を最大限に活かして、上 位目指して挑戦する強い思 いを持って行きたいと思い ます。
Ⅱ 大きな力となると思いま す。自分自身の力だけでは、 限界があります。指導、サ ポート、応援など沢山の支 援のおかげでトレーニング に励めていると思います。
Ⅲ 勝ちたいという強い思い や目標、支えてくださって いる周りの沢山の人のこと を思い出すようにしていま す。また、この競技が好き だという気持ち、原動力を 大切にしています。
Ⅳ バランス良く摂取するよ うにしています。食事によって、トレーニング効果も大きく変わってくると思うので、体調、体の状態を考えつつ食べています。

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           田中友理恵 2等陸曹
                 (新潟県南魚沼市出身) (バイアスロン)
                     

Ⅰ 国の代表、自衛隊の代表 等ということを自覚し、自 分の可能性を信じて練習を 行い、本番でも自信を持っ て臨めるようにしたい。
Ⅱ 大きな力となると思います。応援してもらっている人がいることは、大きな力になる。
Ⅲ 日々の練習で自信をつけること。(練習の成果を実感しながら、次の課題に取り組む)目標を明確にして、目標に向かって取り組む。オンとオフの切り替えをうまく行う。
Ⅳ 3食バランスよく食べるようにしている。野菜不足にならないようにする。
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          鈴木芙由子 3等陸曹
               (秋田県北秋田市出身) (バイアスロン)
                    
Ⅰ 応援してくださっている 方々への恩返し、そして私達の仕事、存在する意味でもある、自衛隊のアピールができるくらい目立つ成績をだす。自分の中では、今までの大会結果も踏まえ、ワールドカップで必ず10位以内。オリンピックでも10位以内に入れるよう、そして表彰台が目標。
Ⅱ 支援の力はとても大きい。 自分のために頑張る、と思 うと、くじけそうになった 時、諦めてしまう時がある かもしれないが、応援して くださっている方々を思う と諦めるどころか、背中を 押して、力を与えてもらえ るから。
Ⅲ くじけそうになる時は沢 山あるが、この辛い練習、 辛い気持ちの時期全てが、 勝ち、様々な喜びを得るた めのものだ。必要なのだ! と考える。
Ⅳ バランスを考える。よく食べ、よく練習をすることが強くなることに必要と考え、食べるようにしている。
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          御処野光沙 陸士長
               (秋田県北秋田市出身) (バイアスロン)
                    
Ⅰ 自分の目標を達成するも のもありますが、今まで私 を支えていただいた人達へ の感謝の思いを結果として伝えたいです。また、オリンピックを最終目標とせず、これからの通過点となるように、オリンピックに参加したいと思います。
Ⅱ 支援は大きな力になると思います。なぜなら、沢山の方々が私たちのために力を貸してくれると思うと、自分のためだけでなく、その方々たちのためにも頑張ろうと思えるからです。
Ⅲ 短期・長期で書いた目標を見て振り返ったり、目標としている大会の映像を見たりしています。
Ⅳ 食生活は、バランスを1番大切にしています。そのために栄養ガイドブックなどを読んだり勉強するようにしています。

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           鈴木李奈 陸士長
                (北海道美幌町出身) (バイアスロン)
                    
Ⅰ オリンピックに出場した 際には、その舞台に臆することなく、自分のベストを尽くし、それがチームのためにもなってほしい。挑戦する楽しさを忘れず、レースで戦いたい。
Ⅱ サポート態勢が整ってい ることで、成績に繋がると 思う。逆に自分だけの力で は、トップになるというこ とが難しいと思う。
Ⅲ 人の言葉に左右されない。 信頼する人の話は聞くが自分の考えをしっかり持つようにする。
Ⅳ トレーニングに応じた量であったり、必要な栄養素を摂るように心掛けている。自分で調整できる週末の食事内容を見直すこと。
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           中島由貴 陸士長
                (新潟県十日町市出身) (バイアスロン)
                    
Ⅰ 20位以内が目標です。初めてのオリンピックなので、まずは選考会を確実に突破し、目標を達成させたいと思います。大舞台を思いっきり楽しんでから自分らしいレースがしたいです。
Ⅱ 支援は大変大きな力となると思います。一人では決してできないし、成り立たないので、いろんな方々の支援というのは、本当に私達、選手にとっては、とても大きな力になります。
Ⅲ 今までの練習日誌を見た り、思い出したりして、「こ れだけやってきたんだから 大丈夫」と言い聞かせて自 信に変えます。それから、 自分の好きなことなどをし て切り換えます。 
Ⅳ そこまでシビアになっている訳ではありませんが、食べすぎず、片寄りすぎずを1番に考えています。あと、筋トレ(ウェイトトレーニング)をした日やスピードトレーニングをした日は、それに合わせ摂取しなければいけないものを重視して食べるようにしています。

●121号(1)(25.1.1)自衛隊観艦式

      自衛隊があることの誇らしさを胸に刻んで
  
シルクハットを胸に当て答礼する野田首相と森本防衛相         観艦式に参加の艦艇

 平成24年度自衛隊観艦式が10月14日神奈川県の相模湾沖で開催された。  
 これは海上自衛隊創設60周年を記念したもので、野田佳彦総理大臣を観閲官に、森本敏防衛大臣を主催者として行われたものである。
 「守る この海・夢・未来」をキャッチフレーズに行われた観艦式には艦艇36隻、航空機23機、隊員8000人が参加した。  
 森本大臣長、島副大臣、大野政務官、金澤事務次官、岩﨑統合・君塚陸上・河野海上・片岡航空各幕僚長ら防衛省幹部が乗艦する護衛艦「くらま」に、野田首相がSH60K哨戒ヘリで着艦し、執行者の松下自衛艦隊司令官から概要説明を受けた後、正午に式が開始された。
 受閲艦艇部隊は、池田護衛艦隊司令官が座乗する旗艦「あきづき」を先頭に護衛艦、潜水艦、掃海艦艇、輸送艦、ミサイル艇などが単縦陣で接近した。舷側に乗員がずらりと並ぶ登舷礼で敬意を表す艦隊に、野田首相は手にしたシルクハットを胸に当て答礼した。  
 最後に10年振りに参加した米国、オーストラリア、シンガポールの艦艇が祝賀航行を行った。  
 続いて受閲航空部隊として、指揮官機のUP3C多用途機を先頭に海自の哨戒機、救難ヘリ、掃海・輸送ヘリ次々と上空を航行した。  
 その後受閲部隊は一斉回頭して訓練展示の陣形に遷り、5インチ砲の祝砲発射、護衛艦の戦術運動、潜水艦の急速浮上、艦載ヘリの発艦補給艦による洋上補給、エアクッション艦・ミサイル艇の展示や、P3Cによる対潜爆弾やIRフレアーの投下及び国産のUS1・US2救難飛行艇の展示が行われた。
 訓練終了後、野田首相は「この国に自衛隊があることの誇らしさを心に刻んでいる」と延べ、「部隊の力を磨き上げよ、果敢に行動する勇気を持て、信頼の絆を広げよ」との3点を要望した。  
 なお観艦式には事前訓練も含め約4万人が乗艦した。また海上保安庁からも巡視船が参加予定だったが、沖縄・尖閣諸島の警備などの任務から参加できなかった。

