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全国防衛協会連合会は、防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊の活動を支援協力することを目的とする民間の全国組織です。

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会報紹介(1面トップ)

 防衛協会会報の1面記事及び主要な記事を紹介します。なお、全国防衛協会連合会の定期総会等は「活動紹介(定期総会)」のページへ、防衛相・自衛隊関連記事は「自衛隊紹介」のページに掲載しています。

●138号(29.4.1)防衛予算

       防衛費5年連続増5兆1251億円

 平成29年度の防衛費は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、対前年度比1.4%増の5兆1,251億円で5年連続増となった。

[平成29年度予算の考え方]
1 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」(平 成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力 整備計画(平成26年度〜平成30年度)」(平25年12月17日閣議決定)に基づく防衛力整備 の4年度目として、統合機動防衛力の構築に向け、 引き続き防衛力整備を着実に実施。

2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障 環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ 機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に 留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送 能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に 対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、 宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災 害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を 重視するとともに、技術優越の確保、防衛生産・技 術基盤の維持等を踏まえ、防衛力を整備。

3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の 他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取 組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底。

              迅速な展開・対処能力の向上
                陸上総隊(仮称)の新編に係る整備
 ・ 陸上自衛隊における全国的運用態勢強化に資する統一司令部を新編するため、これに係る関連事業を計上
 ・ 陸上総隊司令部庁舎(地下部)の整備(朝霞)


        

●137号(29.1.1)新年のご挨拶

       国民の防衛意識の高揚自衛隊の発展に寄与

                 
               全国防衛協会連合会会長 佃 和夫

 明けましておめでとうございます。 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動にご参加いただき厚く御礼申し上げます。
 昨年を振り返りますと、世界の安全保障環境はシリア情勢、イスラム国をめぐる中東諸国の混迷化、世界各地で頻繁に発生するテロ等、国際的な連携努力にもかかわらず一向に好転の兆しが見えないまま不透明・不確実な状況が続いています。
 一方、日本を取り巻く安全保障環境では、北朝鮮による5回目の核実験の強行や度重なるミサイルの発射実験、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等不安定要因がより顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
 このような中で、自衛隊の皆様は、周辺空海域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応した対処をするため日々訓練に精励されております。
 国外では、アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国、オーストラリアをはじめとして関係諸国との防衛協力・交流を強化するとともに、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)のニーズに対応した活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などを行っており、国際的にも高い評価を受けております。
 また国内では、4月に発生した熊本地震や8月の台風10号での人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍されています。 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきており、自衛隊を支援する防衛協会の活動は益々重要性が高まってきています。
 全国防衛協会連合会は、その設立当初から「国民の防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与」するとともに、「自衛隊を支援・協力してその発展に寄与」すべく活動してまいりました。一昨年の平和安全法制の成立により、自衛隊活動の法的基盤が強化されましたが、当防衛協会は研修、防衛講演会をはじめ各種事業を着実に進め、その活動を更に充実していきたいと考えます。
 全国防衛協会連合会は、来年創立30周年という大きな節目の年を迎えます。 本年は、この記念すべき節目の年に向け、あらためて設立当初の志に思いを致し、各都道府県防衛協会と全国防衛協会連合会が更に連携を深め、各種事業を一層推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
 おわりに各協会のますますのご発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

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変化する安全保障環境に対応するため創造の精神をもって取り組む

                 
                  防衛大臣 稲田 朋美

 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中に防衛省・自衛隊に賜りましたご支援・ご協力に対し、この場を借りて厚くお礼申し上げます。
 近年、我が国周辺の安全保障環境は、周辺諸国が軍事力を近代化し、軍事的活動を活発化させるなど、一層厳しさを増しております。
 こうした中、防衛省・自衛隊としましては、国民の生命、身体、財産、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、「国家安全保障戦略」、「防衛計画の大綱」及び「中期防衛力整備計画」に基づき「統合機動防衛力」の構築に努めてまいります。
 昨年3月に施行された平和安全法制については、我が国の存立を全うし、国民の命と平和な暮らしを守り抜き、あらゆる事態に対して切れ目ない対応を確保するための態勢を整えるため、任務遂行能力を高める努力を不断に行うとともに、新たな「日米防衛協力のための指針」に基づき、日米同盟の抑止力と対処力を一層強化するための努力を続けてまいります。
 自衛隊の活動に目を向けますと、昨年4月に発生した熊本地震や昨年8月に発生した台風10号に係わる災害派遣を始め、多くの自然災害に対応しました。
 海外では、南スーダンにおけるPKOや海賊対処活動に従事しておりますが、今後とも、国際協調主義に基づく積極的平和主義の観点から、国際社会の平和と安定のための取り組みを推進してまいります。 このような防衛省・自衛隊の取組は、国民の皆様のご理解とご協力があって全うされるものです。
 今後とも、国民の皆様の期待に応えられるよう、防衛大臣として、防衛省・自衛隊の良き伝統とともに、変化する安全保障環境に対応するため、創造の精神をもって、取り組んでいく所存ですので、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々のご発展と会員の皆様方のご多幸を祈念しまして、新年の挨拶といたします。

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        統合運用のさらなる実効性向上を目指す

                   
                    統合幕僚長 河野 克俊

 平成29年の初春を迎え、防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 さて、わが国を取り巻く安全保障環境は、中国軍の活動の活発化や北朝鮮の核実験、弾道ミサイルの発射、国際テロの脅威など一層厳しさを増しています。
 このような認識に基づき、いかなる事態においても国民の命と平和な暮らしを守り、国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献するために切れ目のない対応を可能とするよう、昨年3月に平和安全法制が施行されました。  
 そのような環境において、自衛隊は平素からわが国とその周辺の海空域を24時間態勢で監視を行い、わが国周辺における事態に即応できる態勢を維持しています。あわせて、昨年4月には、熊本県熊本地方でマグニチュード7.3の地震が発生し、人命救助や被災者への生活支援を行いました。  
 国外においては、昨年12月から、駆け付け警護等の新任務が付与された第11次要員による活動が開始されるとともに、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を継続して、国際社会の平和と安定に貢献しています。
 また、昨年7月にはバングラデシュ及び南スーダンに自衛隊機を派遣し、在外邦人等の輸送を行いました。  
 統合訓練においては、日米共同統合演習を始め各種統合訓練を実施して、統合運用要領を演練するとともに、機会をとらえて平和安全法制に係る訓練を実施し、その実効性の向上を図りました。  
 本年も、我々自衛隊は、国民の皆様の期待に応え得るよう、常に厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用をさらに進化させ、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。
 防衛協会の皆様の変わらぬご支援・ご協力を賜ることをお願い申し上げます。


●136号(1)(28.10.1) 稲田防衛大臣着任(28.8.4)

            稲田防衛大臣着任

 平成28年8月4日(木)  稲田朋美防衛大臣が防衛省に着任。  稲田防衛大臣は 福井県出身 
 平成24年12月26日 内閣府特命担当大臣(規制改革)(〜平成26年9月) 行政改革・公務員制度改革担当大臣 クールジャパン戦略担当大臣 再チャレンジ担当大臣 平成26年5月30日 国家公務員制度担当大臣(〜平成26年9月) 平成26年9月3日 自由民主党政務調査会長 (〜平成28年8月)
 平成26年12月14日 第47回衆議院議員総選挙 四期目当選 平成28年8月3日 第15代 防衛大臣に就任した。

   
      稲田防衛大臣         防衛省で栄誉礼を受ける稲田防衛大臣(28.8.4防衛省HPから)

●136号(2)(28.10.1)1面 平成29年度防衛予算概算要求

              我が国の防衛予算5年連続増
防衛省の概算要求過去最大5兆1685億円
  
  防衛省が8月31日財務省に提出した平成29年度概算要求は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、対前年度比2.3%増の5兆1685億円と過去最大となり、5年連続で増額となった。
 概算要求の考え方
1 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」(平成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力整備計画(平成26年度〜平成30年度)」(平成25年12月17日閣議決定)に基づく防衛力整備の4年度目として、統合機動防衛力の構築に向け、引き続き防衛力整備を着実に実施。

2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を重視するとともに、技術優越の確保、防衛生産・技術基盤の維持等を踏まえ、防衛力を整備。

3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の 他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底。 (防衛省ホームページより)

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               弾道ミサイル攻撃への対応
  
       SM−3ブロックUA                 PAC−3MSE

○弾道ミサイル攻撃への対応 BMD用能力向上型迎撃ミサイル(SM−3ブロックUA)の取得 ・イージス・システム搭載護衛艦に搭載するBMD用能力向上型迎撃ミサイル(SM−3ブロックUA)を取得

○ 弾道ミサイル攻撃への対応 能力向上型迎撃ミサイル(PAC−3MSE)の導入等 ・PAC−3MSEの取得 ・PAC−3MSEミサイルを搭載・運用するためのペトリオット・システムの更なる能力向上改修等
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                 航空優勢の獲得・維持
   
03式中距離地対空誘導弾(改)(試作器材)       戦闘機(F−35A)(写真は同型機種)

〇03式中距離地対空誘導弾(改)の取得(1式) 〇戦闘機(F−35A)の取得(6機)
○戦闘機部隊等の体制移行の実施  三沢基地に臨時F−35A飛行隊(仮称)を新編