●121号(2)(25.1.1)自衛隊殉職隊員追悼式 

       遺志を受け継ぎ、任務達成に全力で臨む
            
                  野田総理も参列し厳かに追悼式  
 10月13日、平成24年度自衛隊殉職隊員追悼式が行われ、佃和夫会長が参加した。  
 同追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するために、防衛大臣の主催により、昭和32年から実施しているものである。
 9柱の殉職隊員(陸自3柱、海自3柱、空自2柱、機関1柱)で、累計は(警察予備隊以降、平成24年度追悼式まで)1831柱(陸自1005柱、海自399柱、空自403柱、その他24柱)である。  
 防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)で行われた追悼式に出席した野田佳彦首相は「尊い犠牲を無にすることなく、その遺志を受け継ぎ、我が国の平和と独立を守る任務を全力で果たし続ける」と弔辞を述べ、森本敏防衛相は「幾多の方々が旺盛な責任感の下、身の危険を顧みず任務の完遂に努め、志半ばにして、その職に殉じられた事実を、決して我々は忘れることがあってはなりません。御霊の遺志を受け継ぎ、自衛隊の任務達成に全力で臨む」ことを誓い、追悼の言葉を述べた。  
 式には、遺族の他、歴代防衛大臣等、防衛省・自衛隊高級幹部ほか協力団体役員ら合計約340名が参加し、献花台に白菊を手向けて殉職隊員の冥福を祈った。

●121号(3)(25.1.1)千鳥ヶ淵秋季慰霊祭

          千鳥ヶ淵で秋季慰霊祭
           
              玉串を捧げる岩崎統合幕僚長と君島陸上幕僚長  
 10月18日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、秋季慰霊祭が行われた。  
 これは(公財)千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会の主催により毎年行われているもので、今年は皇族は高円宮妃殿下が参列された。部隊は陸から第1普通科連隊、陸上自衛隊中央音楽隊、海から厚木・下総・館山各基地の部隊、海上自衛隊東京音楽隊 空から府中基地の部隊、航空中央音楽隊が参列した。  
 同墓苑には大東亜戦争における戦没者を本土周辺、満州、中国、フィリピン、東南アジア、太平洋・ソ連に分け、35万6千6百32柱の遺骨が安置されている。  
 また同墓苑は通年一般の拝礼が行われる他、例年5月には厚生労働省主催の拝礼式が行われ、一年を通じて各種団体の慰霊行事が行われる。施設自体は特定宗派の宗教性を帯びないため、環境大臣の許可を得て仏教・神道・キリスト教等の各種団体が行事を行っている。

●121号(4)(25.1.1)海外派遣で年を越す隊員達

             南スーダン
            
                    道路整備をする2次隊員  
 国連からの要請を受け、南スーダン共和国における国連南スーダン共和国ミッションに対し、国際平和協力法に基づき、南スーダン現地調整所要員および南スーダン派遣施設隊を派遣している。  
 現在は第3次要員として現地支援調整所として所長土屋 晴稔1佐以下約20名が、派遣施設隊として隊長持田将貴2佐(第9施設大隊長・八戸)以下約330名が昨年11月から12月かけ現地入りしている。  
 なお第2次要員の現地支援調整所の生田目徹1佐以下約20名及び派遣施設隊隊長の松木信孝2佐以下約330名は昨年末帰国してる。
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             ソマリア
            
                     商船を護衛する護衛艦  
 海賊が頻繁に出没する危険な海域であるソマリア沖・アデン湾での、各国船舶の安全に航行させ、わが国関係船舶を海賊行為から防護するために、第2護衛隊司令丸澤伸二1佐麾下の護衛艦「まきなみ」、艦長大鋸寿宣2佐・乗員約180名及び護衛艦「ゆうぎり」、艦長加治勇2佐・乗員190名からなる第13次派遣海賊対処行動水上部隊及び森脇仁1佐以下の第11次派遣海賊対処行動航空隊を派遣中で、護衛艦による民間船舶護衛やPー3C哨戒機による海賊の確認作業を実施している。  
 ジブチの活動拠点にはPー3C警備などのための陸自部隊も派遣されている他、護衛艦には海上保安官8名が同乗している
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             ゴラン高原
        
                   日の丸と国連旗を掲げて
 平成8年2月以来、シリア、イスラエルの間で緊張状態が続くゴラン高原の安定に寄与するため、国連兵力引き離し監視隊として長期にわたって部隊の派遣を継続中で、9月現在延べ約1500人となる。  
 派遣は、司令部要員と輸送部隊である。  
 輸送部隊は現在第33次要員で隊長南條衛3佐以下43名が活動に必要な物資の輸送、道路の補修、除雪などを行っており、食料品の輸送や物資の保管、重機材の整備や消防活動、除雪、道路の補修など、その活動は多岐にわたっている。  
 司令部要員は第16次要員となり、わが国のPKOの最長記録を更新中である。
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              しらせ
            
                「しらせ」から昭和基地への物資輸送  
 昨年11月から本年4月まで、海上自衛隊は砕氷艦「しらせ」により第54次南極地域観測協力を実施中。  
 海上自衛隊が南極地域観測協力を担当することになったのは昭和40年からであり、初の任務には砕氷艦「ふじ」が就いた。  
 現在の「しらせ」については今回で4回目の協力で、艦長松田弘毅1佐以下乗員約170名が参加。  
 協力内容は、往復で54次及び53次越冬隊員等、延べ150名の人員輸送並びに観測機材及び設営資材等1488トンの物資輸送である。  
 その他、観測隊の計画する海洋観測等、艦上で行われる定常観測及び研究観測の支援、観測隊の計画する野外観測における人員及び機材等の空輸、昭和基地における建設作業等の支援を実施する
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              ハイチ
            
                    瓦礫を処理する施設部隊
 大地震後のハイチの復旧・復興を支援するため、平成22年2月以降、国連ハイチ安定化ミッションとして施設部隊を派遣中であったが、第7次隊、隊長菅野隆1佐以下約300名は任務終了に付き昨年末に帰国した。  
 ハイチには2年半にわたり延べ約2200名が派遣され、首都ポルトープランス市を中心に道路補修、国境道の整備、瓦礫の除去、小学校や病院など公共施設の解体、敷地造成など約200件の活動を実施した。  
 また他国軍との協力も盛んに行われた。  
 帰国にあたり、その撤収支援のため神成健一1佐以下約45名が昨年10月派遣された。  
 撤収支援隊は補給統制本部、関東補給処の隊員が主力で、装備品の仕分け、洗浄、通関手続き、船舶への積載を行う。  
 現地にはトラックやトレーラーなど車両約110両の他、油圧ショベルやドーザーなどの施設機材等が約40両があるが、施設機材等はハイチに譲与される方向である。