●133号(1)(28.1.1)新年のご挨拶

                新年のご挨拶
   自衛隊を取り巻く環境の変化に対応
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        全国防衛協会連合会会長 佃 和夫
                  
                      佃 和夫 会長

 明けましておめでとうございます。 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動にご参加いただき厚く御礼申し上げます。
 さて、世界の安全保障環境は、ウクライナ、南シナ海での力を背景とした現状変更、シリア情勢、イスラム国の活発化等中東諸国の混迷化、昨年11月に発生したパリ同時多発テロ等無差別テロの頻発化、更にはサイバー攻撃の高度化など、多種多様な事態が生起し、大きく変化しつつあります。
 わが国を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯、ロシアの軍事活動の活発化等、不安定要因がより顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
 加えて、国際的にテロの脅威が高まる中、本年開催される伊勢志摩サミットや4年後に開催される東京オリンピックに向けたテロ等違法行為の発生が危惧されております。
 このような中、防衛省は防衛力の全体最適化、統合運用、政策立案及び技術管理機能等の強化を目指し、防衛装備庁の新設を含めた組織改編を実施しております。
 一方、自衛隊の皆様は、周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害等にも即応して対処するため日々訓練に精励されております。 アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国、オーストラリアをはじめとして関係諸国との防衛協力・交流を積極的に進めるとともに、南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などの活動を行っており、国際的にも高い評価を受けております。
 また、昨年4月発生したネパール地震での国際緊急援助活動や9月関東・東北豪雨による人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍されたことは記憶に新しいところです。
 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待はさらに一段と高まってきております。
 このような中で、昨年7月の集団的自衛権の限定容認、更には9月の平和安全法制の成立と自衛隊を取り巻く環境も大きく変化してきております。
 防衛協会は、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるため、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて事業を推進していくことが重要と考えております。
 各協会におかれては、連合会に対して今まで以上のご支援・ご協力をお願いするとともに、その地域の特性に応じた活動を通じて防衛意識の高揚を図り、会勢の拡大にもご尽力いただきますようお願い申し上げます。
 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

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           防衛大臣 中谷 元
 国民の皆様の期待に応えられるよう 現下の諸課題に全力で取組む

                   
                      中谷 元 防衛大臣

 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。 旧年中に防衛省・自衛隊に賜りました御支援・御協力に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 近年、我が国周辺の安全保障環境は、周辺諸国が軍事力を近代化し、軍事的活動を活発化させるなど、一層厳しさを増しております。
 こうした中、防衛省・自衛隊としましては、国民の生命、財産、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、国家安全保障戦略や、防衛大綱・中期防に基づき「統合機動防衛力」の構築に努めるなど、総合的な防衛体制の構築に取り組んでおります。
 そのような中で昨年は画期的な1年でありました。昨年4月の日米「2+2」会合において、幅広い分野において日米の防衛協力を一層強化するため、18年振りに日米防衛協力のための指針の見直しを行いました。また、9月には、国会において、あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする平和安全法制が成立致しました。今後は、その実効性を確保するべく、施行に向けて、慎重を期して、各種の準備・検討を行って参ります。
 自衛隊の活動に目を向けますと、昨年9月に発生した関東・東北豪雨に関わる災害派遣を始め、多くの自然災害に対応しました。海外では、海賊対処活動や国際平和協力活動、また、4月にはネパールでの地震に際し、国際緊急援助活動を実施したところです。
 これらの活動については、国内外から高い評価をいただくとともに、自衛隊の活動に対する更なる期待も寄せられております。
 このような防衛省・自衛隊の取組は、国民の皆様の御理解と御協力があって全うされるものであります。
 今後とも、国民の皆様の期待に応えられるよう、現下の諸課題に全力で取り組んでいく所存ですので、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年の挨拶といたします。

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              統合幕僚長 海将 河野 克俊
       統合運用の伝統の継承、 精強性の維持・強化
                   
                      河野 克俊 海将

 防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、深く御礼申し上げます。  
 さて、今日の国際社会では、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、海・空・宇宙空間・サイバー空間といった領域の安全確保が安全保障上の重要な課題となっております。
 我が国及びその周辺では、中国が海空域などにおいて活動を急速に活発化させ、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する等、我が国を取り巻く安全保障環境は依然として不透明・不確実です。 
 このような中、自衛隊は、平素から警戒監視や情報収集、対領空侵犯措置を不断に行い、即応態勢を維持しているところです。また昨年は、関東地方から北日本にかけての大雨による災害等が発生し、人命救助等の活動を実施しました。
 一方、国外ではネパールでの大地震を受け、国際緊急援助活動を実施しました。南スーダン国際平和維持活動では、第9次要員が活動中であり、着実に成果を収めています。アデン湾における海賊対処では、自衛隊から多国籍連合任務部隊に司令官と司令部要員を派遣し、海賊対処行動における実効性向上に寄与しました。
 また、昨年は国内における統合訓練、米国における統合訓練等を実施し、統合運用能力等の維持・向上を図ることができました。
 昨年は、平和安全法の成立、防衛省の組織改革等、防衛省・自衛隊にとって、まさに変革の年でありました。 我々自衛隊は、真の即応が求められる時代において、統合運用の伝統を受け継ぐとともに、精強性の維持・強化を図り、国民の皆様の期待に応え得るよう、常に厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用を更に進化させ、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。
 本年も全国自衛隊員とともに、統合運用態勢の更なる実効性向上に努め、与えられた任務の達成に邁進することを誓い、新年の挨拶とさせていただきます。  

●133号(2)(28.1.1)平成27年勲章受章・褒章受章・防衛大臣感謝状

        平成27年勲章受章・褒章受章・防衛大臣感謝状
                受賞おめでとうございます
                     勲章受章者
旭日双光章 金子正元  (群馬県)                  旭日単光章 楯 政江  (群馬県)
旭日双光章 白井 明  (東京都)                  旭日双光章 田中順子  (東京都)
旭日重光章 上野 孝  (神奈川県)                 旭日中綬章 嶋村勝夫  (神奈川県)
旭日双光章 渡部 泰  (神奈川県)                 旭日単光章 大河原正生 (神奈川県)
旭日中綬章 川田達男  (福井県)                  旭日双光章 柄谷順一郎 (兵庫県)
旭日小綬章 呉屋 秀信 (沖縄県)                  旭日小綬章 佐久本 武 (沖縄県) 
                     褒章受章者
                 藍綬褒章  小西新太郎 (兵庫県)

                 防衛大臣感謝状受賞者
鎌田 宏 (宮城県)           藤原 進 (山梨県)           國場 幸一 (沖縄県)

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      既発行会報1面トップ記事アーカイブ目次
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●132号(27.10.01)(1)防衛省概算要求(2)平和安全法制
●130号(27.04.01)(1)防衛大臣新年度挨拶(2)防衛講座
●129号(27.01.01)”新年のご挨拶”(1)佃連合会会長(2)河野統幕長(3)叙勲
●128号(26.10.01)(1)江渡新大臣着任 (2)防衛省概算要求
●126号(26.04.01)国家安保戦略等
●125号(26.01.01)”新年のご挨拶”(1)佃連合会会長、(2)小野寺防衛大臣、(3)岩ア統合幕僚長
          (4)叙勲、大臣感謝状受章
●122号(25.04.01)”新年度のご挨拶”小野寺防衛大臣
●121号(25.01.01)"新年のご挨拶" (1)佃会長、(2)岩崎統合幕僚長
120号(24.10.01)大韓民国在郷軍人会のパク会長来日
●118号(24.10.01)(1)哀悼 山本副会長逝去、(2)山本卓眞の遺言 中條前連合会監事
●117号(24.01.01)”新年のご挨拶”(1)佃連合会会長、(2)一川防衛大臣、(3)折木統合幕僚長、
          (4)叙勲、大臣感謝状 受章
116号(23.10.01)山口前会長を偲ぶ  日吉 章 全連合会理事長
●114号(23.04.01)(1)新しい防衛大綱と中期防 北澤防衛大臣、(2)新年度に向けスタート!!
●113号(23.01.01)”新年のご挨拶”(1)佃連合会会長、(2)北澤防衛大臣、(3)折木統合幕僚長
(4)叙勲、大臣感謝状 受章 (5)山口信夫お別れの会
●112号(22.10.01)(1)哀悼 山口信夫特別顧問逝去 、(2)韓国在郷軍人会会長と意見交換
110号(22.04.01)永住外国人地方参政権に反対する国民集会
●109号(22.01.01)”新年のご挨拶”(1)山口連合会会長 (2)北澤防衛大臣 (3)”折木統合幕僚長
(4)天皇陛下御即位20周年祝賀行事
●108号(21.10.10)(1)連合会創立20周年に思う伊藤連合会副会長(2)民主党政権誕生
●107号(21.07.01)北朝鮮の挑発続く
105号(21.01.01)”新年のご挨拶”(1)山口連合会会長(2)浜田防衛大臣(3)齋藤統合幕僚長
(4)(21.01.01)防衛協力功労・自衛官募集功労
●104号(20.10.01)麻生首相が誕生  麻生太郎総理大臣
●103号(20.07.01)主権回復56周年記念国民集会
●101号(20.01.01)”新年のご挨拶”(1)山口連合会会長(2)石破茂防衛大臣(3)齋藤統合幕僚長
100号(19.10.23)100号を記念して 川口渉事務局長
● 99号(19.07.23)(1)山口会長 春の叙勲で旭日大綬章を受章(2)昭和の日制定記念式典