120号(1)(24.10.1)自衛隊体育学校            

    オリンピック閉幕 自衛官選手大活躍
 
      米満3尉 金メダル                    小原1尉 金メダル
 
       湯元2尉 銅メダル               清水3尉 銅メダル
 7月27日から8月12日まで開催されたロンドンオリンピックは、自衛官選手が金メダル2個、銅メダル2個を獲得したほか、水泳でも入賞するなど大活躍をした。
○レスリングフリースタイル66㎏級、米満達弘3尉は決勝でインドのスシ・クマールを破り金メダルを獲得した。特に2ピリオドでの相手を高々と持ち上げマットに叩きつける豪快な勝利は自衛官選手の面目躍如たるものがあった。
○レスリング女子48㎏級、小原日登美1尉は51㎏級の世界王者であったが、オリンピックにこのクラスの競技がないため48㎏級に変更、初出場ながら見事金メダルを獲得した。(会報前号に関連記事)
○レスリングフリースタイル55㎏級、湯元進一2尉は3位決定戦でブルガリアのR・ベリコフを破り銅メダルを獲得した。惜しくも同じく60㎏級に出場した双子の兄との兄弟揃ってのメダル獲得はならなかった。
○ボクシングバンタム級、清水聡3尉は1・2回戦とも逆転で勝利したが、準決勝は地元イギリスの選手に完全アウェー状態で敗れ、ボクシングは3位決定戦がないため銅メダルを獲得した。なおボクシングにおいてメダルを獲得したのはメキシコオリンピック以来、44年ぶり。
○水泳200㍍個人メドレー、高桑健2尉は最後の自由形で追い上げ、ドイツ、イギリスの2選手を抜いて6位入賞した。
○ボクシングフライ級、須佐勝明2尉は1回戦敗退。
○ボクシングウエルター級、鈴木康弘3尉は2回戦敗退。
○レスリンググレコローマン66㎏級、藤村義2曹は2回戦敗退、13位。
○ライフル射撃、谷島緑2曹はライフル50㍍伏射、エアーライ10㍍、ライフル50㍍3姿勢いずれも予選敗退。 ○競歩50㎞、山﨑勇喜2曹は18㎞付近で3回目の警告を受け、まさかの失格。
○近代五種、富井慎一3曹は日本人初の入賞叶わず敗退、22位。
○近代五種、山中詩乃士長は射撃とランのコンバインドで8位となるも敗退。
○なおこの他、小西ゆかり予備2曹(飛鳥交通)がエアピストルに)出場したが、31位で予選敗退した。

               オリンピック参加自衛官
     
             前列左から湯元2尉、小原1尉、米満3尉、清水3尉。
    後列左から鈴木3尉、藤村2曹、谷島2曹、山中士長、須佐3尉、高桑3尉、富井3曹、山﨑2曹
                   写真提供:自衛隊体育学校

●120号(2)(24.10.1)富士総合火力演習

        島嶼に侵攻する敵を撃破
         
               一斉に発煙筒を放った戦車  
 陸上自衛隊の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が8月26日東富士演習場で一般公開された。
 火力戦闘の様相を認識させる目的で昭和36年から始まった本演習は、今回で54回目となる。
 防衛大臣をはじめ政務官や、統合・陸・海・空幕僚長、、防大校長ら防衛省幹部、国会議員、更には17カ国の外国武官らと一般公募の来場者など合わせて約3万1千人が参加した。
 23日から行われた予行も含めた本演習は、富士学校長井上武陸将を担任官として富士教導団長市野保己陸将補を演習部隊長とし、人員約2400人、戦車や装甲車約80両、各種火砲約80門、航空機約30機の陸自の主要装備に加え、海自のP3C哨戒機と空自のF2戦闘機が参加した。  
 敵部隊の島嶼部侵攻に対し、陸海空の3自衛隊を統合運用するシナリオで行われた本演習は、奇しくも8月15日香港の活動家らが尖閣諸島への不法上陸した直後にあたり、防衛協会から参加した約1400名もそのリアリティある迫力に酔い痴れた。
 島嶼部侵攻の対処には、陸海空3自衛隊の一体運用が不可欠であり、海上自衛隊のP3Cが敵部隊の潜水艦・艦艇の動静を探り、航空自衛隊のF2戦闘機が対艦ミサイルで爆撃する。上陸を許した一部の敵部隊に対し陸上自衛隊の部隊が偵察から火砲射撃、突撃、敵部隊の制圧までの一連の作戦行動を披露した。  
 特に今年は、10式戦車の実弾射撃が初めて公開された。10式戦車は機動性、火力、防護力に優れ、高度なネットワークシステムが特徴であり、世界最高水準を誇る戦車である。 また、GPSを利用したヘリコプター型の無人偵察機(FFRS)も初めて公開された。

●120号(3)(24.10.1)海外任務、現地の声から(抄)

           警備隊(ジブチ) 塚本 博一 3曹
 8月初旬、ジブチ共和国は連日50℃を超える日々が続いています。今は断食月・ラマダンでありジブチは厳粛な雰囲気に包まれてますが、我々も自衛官として恥ずかしくないよう淡々と任務を遂行しています。  
 私は主に警護任務に就いています。ジブチ共和国で1日任務に服せば、日本では経験出来ないことをたくさん経験できます。また、環境・言語・宗教・風習の違う現地の役務の方々と仕事をすることは、その違いから苦労も多いのですが大きなやり甲斐を感じることができます。このように、現地の人々と仕事や行事を通じて交流することにより、相手のことを理解できるのみならず、日本人に対する良いイメージを付与するきっかけにもなると思います。日本人として恥ずかしくない行動を常に心掛けて、ジブチの方々に少しでも日本のことを好きなってもらえればと思います。  
 日本からの電話やメールにいつも励まされ、癒されて、毎日を乗り切ることが出来ています。日本に残っている人達に誇りに思っていただけるように、引き続き一日一日を全力で頑張っていきます。
            
                   役務とともに車両検索
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      隊本部(ゴラン高原) 生出 昌輝 2曹 
 ゴラン高原に来た当初は雪が降っていて、原隊の所在する北海道の景色とあまり変わらないという印象でしたが、6月に入り連日気温約40℃の猛暑が続き、北海道とは違うということを思い知りました。  
 私は会計業務と給養業務を担当しています。  
 会計業務は調達要望、会計書類の作成、資金請求及び関係諸帳簿の記帳です。情勢が不安定なためシリア側での調達がなかなか思うようにいかず、分遣班の要望物品の調達に苦労しました。また派遣当初は、道も業者もわからず、交通マナー(逆走、無理な追い越し等)の違いにも困惑する日々が続きました。1ヶ月程経つと、どうにか業務に慣れてきました。  
 給養業務はUNDOF司令部への糧食の請求、食事支給台帳の作成、各種報告文書の作成・送付及び追送品の仕分・配布です。給養業務は未経験のため、分からないことも多く、経験のある隊員に教わりながら業務を進めています。  
 帰国まであと1ヶ月余り、油断せず笑顔で任務を遂行し、感謝の気持ちを日々忘れず、無事に日本に帰国するその日までしっかり頑張りたいと思います。
            
                     糧食の調達

●119号(1)(24.7.1)自衛隊体育学校

      13人の戦死、イザロンドンへ!
 今月27日に開会式が予定されている第30回オリンピック競技会(2012/ロンドン)に、自衛隊体育学校から12名、埼玉地方協力本部から1名、計13名の自衛官が代表として出場、それぞれメダルまた入賞が期待されている。  
小原日登美 1陸尉  レスリング(青森県出身)     湯元 進一 2陸尉  レスリング(和歌山県出身)
米満 達弘 3陸尉  レスリング(山梨県出身)     須佐 勝明 3陸尉  ボクシング(福島県出身)
清水  聡 3陸尉  ボクシング(岡山県出身)     鈴木 康弘 3陸尉  ボクシング(北海道出身)
高桑  健 3海尉  水泳個人メドレー(静岡県出身)  藤村  義 2陸曹  レスリング(山口県出身)
山﨑 勇喜 2陸曹  陸上(競歩)(富山県出身)    谷島  緑 2陸曹  ライフル射撃(茨城県出身
富井 慎一 3陸曹  近代五種(愛知県出身)      山中 詩乃 陸士長  近代五種(高知県出身)  
小西ゆかり 予備2陸曹 ライフル射撃(埼玉県出身)飛鳥交通(株)
            