●132号(1)(27.10.1)防衛省概算要求(平成27年8月31日)

                 我が国の防衛と予算
   防衛省概算要求過去最大5兆911億円
               防衛省概算要求の概要
 防衛省が8月31日財務省に提出した平成28年度概算要求は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、対前年度比2.2%増の5兆911億円と過去最大となり、4年連続で増額となった。
                平成28年度概算要求の考え方
1 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」(平成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力整備計画(平成26年度〜平成30年度)」(平成25年12月17日閣議決定)に基づく防衛力整備の3年度目として、統合機動防衛力の構築に向け、引き続き防衛力整備を着実に実施。
2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障 環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ 機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に 留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送 能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に 対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、 宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災 害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を 重視し、防衛力を整備。
3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の 他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取 組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底。
   新空中給油・輸送機
(写真は現有【KC−767】) 新空中給油・輸送機の取得【機種選定中】、戦闘機部隊等が我が国周辺空域で各種作戦を持続的に遂行し得るよう新空中給油・輸送機を取得
  ティルト・ローター機
(V−22)(写真は同型機種) ティルト・ローター機(V−22)の取得(12機)、輸送ヘリコプター(CH−47JA)の輸送能力を巡航速度や航続距離等の観点から補完・強化するティルト・ローター機を整備し、水陸両用作戦における部隊の展開能力を強化
イージス・システム搭載護衛艦
(8,200トン型)(イメージ)
イージス・システム搭載護衛艦(DDG)の建造(1隻)、我が国の弾道ミサイル対処能力の総合的な向上を図り、我が国を多層的かつ持続的に防護する体制を強化するため、イージス・システム搭載護衛艦を建造
                      概算要求項目(抄)
T 各種事態における実効的な抑止及び対処
 1 周辺海空域における安全確保
 2 島嶼部に対する攻撃への対応
 (1)常続監視体制の整備 (2)航空優勢の獲得・維持 (3)海上優勢の獲得・維 持
 (4)迅速な展開・対処能力の向上 (5)指揮統制・情報通信体制の整備
 3 弾道ミサイル攻撃への対応
 (1)弾道ミサイル攻撃への対応 (2)防空及びミサイル防衛の強化
 (3)ゲリラ・特殊部隊による攻撃への対応
 4 宇宙空間における対応
 5 サイバー空間における対応
 (1)情報収集機能や調査分析機能の強化 (2)運用基盤の充実強化
 6 大規模災害等への対応
 (1)災害対処拠点となる駐屯地・基地等の機能維持・強化 (2)大規模・特殊災害等に対応する訓練等の実施  (3)災害対処に資する装備品の取得等
 7 情報機能の強化
U アジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善
 1 アジア太平洋地域の安定化への対応
 2 グローバルな安全保障課題への適切な対応
V 日米同盟の強化
 1 地元の負担軽減に資する措置
 2 SACO関係経費
W 人事教育に関する施策
 1 国防を担う優秀な人材を確保するための施策の推進
 2 女性の活躍を支えるための施策の推進
 3 人事制度改革
X 効率化への取組
 1 長期契約を活用した装備品等及び役務の調達
 2 維持・整備方法の見直し
 3 装備品のまとめ買い
 4 民生品の使用・仕様の見直し
Y その他
 1 編成・機構定員関連事業
 2 基地対策等の推進
 3 教育・研究体制の強化等
 4 衛生機能の強化
 5 技術研究開発の推進
 6 税制改正要望                             (防衛省ホームページより )

●132号(2)(27.10.1)「平和安全法制」成立(平成27年9月19日)

     「平和安全法制」成立 【自衛隊への国民の期待高まる】
 昨年七月の「限定的な集団的自衛権の容認」に係る閣議決定及び本年四月に改正された「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」の実効性を確保するため、五月から衆議院での審議が始まり、引き続き七月二十七日から参議院での審議が行われていた「平和安全法制」は九月十九日の未明にようやく可決成立した。
 限定的な集団的自衛権の行使を可能とする「存立危機事態」や我が国に重大な影響を与える「重要影響事態」への対応等に係る関連法制の改正を一括して定めた「平和安全法制整備法」とイラク派遣やテロ対応等国際社会の平和と安全に資する活動を可能とする「国際平和共同対処事態」への対応を定めた「国際平和支援法」の二法案が成立した。
 これまでの自衛隊関連法を大きく転換し再構築する画期的な法案が成立したことになる。今後の自衛隊の行動や活動に新たな根拠を与えると同時に自衛隊の任務・役割や活動の範囲が拡大される。
 一部の激しい反対行動や憲法違反等の批判が繰り返され、国民への説明度が問題となったが、審議は予定通りに行われた。今後は本法案をより実効的なものとすることが大きな課題となる。
 また、半年後の施行に向け、国民の理解を高める努力が望まれる。自衛隊に対する国民の期待と信頼はこれまで以上に高まることは必至である。

●130号(1)(27.4.1)新年度挨拶

           防衛大臣新年度挨拶
アジア太平洋地域と世界の平和と安定に積極的に貢献
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                   防衛大臣 中谷 元
                     

 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様には、防衛省・自衛隊に対する御支援・御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 近年、我が国周辺諸国の軍事力の近代化・強化が進み、活動も活発化しております。また、ISISによる邦人殺害事件や各国でテロ事件の発生など、国際社会も新たな脅威への対応が懸案となっており、防衛省・自衛隊は、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境に対応すべく、これまでの経験を活かしながら、国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を断固として守り抜くため、国家安全保障戦略や防衛大綱・中期防に基づき「統合機動防衛力」の構築に努めるなど、総合的な防衛体制の構築に取り組んでおります。

 自衛隊の活動としては、昨年8月に広島市で発生した大雨による土砂災害や、9月に発生した御嶽山の噴火に伴う災害を始め、多くの自然災害に対応しました。海外では、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動や国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)、また、昨年3月にはマレーシア航空機消息不明事案、12月には対エボラ支援、今年1月にはエアアジア機消息不明事案に際し、国際緊急援助活動を実施したところです。これらの活動については、国内外から高い評価をいただくとともに、自衛隊の活動に対する更なる期待も寄せられております。

 今後とも、国内における活動は勿論、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」の観点から、より一層の使命と役割を持って、アジア太平洋地域と世界の平和と安定に積極的に貢献してまいります。

 このような防衛省・自衛隊の取組については国民の皆様の御理解と御協力があって全うされるものであります。

  今後とも、国民の皆様の期待に応えられるよう、現下の諸課題に全力で取り組んでいく所存ですので、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年度の挨拶といたします。


●130号(2)(27.4.1)防衛講座

           防衛講座始まる 第1回は岡山県で開催

 防衛講座は26年度から新規に全国防衛協会連合会で計画された事業である。
 防衛講座は、防衛問題に関する知識、調査研究(領土問題及び防衛意識の現状等)について各都道府県防衛協会等における各会員の理解・認識を深めるために行うものである。

 講座の時間は約一時間半程度で、平成26年度は、2月7日、岡山県防衛協会(泉史博会長)で廣P清一常任理事により行われた。

 平成27年度は、群馬県及び佐賀県並びに希望する各防衛協会等で行われる予定である。防衛講座については理事会・評議員会に先立ち行われた事務局長懇談会でも説明された。
           



●129号(1)(27.1.1)新年のご挨拶

                新年のご挨拶
『防衛意識の高揚』と『自衛隊への支援・協力』を推進

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        全国防衛協会連合会会長 佃 和夫

 新たな変化に対応すべく 
          会員及び国民各層のニーズを的確に把握し 
                          事業に反映

                  
                     佃 和夫 会長

 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。皆様には、旧年中、真摯かつ積極的に防衛協会の活動にご参加いただき厚く御礼申し上げます。また、会勢拡大につきまして女性部会・青年部会を中心とした活動が徐々にではありますが実を結びつつあります。本年も引続きよろしくお願い申し上げます。

 さて、現下の世界の安全保障環境は、ウクライナ、南シナ海での力による現状変更、イスラム国の台頭による中東諸国の混迷化、イラン・北朝鮮の核開発、テロリズムやサイバー攻撃など、多種多様な事態が生起し、大きく変化しつつあります。

 一方、わが国周辺の安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯に加えて戦闘機の異常接近、ロシアの軍事活動の活発化等、一段と厳しさを増しています。

 このような中、自衛隊の皆様は、日々周辺海空域の警戒監視や海外任務はもとより、大規模自然災害にも即応して対処することを求められており、これらに応えるため不断の訓練に励んでおられます。

 アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国のみならず関係諸国との防衛協力・交流を積極的に進めるとともに、南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などの活動を行っており、国際的にも高い評価を受けております。

 国内では、昨年8月広島豪雨土砂災害や9月御嶽山の噴火による捜索・人命救助活動など、多くの災害救助にも活躍されたことは記憶に新しいところです。

 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待はさらに一段と高まってきております。一昨年12月の国家安全保障戦略、防衛計画の大綱の策定、昨年4月の防衛装備移転三原則、7月の集団的自衛権の限定容認、更には日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しと自衛隊を取り巻く環境も大きく変化してきております。
 防衛協会は、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、新たな変化に対応すべく会員及び国民各層のニーズを的確に把握して事業に反映していくことが必要と考えております。

 そのため、当連合会としては各協会並びに会員との連携をより一層進めて参ります。各協会におかれては、当連合会に対して今まで以上のご支援・ご協力をお願いするとともに、その地域の特性に応じた活動を通じて防衛意識の高揚を図り、会勢の拡大にもご尽力いただきますようお願い申し上げます。

 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して新年のご挨拶とさせていただきます。

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              統合幕僚長 海将 河野 克俊

 陸海空自衛隊が心を一つにして
       統合運用をさらに進化させ
           事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持


                   
                      河野 克俊 海将

 防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、深く御礼申し上げます。
 
 さて、今日の国際社会では、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、海・空・宇宙空間・サイバー空間といった領域の安定的利用の確保が安全保障上の重要な課題となっております。我が国及びその周辺では、中国が海空域などにおいて活動を急速に活発化させ、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する等、我が国を取り巻く安全保障環境は不透明・不確実さが増しています。 

 このような中、自衛隊は、平素から警戒監視や情報収集、対領空侵犯措置を不断に行い、即応態勢を維持しているところです。また昨年は、関東甲信地方から東北地方における大雪、広島における土砂災害、御嶽山の噴火等が発生し、人命救助等の活動を実施しました。

 一方、国外ではマレーシアの民間航空機が消息不明となり、国際緊急援助活動を実施しました。南スーダンにおける国際平和維持活動では、第7次要員が活動中であり、着実に成果を収めています。アデン湾における海賊対処では、自衛隊から多国籍連合任務部隊に司令官と司令部要員を派遣する方針が決定され、海賊対処行動における実効性の向上が期待されています。

 また、昨年は国内における統合訓練、日米共同統合訓練等を実施し、統合運用能力等の維持・向上を図ることができました。

 我々自衛隊は、真の即応が求められる時代において、統合運用の伝統を受け継ぐとともに、精強性の維持・強化を図り、隙のない体制を確立してまいります。 国民の皆様の期待に応え得るよう、常に厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用をさらに進化させ、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。

 本年も全国自衛隊員とともに、統合運用態勢の更なる実効性向上に努め、与えられた任務の達成に邁進することを誓い、新年の挨拶とさせていただきます。

●129号(2)(27.1.1)勲章・褒章受章・防衛大臣感謝状

 平成26年 勲章・褒章受章・防衛大臣感謝状受賞おめでとうございます

                    勲章受章者

          旭日章        (内閣府HP)           瑞宝章

旭日単光章 塩浦綾子(埼玉県)      瑞宝重光章 江間清二(本部)    瑞宝中綬章 大越康弘(本部)
旭日中綬章 佐々木謙二(神奈川県)    旭日小綬章 角間俊夫(石川県)   瑞宝中綬章 竹田コ文(石川県)
瑞宝双光章 山口律子(京都府)      旭日双光章 小林勝代(徳島県)   旭日中綬章 檜垣清隆(愛媛県)
旭日双光章 原 晃一(愛媛県)       旭日小綬章 西田健次郎(沖縄県)  旭日双光章 玉城朗永(沖縄県) 

                      褒賞受賞者
                     
                    藍綬褒賞(内閣府HP)

                  藍綬褒賞 杉本康雄(青森県)

                   防衛大臣感謝状受賞者
株式会社シムックス(群馬県)       株式会社ミヤビ商事(群馬県)       川元賢一郎(東京都)
中村猛志(山梨県)      平井成尚(山梨県)     角間俊夫(石川県)     上村彌壽男(石川県)
                    

●128号(その1)新防衛大臣着任(平成26年9月4日)

         江渡新大臣着任

     
       江渡新大臣の新大臣の着任(防衛省HP)             江渡新防衛大臣

 9月4日、江渡聡徳(えと あきのり) 防衛大臣・ 安全保障法制担当が防衛省に着任した。  
 江渡大臣は青森県生まれ、平成19年の安倍改造内閣で、高村正彦防衛大臣の下、防衛副大臣に任命され、福田康夫内閣でも再任された。 
 平成24年12月26日に発足した第2次安倍内閣において、再度防衛副大臣に就任した。平成25年10月に防衛副大臣を退任し、衆議院安全保障委員長に就任した。
 平成26年9月3日、第2次安倍改造内閣で初入閣を果たし、第13代防衛大臣に就任した。同時に、集団的自衛権に関する法整備を一括して担当する安全保障法制担当大臣に就任した。

●128号(その2)防衛省概算要求(平成26年8月31日)

       過去最大、平成27年度概算要求 防衛費5兆545億円

                   平成27年度 概算要求の考え方

1 「平成25年度以降に係る防衛計画の大綱」(平成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力整備計画(平成26年度〜平成30年度)」(平成25年12月17日閣議決定)に基づき、新たに導入することとされた装備品の取得も含め、統合機動防衛力の構築に向け、引き続き防衛力整備を着実に実施。

2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を重視し、防衛力を整備。

3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の他の諸施策との調和を図りつつ、一層の効率化・合理化を徹底。          
   
       固定翼哨戒機(P−1)          与那国島7への沿岸監視部隊の配置(イメージ)
                  (防衛省ホームページより)

●126号(26.1.1)国家安保戦略等

      国家安保戦略・新大綱・中期防の策定

          防衛予算は2年連続増
                    
 平成二十五年末、政府は国家安全保障戦略と新防衛大綱及び新中期防衛力整備計画を閣議決定した。
 国家安全保障戦略はこれまでの「国防の基本方針」(昭和32年閣議決定)に代わる新たな国家安全保障に関する基本政策であり、国際協調主義の基で積極的な平和主義の立場から国際社会の平和と安定及び繁栄に積極的に寄与するとしている。
 また新たな防衛大綱及び中期防衛力整備計画では「統合機動防衛力」構築に向けた防衛力の着実な整備をめざすとしている。

  平成二十六年度予算は新大綱及び新中期防衛力整備計画の初年度となる予算であり、昨年十一年ぶりに増額された防衛費に続く二年連続での防衛予算増となった。
 各種事態における実効的な抑止及び対処等にシームレスかつ機動的に対応できるため、警戒監視能力、情報機能、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力の他、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を重視するとしている。
 昨年度当初予算比2.2%増の4兆7838億円となった。

 かねてから全国防衛協会連合会が「防衛問題に関する要望書」をもって政府はじめ関係各方面へ要望してきた「防衛力の整備と防衛予算の確保」について、その要望の一つが達成される大きな第一歩になったことになる。


●125号(1)(26.1.1)新年のご挨拶 佃会長

      自衛隊に対する支援・協力活動を一層充実

        各協会とともに防衛意識の高揚を図る
                    
              全国防衛協会連合会 会長 佃 和夫

 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。

 さて、現下の世界の安全保障環境は、シリア等の中東諸国の不安定な治安・政治情勢、イラン・北朝鮮の核開発、テロリズムに加えて近年新たな脅威となっている各種情報通信ネットワークに対するサイバー攻撃など、多様で複雑となっており、不安定な状況にあります。

 一方日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮によるミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による領海侵入及び領空侵犯を含む尖閣諸島周辺海空域での活動の急速な拡大・活発化、ロシアの軍事活動の活発化など一層厳しさを増しています。

 このような中、自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。
 
 アジア・太平洋地域の平和と安定のため、米国のみならず関係諸国との防衛協力・交流を積極的に進めるとともに、海外においては南スーダンにおける国連平和維持活動やソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動などを行っており、国際的にも高い評価を得ております。

 また、国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、東日本大震災の救助・復旧活動や昨年10月の台風27号による伊豆大島での捜索・救助活動など、多くの災害救助にも活躍してきました。

 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。このような状況のなかにあって、当連合会としては各協会とともに自衛隊に対する支援・協力活動を一層充実させ、国民と自衛隊の一体感を醸成していきたいと考えます。

 各協会におかれては、防衛協会連合会の目的である防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与する活動に、変わらぬご支援とご協力をいただきたいと存じます。 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。
                                   平成26年元旦

●125号(2)(26.1.1)新年のご挨拶 小野寺防衛大臣

        国民の期待に応え諸課題に全力で取り組む
                     
                   防衛大臣 小野寺 五典

 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。

  旧年中に防衛省・自衛隊に賜りました御支援・御協力に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 私が防衛大臣の職に就いてから2度目の新年を迎えることとなりました。

 我が国を取り巻く安全保障環境は、領土や主権、海洋権益等を巡るいわゆるグレーゾーンの事態が長期化する傾向が生じており、また、北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射や核実験実施を含む挑発行為、中国による我が国領海への侵入や領空侵犯、「東シナ海防空識別区」の一方的な設定など我が国周辺海空域に関する活動の急速な拡大・活発化がみられ、一層厳しさを増しています。

 このような我が国を取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえ、昨年末、我が国として初めての国家安全保障戦略を策定しました。また、多様な事態に実効的に対処し得る防衛力整備を進めるため、これからの時代にふさわしい防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画の策定を行ったところです。

 また、自衛隊の活動としては、昨年10月に発生した台風26号に伴う伊豆大島における災害を始め、多くの自然災害に対応しました。海外では、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動や国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)、また、昨年11月にはフィリピンで発生した台風被害に際し、国際緊急援助活動を実施したところです。