 今年のワールドカップ決勝戦でロシア選手にフォール勝ちする小原選手。同選手は、かって51㎏級で6度世界一に輝いたが、オリンピックにこの階級がないため引退。48㎏級の妹の引退に伴い、この階級でオリンピックを目指すべくカムバック。昨年・一昨年と世界選手権を連覇した。

●119号(2)(24.7.1)陸上自衛隊中央即応集団

     国の魁たるの気概を堅持し鍛錬努力する
 中央即応集団は平成19年3月28日に東京都練馬区に所在する朝霞駐屯地で発足し、今年で5周年を迎えた。
 創隊当初は第1空挺団、特殊作戦群、第1ヘリコプター団及び国際活動教育隊並びに司令部及び司令部付隊から編成されていたが、1年後には中央即応連隊、中央特殊武器防護隊及び対特殊武器衛生隊も新編された。  
 この間、国内においては12件の災害派遣を実施し、特に東日本大震災による原子力災害派遣では放水活動や除染所の運営、緊急住民避難支援等の活動を行った。国際活動においては、国連ネパール政治ミッションへの要員派遣を皮切りに、本年1月に部隊派遣した国連南スーダンミッションをはじめとする現在遂行中の任務を含め、13カ国に延べ約3000名の部隊及び要員を派遣した。  
 本年度末には、中央即応集団司令部及び司令部付隊は神奈川県の座間に移駐し、日米協力関係の更なる強化のため新たな役割を担うこととなる。  
 第5代目となる中央即応集団司令官山本洋陸将は、5周年にあたり、貢献のあった部外者8名に感謝状を贈呈するとともに、「引き続き、集団として現任務を遂行しつつ国の魁たるの気概を堅持し、国民及び国際社会の期待に十分応えるべく鍛錬努力する」と決意を語った。
            
                   山本中央即応集団司令官

●119号(3)(24.7.1)海外任務、現地からの声(抄)

      看護官(南スーダン) 野口 宣人 2等陸尉
 南スーダンでの任務は、派遣隊員が任務を完遂できるよう「健康面に関する環境作り」です。  
 まずスムーズな診療できるよう、例えば40℃を超える環境の中で任務を遂行している隊員が、熱中症等による体調不良を訴えた時は、医官の処置を予測し、速やかに治療が開始できるように先行的に準備し、医官の指示のもとに指示内容を治療を介助します。  
 当初応急的に開設した医務室では、プライバシー保護や医薬品の整頓は不十分な面もあり、診療の流れや勤務員の動線を考えた医務室内のレイアウト、勤務表など少しずつ改善し効率的に業務しています。  
 また常時砂が舞う環境では個人衛生の基本である手洗い、うがいは必須です。液体石鹸やうがい薬を設置するとともに、健康に不安な隊員を早期に把握し、早期受診を勧め、または相談に乗る等しています。  
 少人数ですが医師、薬剤師、看護師、救急救命士及び臨床検査技師など、各々が役割を理解し協力して健康管理をバックアップしています。衛生科は派手ではありませんが、各分野の医療専門職の地道な活動によって、派遣隊員の健康を守り、ご家族の安心を得ることでで南スーダンの発展に寄与できると思います。
                                    (対特殊武器衛生隊所属)
            
                 患者から健康相談を受ける野口2尉
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      通信幹部(ジブチ) 崎田 琢磨 2等陸尉 
 ジブチ共和国内の活動拠点で通信要員として、国際活動任務に従事しました。  
 ジブチには海賊の警戒監視に当たる航空機搭乗員、整備員、活動拠点等の警護員、司令部要員、そして衣食住及び各施設の運営・維持管理要員として海・陸自隊員が任務に服しています。  
 私は、6名からなる通信要員として、日本とジブチ活動拠点間の通信の確保及び通信システムの維持・運営等にあたりました。  
 海・陸自器材が混在し、実施上の根拠規則は海自のものであったりと、当初は戸惑もありましたが、一致団結し、お互いの知識・技能を補完し、切磋琢磨しながら業務を実施しました。  
 職務に違いはあれ、各隊員がそれぞれの持ち場で任務を完遂することで、警戒監視任務は達成されます。  
 日本から遠く離れた地でシーレーンを守ることが、日本の国益となり、愛する家族、友人のためになることに思いを馳せ、海・陸自衛隊の垣根を越え、一丸となって勤務できたこの経験は、自衛官として、また一人の男として、人生の大きな糧となりました。
                                        (第1空挺団所属)
            
                 電話回線を点検する崎田2尉(右)
     

●118号(24.4.1)南スーダンPKO

    南スーダン派遣国際平和協力隊、現地で活躍中
            
 国連からの要請を受け、南スーダン共和国における国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に対し、国際平和協力法に基づき、自衛隊は1月に先遣要員及び現地調整所要員を、2月に施設隊主力第1波を南スーダン派遣国際平和協力隊として派遣中である。  
 3月5日現在、南スーダン現地支援調整所長生田目徹1佐以下約30名及び南スーダン派遣施設隊長板間輝男2佐以下約180名を派遣中である。  
 3月下旬には施設隊主力第2波約30名をを派遣し、施設隊は合計210名となる予定である。これまでのところ物資及び派遣隊員は順調に到着し、ジュバでは宿営地の整備を行っている。  
 交代要員となる2次の派遣施設隊は330名程度が予定されているが、交代時期は未定である。
  
      宿営地での国旗掲揚式                 茫漠とした宿営地で測量

●117号(1)(24.1.1)航空観閲式

                   野田総理の訓示
          自衛隊はこの国の誇り
           
               野田総理に対す栄誉礼と各自衛隊指揮官旗
 航空観閲式が10月14日、航空自衛隊百里基地において執行された。  
 自衛隊記念日行事の儀式として、野田佳彦内閣総理大臣を観閲官、一川保夫防衛大臣を主催者、岩﨑茂航空幕僚長を実施責任者、片岡晴彦航空総隊司令官を執行者とし、人員約800名、車両約20両、航空機約70機の規模で実施された。  
 実施の目的は、内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、航空防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるというもので、陸上自衛隊及び海上自衛隊の協力の下、航空自衛隊の総力を挙げて実施するものであり、世界各国に例を見ない我が国独自の式典である。
 式典で野田総理は「自衛隊はこの国の誇りであり、この日本を、国民を守るために、さらなる精励を期待する」と訓示した。  
 なお航空観閲式は、平成8年から陸上自衛隊による観閲式及び海上自衛隊による観艦式とローテーションんを組んで3年おきに執り行われ今回で第6回を迎えるが、場所は、第1回からすべて航空自衛隊百里基地及び同周辺空域で実施されている。

●117号(2)(24.1.1)中央追悼式

             野田総理の弔辞
       震災復興と世界の平和のために全力を
           
                    弔辞を述べる野田総理
 10月15日、平成23年度自衛隊殉職隊員追悼式が行われ、佃和夫会長が参加した。  
 同追悼式は、任務遂行中に不幸にして職に殉じた隊員を追悼するために、防衛大臣の主催により、昭和32年から実施しているものである。
 顕彰者数は東日本大震災で殉職した2柱を含む9柱(陸自5柱、海自3柱、空自1柱)で、累計は(警察予備隊以降、平成23年度追悼式まで) 1822柱(陸自1002柱、海自396柱、空自401柱、その他23柱)である。  
 防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)で行われた追悼式に出席した野田佳彦首相は「尊い犠牲を無にすることなく、東日本大震災からの復旧・復興と世界の平和のために全力を尽くす」と弔辞を述べ、一川保夫防衛相は「不幸な事故を再び起こさないよう、今後とも最善を尽くす」と殉職事故の防止を誓った。  
 式には、歴代防衛大臣等、新遺族、殉職後10年目及び20年目等の遺族の他、防衛副大臣、防衛大臣政務官ほか合計約360名が参加した。