 これらの活動については、国内外から高い評価をいただくとともに、自衛隊の活動に対する更なる期待も寄せられております。

 このような自衛隊の活動については国民の皆様の御理解と御協力があって全うされるものであり、全国防衛協会連合会の皆様による御活動は、まさに国の防衛の支えになるものであります。

 今後とも、国民の皆様の期待に応えられるよう、現下の諸課題に全力で取り組んでいく所存ですので、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年の挨拶といたします。

●125号(3)(26.1.1)新年のご挨拶 岩崎統合幕僚長

       統合運用態勢の更なる実効性向上に努める
                      
                    統合幕僚長 岩崎 茂

 防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、深く御礼申し上げます。  

 さて、今日の国際社会では、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散、サイバー、海洋や宇宙等の安定的利用に対するリスクが新たな安全保障上の課題となる等、国際的な安全保障環境は多様化・複雑化しつつあります。我が国及び周辺では北朝鮮による核実験の強行、中国の東シナ海から太平洋にかけての海空域における活動の活発化など我が国を取り巻く安全保障環境は不透明・不確実さが増しています。 

 このような中、自衛隊は、平素から我が国及び周辺における警戒監視や情報収集、対領空侵犯措置を不断に行い、事態に対する即応態勢を維持しているところです。また昨年は、伊豆大島における台風26号に係る災害派遣による土砂災害では統合任務部隊を編成し、行方不明者捜索等の活動を実施しました。このほか、水防作業、急患空輸、山林等の消火活動支援等にも恒常的に対応しています。

 一方、国外では昨年11月に、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンへ、国際緊急援助統合任務部隊を派遣し、医療・防疫、物資等の救援活動を実施しました。南スーダンにおけるPKOでは、第5次要員が拡大された活動地域での本格的な活動を開始し、南スーダンの国造りに貢献しています。アデン湾における海賊対処では、護衛艦1隻を船舶護衛に割り当て、区域防護に1隻を割り当てる要領で活動し、昨年は護衛回数1000回、任務飛行500回を超え、船舶の安全な航行に寄与しています。

 また昨年は米国における統合訓練、11月の自衛隊統合演習により、島しょ侵攻対処に係る自衛隊の統合運用能力等の維持・向上を図っています。  

 このように自衛隊は、複雑で不確実な安全保障環境の中、我が国の平和と独立を守るという崇高な任務を達成するため、警戒監視活動や災害派遣、国際平和協力業務等の様々な活動を行っているところです。自衛隊は、国民の皆様の期待に応え得るよう、陸海空自衛隊が心を一つにして統合運用を基本とした価値観を共有して、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。

 本年も隊員諸官とともに、統合運用態勢の更なる実効性向上に努め、与えられた任務の達成に邁進することを誓い、新年の挨拶とさせていただきます。

●125号(4)(26.1.1)叙勲、大臣感謝状 受章

   おめでとう叙勲、大臣感謝状、防衛協会会員多数が受章
              (敬称略、順不同)
          叙勲受章者
    旭日双光章 金井 富雄(東京都)          瑞宝中綬章 山崎  眞(本 部)
    瑞宝双光章 嶋村 清一(千葉県)          旭日小綬章 外村  昭(神奈川県)
    旭日小綬章 五嶋耕太郎(石川県)          旭日双光章 直江 茂行(石川県)
    瑞宝双光章 清水  紘(京都府)          旭日小綬章 菊池 公孝(愛媛県)
    旭日双光章 前田 一彦(長崎県)          旭日双光章 東江 光野(沖縄県)
          褒章叙勲受章者
    藍綬褒章  平磯 和夫(東京都)          藍綬褒章  外村  昭(神奈川県)
    黄綬褒章  西出 武夫(石川県)          黄綬褒章  稲垣 直彦(沖縄県)
    黄綬褒章  大城 元臣(沖縄県)
          防衛大臣感謝状受章者
    イーケーエレベータ(株) 代表取締役 海老沼孝之(群馬県)     村田 純一(京都府)
    井上 礼之(大阪府)         竜田和子(奈良県)      坂根  勝(島根県)
    山口冨美子(山口県)        松浦 正人(山口県)     光東株式会社(山口県)

122号(25.4.1)”新年度のご挨拶”小野寺防衛大臣

  厳しさを増す安全保障環境に対応し、自衛隊の体制強化に取り組む
                   
                     小野寺五典防衛大臣

 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様には、防衛省・自衛隊に対する御支援・御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。新年度を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。
 近年、周辺国の軍事力の近代化に加え、北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイルの発射や核実験の実施、中国による領海侵入・領空侵犯、海軍艦艇による火器管制レーダーの照射事案など、わが国周辺の安全保障環境は一層厳しさを増しております。
 こうした一層厳しさを増す安全保障環境に対応するため、南西地域など島嶼防衛のための輸送力・機動力等各種対処能力の向上等に取り組むことに加え、現下の状況に即応してわが国の防衛態勢を強化していく観点から、「防衛計画の大綱」の見直しなど、自衛隊の体制強化に取り組んでいくこととしております。
 また、海外における自衛隊の活動については、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動や国連南スーダンミッション(UNMISS)への自衛隊の参加など、国際社会の平和と安定のための積極的・主体的な取り組みを続けてまいります。
 日米同盟については、強固な日米同盟の構築に向けて、ガイドラインの見直しに関する議論も含め、大局的な観点から日米間で議論を行っていきたいと考えています。
 防衛省・自衛隊は、現下の諸課題に常に謙虚に国民の目線に立って、誠心誠意、全力で取り組み、国民の皆様の期待と信頼に応えてまいります。
 最後になりましたが、本年度も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年度の御挨拶といたします。
 この規定では、潜水艦やはるか離れた艦艇からミサイルが撃たれようとしている海上では、今回のような場合、それが直ぐにミサイル発射とは判断できないため、結果的に撃たれる前の武器使用判断は難しい、との意見が大勢を占めているのが現実です。
 自民党では、22年にまとめた「防衛大綱への提言」において、「情報収集・警戒監視・偵察活動時の安全確保」を盛り込みましたが、当時は野党であり、誰も「警戒監視時の武器使用権限」の重要性を認識することはありませんでした。
 また今般のアルジェリアの事件を受けて、隊法改正が議論されていますが、自民党は、隊法第84条3「在外邦人等の輸送」の規定を改め、輸送の安全が確保されていることを要件とせず、緊急時の自衛隊による在外邦人等の避難措置(邦人等の輸送及び警護)を実施可能とし、併せて避難措置の実施を担う自衛官に、その任務遂行に必要な武器使用権限を付与すること、とする議員立法を、平成22年に衆院に提出しています。しかし、これも今回の事件が発生するまで一顧だにされませんでした。
 今後とも、自衛隊が任務を全うできるための法整備にもしっかり取り組んでいく所存です。どうぞ更なるご支援ご指導をお願い申し上げます。

●121号(1)(25.1.1)"新年のご挨拶" 佃会長

         国民と自衛隊の一体感を醸成
                   
                 佃 和夫全国防衛協会連合会会長

                 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
 さて、現下の世界の安全保障環境は、イラク・アフガニスタン・シリア等の中東諸国の不安定な治安・政治情勢、イラン・北朝鮮の核開発、頻発する地域紛争やテロリズムなどの脅威の増大、中国の急激な軍事力の増強など依然として不透明、不安定な状況にあります。加えて、昨年は米国、ロシア、フランス、中国、及び韓国等の大統領選や首脳交代があり、今後の安全保障環境への影響を注視していく必要があります。
 一方日本を取り巻く安全保障環境は、北朝鮮の指導者の交代、周辺海域における活発な活動及び外洋化を志向している中国、極東地域における軍事活動を活発化しているロシア、特に最近のロシアと韓国の首相・大統領が訪問した北方領土や竹島、そして尖閣諸島周辺のわが国領海への中国船舶の侵入等、依然として厳しい状況にあります。
 このような中、自衛隊の皆様は日夜わが国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。
 海外では、ゴラン高原、ハイチ、東テイモール及び南スーダンでの国連平和維持活動、ソマリア沖・アデン湾海賊対処活動など世界各地において行われており、国際的にも高い評価を得ております。
 また、国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、昨年3月に発生した東日本大震災の救助・復旧活動など多くの災害救助にも活躍しています。
 これらの国内外での活動により、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。このような状況のなかにあって、当連合会としては各協会とともに自衛隊に対する支援・協力活動を一層充実させ、国民と自衛隊の一体感を醸成していきたいと考えます。
 各協会におかれては、防衛協会連合会の目的である防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与する活動に、変わらぬご支援とご協力をいただきたいと存じます。
 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

●121号(2)(25.1.1)”新年のご挨拶”岩崎統合幕僚長

      事態に即応し、実効的に対応できる体制を維持
                    
                     岩崎 茂 統合幕僚長

 防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、深く御礼申し上げます。  昨年は、北朝鮮の「人工衛星」と称するミサイル発射や、中国公船による尖閣諸島周辺海域での活動、中国海軍艦艇による海洋における活動の拡大・活発化等の事案が生起しました。あわせて国際テロやサイバー攻撃等の安全保障上の課題が存在しており、国際社会の安全保障環境は依然として複雑で不確実なものになっています。  このような中、自衛隊は、北朝鮮によるミサイル発射への対応、九州北部豪雨等に伴う災害派遣のほか、平素から我が国周辺における警戒監視、情報収集や対領空侵犯措置を不断に行い、各種事態に対する即応態勢を維持しています。  国外では、昨年は国連平和維持活動派遣20周年を迎え、ゴラン高原派遣輸送隊への派遣を継続するとともに、新たに南スーダンに施設部隊等を派遣しました。一方、国連東ティモール統合ミッションへの軍事連絡要員の派遣を終了、さらにハイチ地震からの復旧に十分に貢献したものと評価しうることから、国連ハイチ安定化ミッションへの施設部隊等の派遣を終了することになりました。海賊対処においては、護衛回数400回、任務飛行800回を超える任務を実施し、船舶の安全な航行に寄与しています。  このように自衛隊は、複雑で不確実な安全保障環境の中、我が国の平和と独立を守るという崇高な任務を達成するため、警戒監視活動や災害派遣、国際平和協力業務等の様々な活動を行っています。自衛隊は、国民の皆様の信頼に応え得るよう、統合運用を基本とした価値観を共有して、事態に即応し、実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。  今後とも自衛隊に対する変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げます。

120号(24.10.1)大韓民国在郷軍人会のパク会長来日   

             交流会を開催
            
               パク会長(左側)と渡邊理事長代理(右側)   
 全国防衛協会連合会は大韓民国在郷軍人会朴世煥(パク・セファン)会長の来日に際し、明治記念館(都内港区)において交流会を開催した。  
 韓国側からはパク会長の他、クォン・ビョンジュ同会国際協力室長、イ・ボンナム同会日本支会長、ソン・ギョンイク同会日本支会副会長、ホン・ヒョン同会日本支会諮問委員及びクオン・テファン韓国大使館国防武官他が出席した。  
 日本側からは理事長代理として出席した渡邊元旦常任理事の他、廣瀬清一常任理事、山口英友事務局長及び谷口和代女性部会事務局長が出席した。   
  会合ではパク会長から、全国防衛協会連合会と大韓民国在郷軍人会が今後より一層深い関係になり共に歩む事が出来るよう努めていきたいとの話があり、また韓国訪問を心から歓迎するとの申し出があった。  
 パク会長は、約700名が所属して活動している大韓民国在郷軍人会日本支会創立50周年行事出席のため訪日したものである。  
 なお大韓民国在郷軍人会は、平成21年9月全国防衛協会連合会が20周年記念事業の初の海外研修として、山口信夫会長を研修団長、前田房治東京都板橋区防衛協会会長を副団長、日吉章理事長を本部長とする32名の研修団を派遣した際、カウンターパートとして受け入れに尽力した。
 また平成22年7月、同会長が来日した際には、江間清二理事長、廣P清一常任理事他が会合を開き北朝鮮問題を含む多岐にわたる問題について意見交換した。

●118号(1)(24.10.1)哀悼 山本卓眞副会長逝去   

                哀悼
             山本卓眞副会長逝去

  
                  大勢の人々がお別れを惜しんだ  
 山本卓眞全国防衛協会連合会前副会長とのお別れの会が3月9日帝国ホテル(東京都千代田区)においてしめやかに行われた。  
 同会は富士通の主催で行われたもので、喪主は山本喜久子夫人。12時から13時の間会場となった同ホテル孔雀の間では、○○など山本前副会長の人柄と多彩な交友関係そのままに各界から約○○名が参加した。防衛協会からも○○など多数が参列しお別れを惜しんだ。  
 山本前副会長は、1月17日肺炎により逝去されたもので、享年86歳であった。  
 熊本県出身、陸軍航空士官学校卒業、少尉任官後満州で終戦。東京大学卒業後富士通信機製造(現富士通)入社。同社代表取締役社長、代表取締役会長、名誉会長を経て 富士通顧問に就任。  また日本会議副会長、「佐藤正久を支える会」会長、偕行社会長を歴任。  
 全国防衛協会連合会には平成元年の創立以来、副会長として歴代会長を支え、会勢の隆盛に尽力した。

●118号(2)(24.10.1)山本卓眞の遺言 中條高徳前連合会監事

            山本卓眞の遺言
                    
                      故山本副会長
 寒い一月の某日、靖国神社から山本卓眞氏斃るの悲報が届いた。何人にも知らせてはならないという悲報でもあった。  
 陸士の同台の者たちが山本さんについて語ることさえ許されず、ひとり人生のむなしさを感じていた。  
 方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたはかつ消え、かつ結びて久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」の一節が脳裏に浮かんでは又消えていった。  
 小柄だが、背骨を真っすぐ立て凛と歩く山本さんは世間からよく「陸士が歩く」と云われた。お元気だった山本さんのそのお姿が、この思いに重なる。山本さんの尊敬する兄上は特攻隊長として戦死され、靖国に祀られている。彼の教養から兄上の戦死を無念とは口がさけても云わない。だが山本さんの日頃の言葉からすると、こんない国になったことは絶対許さなかった。  
 彼は吾々に一葉の遺言も残さず急逝した。  
 長くご指導賜った後輩の一人として、これぞ山本先輩の云い残したかったことと信ずるものが西郷南州遺訓であろう。  
 「正道を踏み国家を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず。彼の強大に萎縮し、円滑を主として曲げて彼の意に順従する時は軽侮を招き、好親って破れ、に彼の制を受けるに至らん」(南州遺訓)
(筆者:元全国防衛協会連合会監事、英霊にこたえる会会長、日本戦略フォーラム会長)

●117号(1)(24.1.1)”新年のご挨拶”佃 和夫連合会会長

          防衛基盤の育成強化に寄与
                    
                  佃和夫全国防衛協会連合会会長
 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
 昨年は、3月11日に発生した東日本大震災により日本経済は大きく影響を受けましたが、その後も欧州金融不安や円高に加えてタイの洪水による影響で混乱が続きました。
 一方日本を取り巻く安全保障環境面は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮、急速に軍事力を増強し、周辺海域における活発な活動及び外洋化を志向している中国、極東地域における軍事活動を活発化しているロシア、加えて我が国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題等、依然として厳しい状況にあります。
 このような中、自衛隊の皆様は日夜我が国の安全保障という重大任務に精励するとともに、国内外において様々な活動等を行っております。
 海外では、ゴラン高原・スーダン・ハイチ等での国連平和維持活動、ソマリア沖・アデン湾海賊対処活動など世界各地において活躍しています。
 国内においても海上自衛隊哨戒機による北海道周辺海域や日本海、東シナ海などにおける警戒監視、航空自衛隊による領空侵犯対処など、周辺海空域の安全確保に日々対処するとともに、多くの災害救助にも活躍しています。特に東日本大震災においては、ピーク時には10万人を超える態勢で、救助活動、行方不明者の捜索、輸送支援、給水・給食・入浴などの生活支援、空港・港湾などの応急復旧活動を実施しました。また原子力災害対策としてヘリコプターによる水の投下や放水も行い、国民を守る最後の砦としての活躍ぶりは記憶に新しいところです。
 こうした活動により国民の自衛隊への理解と関心は高まりつつありますが、当連合会としては各協会とともに自衛隊に対する支援・協力活動を一層充実させ、国民と自衛隊の一体感を醸成していきたいと考えます。各協会におかれては、防衛協会連合会の目的である防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与する活動に、変わらぬご支援とご協力をいただきたいと存じます。
 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

●117号(2)(24.1.1)”新年のご挨拶”一川俊美防衛大臣

           国民を守る最後の砦として
                    
                     一川保夫防衛大臣  
 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中に防衛省・自衛隊に賜りました御支援・御協力に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 さて、昨年は、3月11日に東日本大震災が発災し、防衛省・自衛隊は10万人を超える態勢を組み、被災地の支援を全力で行いました。事態への現実的な計画と、厳しい訓練の成果が、被災地における最大限の活動につながりました。被災地の一日も早い復興を心から念じて止みません。
 また、昨年11月には、南スーダン共和国における国連南スーダン共和国ミッションに対して司令部要員を派遣し、自衛隊の海外での活動の場が、さらに広がった年でもありました。また、同国への施設部隊の派遣についても、現在、要員の派遣に係る準備を行っています。
 一方で、我が国周辺の安全保障環境は、今なお不透明・不確実な要素が存在しており、我が国にとって懸念せざるを得ない状況が続いております。このような情勢にあって、防衛省・自衛隊は、喫緊の課題である動的防衛力の整備のための施策を着実に実施しするとともに、日米間の防衛関係をさらに深化させていく所存です。また、他の国々との防衛協力・交流や海賊対処など国際的な活動にも一層取り組んでいく所存です。
 防衛省・自衛隊は、国民の皆様を守る最後の砦であります。防衛省・自衛隊は、現下の諸課題に常に謙虚に国民の目線に立って、誠心誠意、全力で取り組み、国民の皆様の期待と信頼に応えてまいります。
 最後になりましたが、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年の御挨拶といたします。