●117号(3)(24.1.1)戦没者慰霊祭

          千鳥ヶ淵で秋季慰霊祭
           
            高円宮妃殿下及び典子女王殿下をお迎えする陸海空の部隊
 10月18日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、秋季慰霊祭が行われた。  
 これは(財)千鳥ヶ淵戦没者墓苑奉仕会の主催により毎年行われているもので、今年は皇族は高円宮妃殿下及び典子女王殿下が参列された。部隊は陸から第1普通科連隊、陸上自衛隊中央音楽隊、海から横須賀地方隊、海上自衛隊東京音楽隊、空から入間基地の部隊、中部航空音楽隊が参列した。  
 同墓苑には大東亜戦争における戦没者を本土周辺、満州、中国、フィリピン、東南アジア、太平洋・ソ連に分け、34万8千余柱の遺骨が安置されている。  
 また同墓苑は通年一般の拝礼が行われる他、例年5月には厚生労働省主催の拝礼式が行われ、一年を通じて各種団体の慰霊行事が行われる。施設自体は特定宗派の宗教性を帯びないため、環境大臣の許可を得て仏教・神道・キリスト教等の各種団体が行事を行っている。

●117号(4)(24.1.1)正月は海外派遣任務中

                      ハイチ
 平成22年1月に発生したハイチ大地震災害に対する緊急の復旧、復興、安定化に向けた努力を支援するため、同年ハイチ派遣国際救援隊が派遣された。
 現在は、西部方面隊を中心に第5次要員(司令部2名、工兵部隊約350名)が活動している。
 部隊は、ドーザや油圧ショベル、クレーンなどの重機類を含む多数の車両を装備し、瓦礫の除去、難民キャンプの造成・補修作業、道路の補修作業、倒壊した行政庁舎の瓦礫の片付け、孤児院施設の建設といったハイチの復興・復旧のための活動を実施している。
            
                      5次隊の雄姿
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             ゴラン高原
 ゴラン高原派遣輸送隊は生活物資などを、イスラエル、シリア、レバノンの港湾、空港、市場などからUNDOFの各宿営地まで輸送している。  
 また、道路の補修や、山岳地帯での除雪などの後方支援業務を行っている。  
 更にインド部隊などと同一宿営地に居住し、隊員の給食業務などを共同で行っている。現在第32次要員43名が派遣されている。  
 司令部要員は3名で、輸送などの後方支援分野に関する企画・調整や広報や予算関連の業務を行っている。司令部要員は、1年交代で、現在16次の要員が派遣されている。
            
                 第31次隊と第32次隊の交代
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           ソマリア沖アデン湾
 この海域は、通年多数の日本関係船舶が通行し日本の暮らしを支える重要な海上交通路であるが、近年機関銃やロケット・ランチャーなどで武装した海賊による事案が多発・急増している。  
 海賊対処法に基づき、派遣海賊対処行動水上部隊(護衛艦2隻)が派遣され、船舶の護衛を実施するほか、派遣海賊対処行動航空隊(固定翼哨戒機2機)を現地(ジブチ共和国)に派遣して海賊の監視警戒を実施している。
 陸上自衛官が固定翼哨戒機やその装備品の護衛をしているほか、司令部要員としても活動しており、海外に派遣する部隊としては初めて陸海の統合部隊として編成されている。  
 現在は約580名の自衛官と8名の海上保安官が派遣されている。
            
                      海賊の警戒監視
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           東ティモール
東ティモールの騒乱に対応するために国際連合東ティモール統合ミッションとして派遣されている。 現在は軍事監視要員として中央即応集団司令部の自衛官2名を派遣している。
            
                 2次要員(中央)と3次要員
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            南極観測支援
 南極観測船「しらせ」は乗員約175名をもって、オーストラリア・パース近郊のフリーマントル港で第52次南極地域観測隊を乗せ、南極観測を支援中。
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            南スーダン
 23年暮れ、国連南スーダン派遣団司令部要員2名が派遣された。年明けに数十人の先遣部隊、2~3月には200名弱の施設部隊の派遣が予定されている。

115号(23.7.1)東日本大震災災害派遣             

「自衛隊支援」ページに掲載

●114号(1)(23.4.1)東日本大震災災害派遣

「自衛隊支援」ページに掲載

●114号(2)(23.4.1)平成22年度日米共同統合演習(平成22年12月3日)

                 我が国防衛のために
        自衛隊と米軍との連携を訓練
 自衛隊は、平成22年12月3日から同10日まで、自衛隊の基地等及び四国・九州・沖縄周辺の海空域において、平成22年度日米共同統合演習(実動演習)を実施した。  
 本演習は、我が国防衛のための日米共同対処に必要な自衛隊・米軍及び自衛隊相互間の連携要領を実動により演練し、共同統合運用能力の維持・向上を図ることを目的に、わが国周辺海・空域及び基地等において行われた。
            
                      日米艦隊の勇姿  
●統裁官:自衛隊は統合幕僚長折木良一陸将、米軍は米第13空軍司令官ハーバート・カーライル空軍中将  
●主要な演練項目等は、弾道ミサイル対処を含む航空諸作戦で、弾道ミサイル対処、島嶼防衛を含む海上・航空作戦、統合輸送、基地警備等、捜索救助活動を演練した。  
●主要演習参加部隊等は、防衛省・自衛隊側は、統合幕僚監部、陸上幕僚監部、各方面隊、中央即応集団、通信団、陸上自衛隊中央輸送業務隊、海上幕僚監部、自衛艦隊、各地方隊、航空幕僚監部、航空総隊、航空支援集団、航空教育集団である。米軍側は、第13空軍、第5空軍、第7艦隊、第94ミサイル防衛コマンド等である。
            
                   米空母を見守る海自隊員
 参加規模は自衛隊側は人員約34、100名、艦艇約40隻、航空機約250機で、米軍側は人員約10、400名、艦艇約20隻、航空機約150機の大規模なものとなった。  
 なお日米共同統合演習(実動演習)は、第1回目は昭和61年度に実施され、今回で10回目の実施となる。  
 演習終了後日米双方の統裁官から次のようなコメントが出された。
        日米双方統裁官コメント(抄)
 自衛隊と米太平洋軍は、今月3日から10日までの間、平成22年度日米共同統合演習(実動演習)を実施しました。
 本訓練は、わが国防衛のための日米共同対処に必要な自衛隊・米軍及び参加部隊相互間の連携要領を実動により演練し、統合運用能力の維持・向上を図ることを目的として、日米双方の主要部隊が参加し、所期の目標を達成して終了しました。  
 かかる訓練による自衛隊と米軍の緊密な連携強化は、日米両国の安全と繁栄及び地域の平和と安定の確保に不可欠な役割を果たしている日米安全保障体制の信頼性と抑止効果を維持、向上させるものであります。  
 本年は現行の日米安全保障条約の締結50周年という節目の年であり、その記念すべき年にこのように大規模な共同訓練が実施できたことは日米両国にとって極めて貴重な機会でありました。  
 自衛隊と米軍は、今後も日米共同訓練を充実させ、もって、強固な絆を維持しつつ、引き続き日米共同運用態勢の実効性の向上に努め、日本の防衛及びアジア・太平洋地域の平和と繁栄のために尽力して参ります。   
 平成22年12月10日          
                     統合幕僚長    陸将          折木 良一
                     米第13空軍司令官 空軍中将 ハーバート・カーライル
            
                  日米統裁官と主要スタッフ

●114号(3)(23.4.1)カンパ襲来災害派遣

               日本海側に年越し寒波襲来
         元旦早々の災害派遣
 
      立ち往生の車に給油支援               孤立集落のために道路の啓開
 日本列島特に日本海側は強い年越し寒波に襲われ、各地で大雪による被害が続出、米子駐屯地や出雲駐屯地では訓練始めや賀詞交換が災害派遣となった。  
 大晦日未明から鳥取県大山町の国道において、大雪のため乗用車等約1000台が立ち往生し、元旦に県知事からの災害派遣要請を受けた第8普通科連隊の延べ108名の人員が27両の車両で2日まで給油支援、除雪作業及び人員輸送にあったった。  
 同様に島根県松江市美保関町において、雪害に伴う孤立集落が発生し、県知事の災害派遣要請を 受けた第13偵察隊を基幹とする延べ88名の人員が29両の車両で孤立集落解除のための道路の除雪 を行った。
 
      立ち往生の車に給油と除雪              生活道路の除雪と雪崩の防止
 その後も寒波は何度も日本海側を襲い、1月末福井県越前市の国道において乗用車等約180両が立ち往生し、県知事からの災害派遣要請を受けた第14普通科連隊を基幹とする延べ482名の人員が116両の車両で除雪作業及び給油を含む物資輸送を行った。  
 2月に入っても新潟県魚沼市において雪害が発生、県知事の災害派遣要請を受けた第2普通科連隊を基幹とする延べ326名の人員が63両の車両で、公共施設等の除雪、生活道路確保のために道路上部の雪庇の除去及び雪崩危険箇所に雪堤の構築等を行った。

●114号(4)(23.4.1)海賊対処活動

    海賊が日本のタンカーを襲撃 海上自衛隊の展開海域以外
           
3月15日海賊対処に出港する「いなづま」、「さざなみ」  
 インド洋のオマーン沖を航行していた商船三井が運航するタンカー「GUANABARA」(5万7千屯、バハマ船籍)が海賊に襲撃された。  
 3月5日午後9時ごろ不審な小型船がタンカーに接近。タンカーは速度を上げて逃げようとしたが、同10時ごろ4人が乗り込んできた。  
 救難信号を出し、乗組員は船の避難室で待機。近くにいた米海軍やトルコ海軍の艦船が急行し、スピーカーで投降を呼び掛けたところ、翌6日午後5時20分ごろ投降に応じ、米海軍が自称ソマリア国籍の男4人の海賊の身柄を拘束した。乗組員24人は全員外国人で、怪我はなかった。  
 現場は、ソマリア沖で海上自衛隊が海賊対策を展開する海域の外だった。タンカーはウクライナから中国へ重油を輸送。油の流出はなく、自力航行に支障もない。  
 海賊の処罰は2009年7月に施行された海賊対処法では、船舶強奪などの海賊行為の罰則を無期または5年以上の懲役と定めており、初めての事例となる。  
 米軍は11日、4人の身柄をオマーンに寄港している海上自衛隊の護衛艦に引き渡し、護衛艦が海賊対策の拠点としているジブチまで運んだ。ジブチから日本への移送は、海上保安庁の航空機を使い、13日朝羽田空港に到着した。
 海賊が日本に移送されるのは初めてのことであり、起訴されれば、裁判員裁判の対象となる可能性 がある。

●114号(5)(23.4.1)札幌雪まつり支援

        240万人が札幌行きまつりを堪能
            
                極寒の中、大雪像を制作する隊員
 平成23年2月7日から13日まで第62さっぽろ雪まつりが大通会場、つどーむ会場、すすきの会場で開催され、全国から241万人を越える人々が楽しんだ。  
 なかでも陸上自衛隊北部方面隊の隊員、一日当たり約600名が制作した大通会場の大雪像「観光王国宣言!北海道」、「天壇 祈年殿」、「国宝 本願寺 飛雲閣」は、例年これを楽しみに全国から観光客も渡道しており、訪れた人々は期待通りの迫力を堪能していた。

●113号(1)(23.1.1)中央追悼式・戦没者慰霊祭

                    中央追悼式
       遺志を受け継ぎ、世界の平和に全力を尽くす
            
                    弔銃を斉射する儀仗隊
 佃和夫会長は平成22年度自衛隊殉職隊員追悼式に参加した。  同追悼式は10月23日防衛省慰霊碑地区(メモリアルゾーン)において行われたもので、顕彰者数は9柱(陸自4柱、海自5柱)であった。  
 自衛隊員は、国民の期待と信頼に応えるべく日夜精励し、旺盛な責任感をもって危険を顧みず、我が国の平和と独立を守る崇高な任務の完遂に努めてきたが、その中で、任務の遂行中に、不幸にしてその職に準じた隊員は1813人に達している。  
 防衛大臣が主催する同追悼式に参列した菅直人首相は「御霊の貴い犠牲を無にすることなく、遺志を受け継ぎ、わが国の平和と独立を守るという崇高な任務を全うするとともに、世界の平和に全力を尽くす」と弔辞を述べた。                         戦没者慰霊祭
      戦没者慰霊祭に陸・海・空の部隊が参列
            
                     捧げ銃する第1連隊
 10月18日千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、秋季慰霊祭が行われた。  
 同墓苑には通年、戦没者の慰霊の為、遺族会や遺骨収集団或いは自衛隊員、大学生や児童生徒など様々な人々が訪れている。  
 秋篠宮同妃両殿下をお迎えした同慰霊祭は晴天に恵まれ厳粛盛大に執り行われ、例年通り参列した陸上自衛隊中央音楽隊及び第1普通科連隊、海上自衛隊百里基地の部隊、航空自衛隊第4航空群の各部隊の音楽演奏と拝礼は、その整然とした行動によって式典が一層厳粛なものとなった。

●113号(2)(23.1.1)海外で新年を迎える隊員達

        ハイチ派遣国際救援隊
22年1月ハイチ共和国で起こったM7.0の地震は規模の大きさや政情不安定に起因する社会基盤の脆弱さが相まり、死者が20万人程に及ぶなど単一の地震災害としては、スマトラ島沖地震に匹敵する近年空前の大規模なものとなった。  大地震に関し、防衛省はまずハイチ国際緊急医療援助隊を同国レオガン市に派遣した。診療者数は累計で約3千人に及んだ。  その後救援活動は、約350名からなる陸上自衛隊のハイチ派遣国際救援隊に引き継がれた。  同隊は土木重機類を含む多数の車両を装備し、地震によって発生した大量の瓦礫の除去や被災民キャンプの整地など、ハイチの復旧・復興のための活動を行うことを任務としている。  部隊はボルトーフランス空港内の国連世界食糧計画の用地の整地、避難民キャンプの造成・補修、ドミニカ共和国に通じる道路の補修、市内道路や倒壊した行政庁舎の瓦礫の片付けなどの活動を実施して いる。  その他、現地司令部に2名が任務に就いている。
            
                    瓦礫を撤去する隊員
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            南極地域観測協力
 海上自衛隊の新砕氷艦「しらせ」は文部科学省の第52次南極地域観測に協力するため、艦長中藤琢雄1佐以下180名が大勢の家族や関係者に見送られ11月11日晴海埠頭をを出航した。  
 海上自衛隊が南極地域観測協力を担当することになったのは昭和40年からであり、初の任務には砕氷艦「ふじ」が就いた。現在の砕氷艦「しらせ」については今回で2回目の協力となる。 
 協力の概要は、51・52次越冬隊員など往復で150余名のオーストラリアから昭和基地への人員輸送。 観測器材、設営資材、燃料、食料等、往復で約2000トンの物資輸送。なお復路には約270トンの廃棄物をも持ち帰る含んでいる。 
 その他、観測隊の計画する海洋観測等、艦上で行われる定常観測及び研究観測の支援、野外観測における人員及び機材等の空輸、昭和基地における建設作業等の支援を実施する。
             