●117号(3)(24.1.1)”新年のご挨拶” 折木良一統合幕僚長

         心を一にして万全の態勢を維持
                  
                   折木良一統合幕僚長  
 防衛協会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、深く御礼申し上げます。  
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、中国による軍事力の急速な近代化と活動の活発化、北朝鮮の核・弾道ミサイル問題等に加え、国際テロ組織をはじめとする非国家主体による活動等、複雑で不確実なものとなっております。  
 このような中、昨年3月11日に発生した東日本大震災において、自衛隊は、その能力を結集し、任務を遂行してまいりました。また、米軍による「トモダチ作戦」は、日米同盟の強い絆を確認し、今後の更なる深化に繋がるものとなりました。今回の活動で得た多くの教訓の反映は、今後の災害対応は勿論ですが、我々本来の任務である有事・不測事態発生時の対応を見据えたものでなくてはならず、安全保障環境の変化と皆様からの期待の中で、「我が国防衛」の任務を基本とし、時代とともに拡大・多様化した自衛隊の役割を確実に果たすための実効性の向上に繋げてまいりたいと思います。  
 一方、海外においても、ゴラン高原、ハイチ、東ティモールのPKO、そして海賊対処行動のため、現在も約千人の隊員を派遣しております。また、南スーダン国造り支援のため、昨年より司令部要員の派遣を開始、現在は、施設部隊の派遣準備を推進しており、しっかりと貢献してまいりたいと考えております。
 本年も皆様の信頼に応え得るよう、「今日に即応し、明日に備える」自衛隊として、厳正な規律と高い士気を保持し、陸海空自衛隊が心を一つにして、万全の態勢を維持してまいります。  
 今後とも自衛隊に対する変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げます。

●117号(4)(24.1.1)叙勲、大臣感謝状 受章

   おめでとう叙勲、大臣感謝状、防衛協会会員多数が受章
          平成23年叙勲               (敬称略、順不同)
    旭日中綬章 辰馬 章夫(兵庫県)           旭日小綬章 工藤 豊秀(青森県)    
    瑞宝中綬章 伊藤 宗武(東京都)           瑞宝中綬章 宮下  裕(香川県)    
    瑞宝単光章 八巻 義三(東京都)           
    藍綬褒章  内田 富雄(東京都)           藍綬褒章  斎藤 善孝(神奈川県)                                          
          平成23年防衛大臣感謝状         (敬称略、順不同)
       林 光男(青森県)   杉本 康雄(青森県)   丸森 仲吾(宮城県)
       嶋本 隆央(奈良県)  伊藤 隆司(山口県)   古谷 俊夫(高知県)
       比嘉 榮仁(沖縄県)  森田  實(沖縄県)   伊差川義男(沖縄県)

116号(23.10.1)山口前会長を偲ぶ 日吉 章連合会理事長 

            山口前会長を偲ぶ
                   
                     故山口信夫全会長
 山口前会長が御逝去されて早や1年経ちますが、今も在りし日の前会長の御恩顔が目に浮かんできます。財界活動や社業に極めて御多忙の中を、防衛協会の主要な行事には必ず出席されて私共会員や自衛隊員に温かく激励の言葉をかけて下さり、また、御勤務先にまで押しかけての私共の相談にも嫌な顔一つされず親身になって応じて下さったのでした。  
 山口前会長には、平成4年会長にご就任以来18年間(前任の宮崎会長を補佐された期間を加えますと22年間)の長きに亘り、防衛協会のために御尽力を賜り、お蔭を以って協会はその目的とする防衛意識の普及と自衛隊の支援活動に着実に成果を挙げてくることができました。  
 その間、山口前会長には、先ず最初に各地に所在する防衛協会の全国組織化即ち全国防衛協会連合会の設立に奔走され、防衛協会発展の礎を築かれました。また、日商会頭御就任の際には、慣例により多くの兼職を退かれましたが防衛協会長には留まって戴きましたことに、私共は改めて前会長の防衛協会に対する熱い思いを知り、いたく感激したのでした。更に、毎年行われる防衛省の殉職自衛隊員追悼式には殆ど欠かすことなく参列され、遺族をはじめ関係者から深く感謝されたところです。特に、私共の長年の悲願でありました防衛庁の省移行が実現しましたのも、このような前会長の御支援に与るところが大きかったものと思います。  
 前会長は、「防衛協会は、自衛隊発足当初の厳しい社会情勢の中で黙々と訓練に励み災害救助に勤しむ自衛隊員の姿を目にして、基地周辺の住民達が、彼等を激励支援するために、自発的に組織してきた民間の団体であり、この原点を忘れてはならない」とよく言われました。前会長の防衛協会に対するお考えを窺い知ることのできる示唆に富んだ言葉です。  
 未曾有とも言うべき東日本大震災の発生により我が国は深刻な被害を受けましたが、その中にあって我が国民、特に被災者の沈着冷静にして忍耐強く、規律ある対応は国際社会の称賛の的となっています。それと並んで、自衛隊の献身的な救助活動が被災者はもとより広く国民から高く評価され感謝されています。これらのことは日本人として、また自衛隊を支援する者として私共の誇りであり、泉下の前会長にも安んじて戴けるものと思います。  
 山口前会長の御生前の御指導に深く感謝し、心から御冥福を申し上げます。

●114号(1)(23.4.1)新しい防衛大綱と中期防 北澤俊美防衛大臣

          新しい防衛大綱と中期防
                 ー動的防衛力の構築に向けてー
                  
                    北澤俊美防衛大臣
 政府は、昨年12月17日、今後の我が国の安全保障と防衛力の在り方の指針として、安全保障会議と閣議において「平成23年度以降に係る防衛計画の大綱」(新防衛大綱)を決定いたしました。  
 また、同日、5年間を対象とする中期的な防衛力整備の方針や主要な事業等を定めた「中期防衛力整備計画(平成23〜27年度)」(新中期防)も決定いたしました。本日は、これらの概要についてご紹介させていただきます。
 まず、策定までの経緯についてご説明します。我が国では、防衛力の基本的指針を示すものとして、昭和51年、平成7年及び平成16年の3回にわたり、防衛計画の大綱(防衛大綱)を策定してまいりました。平成16年に策定した防衛大綱(前防衛大綱)では、策定から5年後に必要な修正を行うこととされておりました。  
 しかし、平成21年9月の政権交代という歴史的転換を経て、防衛大綱見直しという国家の安全保障にかかわる重要課題は、新しい政府として十分な検討を行う必要があることから、同年12月の閣議決定において、平成22年中に結論を得ることといたしました。
 防衛省としても、この閣議決定を受け、防衛力の在り方について専門的な検討を行ってまいりました。また、昨年9月から安全保障会議や関係閣僚間で行われた検討においては、防衛大臣として私から様々な提案をし、精力的な議論を行ってまいりました。これらの検討を経て、昨年12月、新防衛大綱及び新中期防を決定したところです。  
 次に、その内容についてです。我が国を取り巻く安全保障環境を見ると、我が国周辺では、周辺諸国の軍事力の近代化や各種活動の活発化がみられる一方、国際社会においては、紛争予防、平和構築、海賊対処など軍事力の役割は多様化し、また、安全保障上の課題等に各国が協力して対応する必要性が高まっております。  このような安全保障環境の下では、@情報収集・警戒監視等の平素の活動を常時継続的に実施するとともに、 A危機発生時には事態の推移に応じて迅速かつ切れ目なく対応し、B国際協力にも積極的に取り組む必要があり ます。  
 このように、平素から防衛力を効果的・能動的に運用することが重要となっていることを踏まえ、新防衛大綱では、部隊・装備を保有すること自体による抑止を重視した、従来の「基盤的防衛力構想」によることなく、「動的防衛力」を構築するという、新たな方針を打ち出しました。  前防衛大綱で示された「多機能で弾力的な実効性のある防衛力」は、テロ等の新たな脅威等に対する「対処」と「国際協力」を重視した考え方でしたが、これを「運用」重視の観点からさらに発展させたものが「動的防衛力」であります。  
 新防衛大綱・新中期防の下、自衛隊の体制整備にあたっては、南西地域を含め、警戒監視、洋上哨戒、防空、弾道ミサイル対処、輸送、指揮通信等の機能を重点整備するなど、従前の例にとらわれずメリハリのある防衛力整備を進めていくこととしております。  
 具体的には、部隊編成については、各地域に配備されている海自の護衛艦を他の地域での活動や国際協力活動でも運用できるようにするなど、即応性・機動性を重視した部隊への改編等を実施するほか、南西諸島の島しょ部に陸自の部隊を配置し、警戒監視・対処態勢を整備するなどの体制整備をいたします。  
 また、装備については、戦車・火砲の縮減を図る一方、潜水艦の増勢による平素からの情報収集・警戒監視能力の向上、新輸送機の導入による輸送能力の向上等を実施することとしております。  
 さらに、防衛力の能力発揮のための基盤も重視しており、人事制度改革、装備品等の運用基盤の充実、装備品取得の一層の効率化、防衛生産・技術基盤の維持・育成、防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討、防衛施設と周辺地域の調和のための施策を行うこととしております。  
 「動的防衛力」を構築するためには、これまで整備してきた防衛力を前提としつつ、これに対して構造改革を行う必要があります。  
 防衛省では、総合的かつ横断的な観点から、自衛隊全体にわたる抜本的な効率化・合理化を図り、真に必要な機能に資源を選択的に集中して、防衛力の構造的な改革を実現することとしました。  
 このため、省内に防衛副大臣を長とする「防衛力の実効性向上のための構造改革推進委員会」を設置し、機動展開体制、統合通信・サイバー攻撃対処等についての機能強化・部隊等のあり方の検討、事業管理や後方業務効率化等に関する資源配分の一元化・最適化の検討のほか、人事制度の抜本的改革や装備品取得等に関する改革も推進しているところであります。
 防衛省としては、新防衛大綱の下、国民各位の期待と信頼に応え得るよう、全力を尽くしてまいる所存であります。
 皆様の御理解と御協力を切に希望いたします。

●114号(2)(23.4.1)新年度に向けスタート!!   