           家族に見送られ出港する「しらせ」(写真・記事は朝雲新聞提供)
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          ゴラン高原派遣輸送隊
 派遣輸送隊は、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)の活動に必要な日常生活物資などを、イスラエル、シリア、レバノンの港湾、空港、市場などから各宿営地まで輸送している。また、道路の補修や、山岳地帯での除雪作業などの後方支援業務の他、カナダ隊に代わって任務についたインド部隊などと同一宿営地に居住し、隊員の給食業務などを共同で行っている。  
 空自は、派遣輸送隊に対する物資輸送のため、輸送機や多用途支援機を半年に1度派遣している。  
 また、司令部要員は、輸送などの後方支援分野に関する企画・調整、全体の広報や予算関連の業務を行っている。
 第30次は司令部3名及び輸送隊43名が派遣されて、96年からの延べ派遣人員は1300人に及んでいる。
             
                  兵力引き離し地区を見る隊員
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        ソマリア沖・アデン湾海賊対処  
 ソマリア沖・アデン湾の海域は、年間約2000隻の日本関係船舶が通行するなど、日本の暮らしを支える重要な海上交通路だが、近年この海域では、機関銃やロケット・ランチャーなどで武装した海賊による事案が多発・急増している。  
 自衛隊は護衛艦2隻(陸上自衛官50名、海上保安官8名を含む約550名)を派遣し、この海域を通行する船舶の護衛を実施するとともに、広大な海域における海賊対処をより効果的に行うため、航空隊(固定翼哨戒機2機)をジブチ共和国に派遣して海賊の監視警戒を実施している。  
 航空機の護衛等及び司令部要員の必要ため、陸上自衛官が派遣されており、陸海の統合部隊として編成されている。このほか、空自も、本活動を支援するため、空輸隊を編成している。  
 アデン湾東方において、海賊事象が増加する傾向にあり、防衛省として関係機関と調整し、検討を行った結果、モンスーン期以外については護衛航路を東に100海里延長することを決定している。
             
                    飛鳥Ⅱを護衛する海自部隊
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          国連ネパール政治ミッション
 ネパールにおける軍事監視として平成19から陸上自衛官6名を派遣している。 また現地との連絡調整・情報収集のため防衛省と内閣国際平和協力本部事務局から各2名派遣している。  
 派遣隊員は武器を携行せず国軍兵舎等で武器および兵士の管理の監視などを行っている。
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              国連東ティモール統合ミッション
 東ティモール政府に対する民主的社会構築のための支援や大統領選挙、議会選挙等の支援及び治安維持等への貢献をする任務に、各国が文民警察要員や軍事監視要員を派遣しており、日本も平成22年から陸上自衛官2名を司令部軍事連絡要員として派遣している。
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          国連スーダン ミッション
 停戦監視などの軍事部門に加え、選挙支援や人道支援調整を行う文民部門を有し、約1万人を超える大規模な本活動に、平成20年から司令部要員2名が兵站幕僚と情報幕僚として、在スーダン日本国大使館に防衛駐在官として自衛官1名が非武装で個人単位で派遣されている。

110号(1)(22.4.1)高級幹部会同で首相訓示         

           自衛隊は「人間の鑑」
                   
 第45回自衛隊高級幹部会同が1月13日、防衛省講堂で開かれた。防衛省に到着した鳩山首相は最高指揮官として、就任後初めて栄誉礼を受けた。
 会同には北沢防衛相、榛葉副大臣、楠田・長島両政務官、西元大臣補佐官のほか、事務次官、統幕長、各局長、陸海空幕僚長、3自衛隊の将級指揮官、各機関の長等約170名が出席した。
 首相は「今日の経済的な繁栄を見るに至ったのは皆さまの献身的な努力のお陰であり、人間の鑑である」と謝意を表明した後、「旧政権とは政策的な考え方の違いからインド洋での給油活動は終わるが、これまでの活躍はどんなに感謝しても感謝しすぎることはない。核をもたない決意の日本であるが、核兵器は現存するので日米同盟の存在を理解し感謝すべきである。これからも、この国の平和と繁栄のために最善の努力を期待する」と訓示した。
 次いで、訓示した防衛相は「防衛計画の大綱見直しと中期防の策定を今年は行うが、複雑で流動的な安全保障環境や防衛力の現状を的確に分析・評価し、防衛力のあり方を積極的に検討してもらいたい」と述べた。

●110号(2)(22.4.1)首相訓示 インド洋補給支援部隊帰国行事

                  海自のインド洋補給支援終了
         首相 プロフェショナリズムを賞賛
             
 インド洋補給支援最後となった2艦(補給艦「ましゅう」及び護衛艦「いかづち」)が2月6日、晴海埠頭(東京)に帰還した。
 接岸後、酒井良第7護衛隊司令以下が岸壁に整列。鳩山首相をはじめ、北沢防衛相ら防衛省幹部、及び麻生前首相、元防衛相ら国会議員、並びに米・仏・アフガニスタン・パキスタンなど関係国外交官、隊員家族らが出席して帰国行事が行われた。
 8年間の派遣艦艇は延べ73隻で、12カ国の艦艇に939回に亘り約51万キロリットルを補給。
 首相は訓示で「派遣部隊は諸外国の海軍に対し、高い運用能力を示した。自衛隊のプロフェッショナリズムを誇りに思う」と述べた。

●110号(3)(22.4.1) 陸自PKO、ハイチで活躍

          陸自PKO ハイチで活躍
            
 政府は2月5日、「ハイチ国際平和協力業務実施計画」を閣議決定、同日自衛隊行動命令を発出した。これは安保理決議に基づくもので、「ハイチ国際救援隊」として国連ハイチ安定化ミッションへの派遣となる。期間は11月30日まで。
 活動内容は瓦礫除去、被災民キャンプ建設用地の整地、道路補修、軽易な施設建設等で、約190名の施設部隊とそれを支援する管理要員約160名の、約350名で編成されている。
 1次要員約200名は緊急展開が可能な中央即応集団から派遣されており、施設活動をやりながら、宿営地の造成も実施する。2次要員は約1カ月後を目途に北部方面隊から派遣され、順次1次要員と交代しながら、本格的な施設活動を実施

●107号(21.6.11)P-3Cが活動開始

            
 5月28日、ジプチ共和国に派遣された海上自衛隊の固定翼哨戒機P-3C、2機は所要の訓練を終え、6月11日からアデン湾上空から警戒監視の任務についた。  
 ソマリア沖で活躍する海上自衛隊の部隊(護衛艦2隻)のほか、日本関連船舶や外国軍にも情報は提供する。  
 海賊対処に海上警備行動として派遣されている自衛隊の部隊はすでに27回の護衛任務を行った。

●106号(21.3.14)海賊対策で護衛艦が出港

            
 出港を見送る家族ら  アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法に基づく海上警備行動発令を受け、海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」(艦長溝江和彦2海佐)と「さみだれ」(同松井陽一2海佐)の2隻が、3月14日午後、呉基地(広島県)を出港した。
 海警行動で自衛隊の海外派遣は初めて。  
 麻生首相は「任務を果たし全員無事で帰国することを心から祈る」と訓示した。

105号(21.1.1)航空観閲式                  

         「諸官と共に使命を果たす」
          = 麻生首相が訓示 =  
 平成20年度の自衛隊記念行事の一環として、航空観閲式が、10月19日、麻生総理大臣を観閲官に迎えて、航空自衛隊・百里基地(茨城県)で行われた。
 陸海空自衛隊員約5000人、航空機82機が参加し、招待者等約7000人と共に記念日を祝った。
 首相は「昼夜を分かたず怠ることの出来ない警戒監視、何時起きるかわからぬ災害への対応、現在もゴラン高原やイラク、インド洋、ネパールで国際社会と我が国の国益の為、自衛隊は汗を流しております。厳しい環境の中で、任務に真摯に取り組む諸官を誇りに思う」と労うと共に、「私は、自衛隊の最高指揮官として、諸官と心を一つにし、わが国の独立と平和を守るという崇高な使命を果たす決意である」と訓示した。
 なお、燃料価格高騰から、観閲式の規模は3割削減となった。
             
                   観閲飛行中のブルーインパルス
  
        訓示中の麻生首相                    栄誉礼を受ける麻生首相
                       防衛省HP

●103号(1)(20.6.14)岩手・宮城内陸地震へ災害派遣

6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で、陸自東北方面隊は両県知事の要請で災害派遣した。
        

               

12ヘリ隊及び22連隊による物資輸送    東北方ヘリによる救助      奥州市内における9師団の給水活動

足場を作り救出活動をする22普連隊員 栗駒ダム付近の6施大隊の啓開作業 「花笠の湯」支援の6後方支援連隊員

●103号(2)(20.3.末)即応態勢を強化 自衛隊

 自衛隊はサイバー及びミサイル攻撃、並びに核・生物・化学兵器などの各種脅威、更に国際平和活動や災害救助活動等への即応態勢を高めるため、平成19年度末に大掛かりな部隊の新編・改編を行った。  
 大臣直轄で初の3自衛隊共同部隊となる指揮通信システム隊を市ヶ谷に編成。 陸自は、中央即応集団隷下の第1ヘリコプター団、中央即応連隊、中央特殊武器防護隊、対特殊武器衛生隊などを編成。また北部方面隊には「総合近代化」11旅団が真駒内に誕生した。  
 海自は、弾道ミサイル防衛や洋上給油活動などに有効に対処するために、事態対処を担う指揮官と部隊の練度管理を担う指揮官に大別した。  
 空自は、空中給油機取得に伴う部隊を新編するため改編した。
            
           内閣総理大臣代理の陸幕長から隊旗を授与される山本雅治連隊長
                       ◆ ◆ ◆
               即応連隊発足に因んで寄せられた会員の短歌
   「鋭集う中央即応連隊隊旗授与 使命は重し鍛え鍛えよ」
                     (栃木県上野喬次氏)

●101号(19.10.28)中央観閲式で訓示 福田康夫内閣総理大臣

        心を一にして国防の使命を果たす
            
                観閲官・福田総理大臣の巡閲を受ける隊員  
 10月28日、福田総理大臣を観閲官に迎えて、朝霞訓練場で、平成19年度の中央観閲式が行われた。
 防大生を先頭に、パレード参加隊員4千6百名、90式戦車を含む車両200両、P-3C対潜哨戒機やF-16戦闘機など陸海空自衛隊の航空機70十機が参加。
 外国武官等が注視する中で行われた観閲式で、首相は「士気旺盛で、規律正しい隊員諸官の雄姿に接し、観閲官としてまことに心強い。自衛隊はわが国の平和と独立を守り、国の安全を確保するという、国家の最も基本的な役割を担う組織として、半世紀にわたり立派に任務を果たしてきた。私は、わが国防衛という使命を果たすため、昼夜分かたず任務や訓練に精励している隊員諸官を誇りに思う。自衛隊の最高指揮官として、私も隊員諸官と心を一にし、わが国防衛という崇高な使命を果たす決意である」と訓示した。

100号(1)(19.9.25)石破茂防衛大臣が誕生         

            
             儀状隊を巡閲中の石破新防衛大臣(防衛省HPから)
 9月25日の福田康夫内閣の発足で、石破茂防衛大臣が誕生した。
 就任後の記者会見で、「なぜ私が防衛大臣という職を拝命したか極めて明確」と語り、次のように抱負を語った。
  「わが国の国益にとっても、國際社会に対する責任という面からも、インド洋における海上自衛隊の活動を継続しな ければならない。テロ特措法の成立の時から係わっている人間であり、必要性を誰よりも認識しており、この課題を 乗り切るのが私に与えられた責務。  
 また、本当に実効性ある防衛力、言葉を変えれば、実効性のある抑止力の中身について、法制度、装備、運用も そうです、防衛の任を預かる防衛省として、きちんとしたものを示していかなければならない。その実効性というもの について、きちんとした答えを出すために努力したい」。

●100号(2)(19.8.27)高村防衛大臣が着任

            
              栄誉礼を受ける高村新防衛大臣(防衛省HPから)
 8月27日、安倍第2次内閣で高村正彦防衛大臣=写真=が誕生した。
 「国の防衛という国家存立の基本に関わる崇高な任務を担うことになり、光栄に感じると共に、その使命と責任の重みを痛感しております」と訓示したが、9月25日、福田内閣の発足で外相に就任した。

●99号(19.7.23)天皇・皇后両陛下 自衛隊員らにご接見

 天皇、皇后両陛下は、平成18年12月14日、皇居宮殿において、テロ対策特措法及びイラク人道復興支援特措法に基づき派遣された自衛隊員らに、ご接見になった。  
 なお、宮内庁から、「宮殿連翠で、隊員と親しくお話になる天皇陛下」の写真提供があり、防衛協会会報第99号(19.7.23発行)に掲載している。

●99号(19.7.23)小池百合子防衛大臣が着任

           
            儀仗隊を巡閲する小池新防衛大臣(防衛省HPから)
7月4日、防衛庁及び防衛省を通じて初の女性防衛大臣が誕生した。  新大臣は記者会見冒頭、「国民の安心と安全を確保するための組織としての防衛省・自衛隊、マネージメントの部分と政策の部分の両面で、これまでの私の経験などを活かしながら、大臣としてしっかり尽くして参りたい」と決意を語った。

●98号(19.4.23)防衛省移行

        各地で「防衛省」への移行を祝う
 防衛省が1月9日発足し、防衛大臣は、防衛政策の立案に関わる主務大臣となった。    
 全国各地で省への昇格を記念して、祝う会などが行われた。
  
  式典で訓示する安倍総理大臣(防衛省HPから)        防衛省表札の除幕(防衛省HPから)

●98号(19.4.23) 防大卒業式

                防大で安倍首相が訓示
              
          防大で行われた卒業式で訓示する安倍総理大臣(防衛省HPから)
 防衛大学校は安倍首相、小泉前首相を迎えて3月18日、本科51期生421人の卒業式を行った。   
 安倍首相は訓示で 「国際情勢は依然、不透明・不確実で、特にアジア太平洋地域では北朝鮮による拉致、核開発、弾道  ミサイル発射をはじめ困難な諸問題が存在している」と述べ、 故チャーチル英首相の言葉を引用して「危機に直面しては的確な判断のできる幹部であれ」と要望し、新渡戸稲造の「勇とは義ただしき事をなすことなり」で締めくくった。
 

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最終更新:29.4.1