           新年度に向けてスター!!
全国防衛協会連合会(佃和夫会長)は、平成23年度に向け各分野で、各地区で新たなスタートを切った。  まず2月10日GH市ヶ谷(東京都新宿区)において常任理事会が開催された。会議では、全国から参集した常任理事等20余名により、4月に予定されている理事会・評議員会、同じく6月に予定されている総会に向け22年度事業報告、同収支計算及び23年度事業計画、同収支予算について活発な議論が行われた。  また山口信夫特別顧問の逝去に伴う退任等の人事案件も審理された。
         各地で自衛隊入隊・入校予定者を激励
 東京都防衛協会(佃和夫会長)は、3月5日、日比谷公会堂(東京都千代田区)において東京地方協力本部(本部長小川清史)協力十団体として他の協力団体と一体となって、入隊・入校する若人達を激励する会を「自衛隊東京音楽まつり」として開催した。  
 会はまず石原東京都知事のビデオ激励メセージから始まり、海上自衛隊東京音楽隊等による演奏、入隊入校予定者激励行事他へと続いた。
            
                  激励を受ける東京入隊等予定者  
 茨城県防衛協会(幡谷祐一会長)は、3月5日、協力諸団体の協賛、茨城地方協力本部(本部長大池孝志一等陸佐)の協力により入隊・入校予定者の激励会をひたちなか市文化会館(茨城県ひたちなか市)で開催した。  
 会長挨拶の後、橋本茨城県知事の挨拶、国会議員の激励と続き、記念品の贈呈、防衛大臣の激励メッセージビデオ、先輩隊員の激励、入隊予定者の謝辞の後施設学校音楽隊による演奏へと続いた。
            
                    激励する茨城・幡谷会長  
なお全国の各防衛協会もそれぞれの地方協力本部や地方自治体と協力し同様の激励会を開催している。
        女性部会10周年記念大会準備進める
全国女性部会(江上栄子会長)は本年11月に予定されている10周年記念大会に向け、3月1日明治記念館(東京都港区)に江上会長以下副会長5名と事務局合わせて10余名が参集し会長・副会長会同を開催した。  会同では予定されている会場・庭園等を視察した後、活発な議論が行われた。  大会を「10周年をお祝いする研修大会」とし、10周年という節目に相応しい記念式典、記念講演等及び記念祝賀会が予定され、記念誌及び記念品の作成なども有意義な大会とすべく検討された。  特に記念講演等では、国防に深い関心を持つ党派を越えた国会議員によるパネル・ディスカッションで充実した研修となるよう計画されている。  なお、会場に予定されている明治記念館は、帝国憲法制定のための御前会議も行われた由緒ある所で、四季折々の自然が映える庭園の景観は定評がある。
            
                  大会が予定されている明治記念館
              要望書
 全国防衛協会連合会は22年度に防衛問題に関する要望として、「防衛意識の高揚とその環境整備」、「防衛力の整備と予算の確保」、「日米安全保障体制の充実強化」、「国際平和協力活動に関する体制の整備」、「領域警備法制の整備」の5項目からなる要望書を作成し、防衛省をはじめ国会議員等や諸団体に要望した。  
 これは平成11年度から行われているもので、23年度も同様に「防衛問題に関する要望書」の提出が計画され、目下関係者が鋭意準備中である。
            事務局長会同の開催
 全国防衛協会連合会と各県防衛協会等との意志の疎通を図り、会勢を一層充実発展させるため、新たに各県防衛協会等の事務局長を参集する事務局長会議が計画されている。

●113号(1)(23.1.1)”新年のご挨拶” 佃 和夫 連合会会長

                   支援・協力を充実させ
          国民と自衛隊の一体感を醸成
                    
 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には、ご家族ともどもお健やかに新年を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
 昨年は国内で経済の減速基調が続く中、発足間もない民主党政権での内閣交代や、参議院での与野党勢力の逆転などにより政治的に不安定な状況がありました。
 一方日本を取り巻く安全保障環境面では3月に北朝鮮の攻撃によるとされる韓国哨戒艦の沈没事件、11月に韓国大延坪島への砲撃事件が発生し朝鮮半島における緊張が高まり、また尖閣諸島沖で中国漁船衝突事件が起きるなど、多事多難な一年でした。
 そのような状況下で我が国の防衛の新たな基本方針として防衛計画の大綱が見直されました。これまで厳しい財政事情により防衛予算が漸減する状況が続いてきましたが、今後は必要な予算が確保され今回の大網・中期防衛力整備計画で示された方針が着実に政策として実行され、人的基盤・物的基盤・社会的基盤を含め、我が国の防衛力を支える基盤が計画どおりに整備されていくことを期待します。  
 自衛隊の皆様は日夜我が国の安全保障という重大任務に精励されるだけでなく、国内での豪雨災害での救出活動などの大規模・特殊災害への対応、大地震発生後のハイチ安定化PKO等の国連平和協力活動、パキスタンの洪水等に対応した国際緊急援助活動、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動等、活動の範囲は地球的規模で広がりを見せております。
 こうした活動により国民の自衛隊への理解と関心は高まりつつありますが、当連合会としては各協会とともに自衛隊に対する支援・協力活動を一層充実させ、国民と自衛隊の一体感を醸成して行きたいと考えます。各協会におかれては、防衛協会の目的である防衛意識の高揚を図り防衛基盤の育成強化に寄与する活動に、変わらぬご支援とご協力をいただきたいと存じます。
 おわりに各協会のますますの発展と、会員各位のご多幸を祈念して、新年のご挨拶とさせていただき ます。

●113号(2)(23.1.1)”新年のご挨拶”北澤 俊美 防衛大臣

                     新大綱の下
          世界の平和と安定に寄与
                  
                     北澤俊美防衛大臣  
 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中に防衛省・自衛隊に賜りました御支援・御協力に対し、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
 私が防衛大臣の職に就いてから二度目の新年を迎えることとなりました。昨年は、初めて防衛計画の大綱を策定するという、記念すべき年となりました。新たな大綱は、冷戦時代から長らく引き継いできた 「基盤的防衛力構想」に代わって、自衛隊の機動力を高め、実際に様々な活動を行い抑止効果を高めようとする「動的防衛力構想」を採用致しました。また、南西地域をはじめとする島嶼防衛の重視、防衛生産・技術基盤の強化など、新たな安全保障環境に適応した大綱となったと自負しております。
 自衛隊の活動としては、自然災害をはじめ、宮崎県で発生した口蹄疫にも対応しました。海外では、昨年一月のハイチ大地震に際する医療活動やPKO活動への参加、昨年七月のパキスタン水害における、ヘリコプターによる物資等の航空輸送活動等、数多くの課題に取り組んだ一年となりました。このほかにも、自衛隊員は、ゴラン高原、ネパール、スーダン、アデン湾、更には、東ティモールといった各地で新たな年を迎え、真摯に活動に取り組んでいます。
 一方で、我が国周辺の安全保障環境は、昨年三月に北朝鮮による韓国哨戒艦沈没事件が、十一月には延坪島砲撃事件が発生するなど、依然として予断を許さない状況にあります。本年も引き続き、国民の皆様の期待に応えられるよう、関係閣僚と連携しつつ、現下の諸課題に全力で取り組んでいく所存です。
 このような思いを踏まえ、本年取り組んでいく諸課題について申し上げます。  
 まず、新たな防衛大綱の下、新中期防衛力整備計画の初年度として、着実に防衛力整備を行い、より時代に相応しい態勢に自衛隊を変革させていきたいと考えております。更に、日米関係や日韓関係の強化にも努めてく所存です。特に、沖縄の普天間基地移設問題については、解決に向け、一歩一歩、前進させていきたいと考えております。
 加えて、国内で発生した災害等に対しても、国民の生命と財産を守るべく、平素からの態勢整備に努めて参ります。同時に、新大綱の下、世界の平和と安定に寄与することが我が国自身の平和と安全を達成する道であるとの考え方に立ち、自衛隊の海外における活動についてさらに積極的に取り組んでまいりま す。
 最後になりましたが、本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願いするとともに、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年の御挨拶といたします。

●113号(3)(23.1.1)”新年のご挨拶”折木良一統合幕僚長

          今日に即応し 明日に備える
                  
                    折木良一統合幕僚長  
 防衛協会会員の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。  
 さて、国際的な安全保障環境は、大規模な軍事的衝突の蓋然性は低下する一方、大量破壊兵器の移転・拡散等の脅威に加え、宇宙空間・サイバー空間に対する脅威が認識されつつあります。  
 我が国周辺では、領土問題や資源問題などが未解決のまま存在しております。  
 このような中、自衛隊は、国内では、宮崎県口蹄疫対応等の災害派遣のほか、平素から我が国周辺の警戒監視や情報収集、対領空侵犯措置等を不断に行っているところです。国外では、昨年発生したハイチ大地震・パキスタン大洪水に際し、国際緊急援助隊を派遣しました。  
 また、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処、ゴラン高原派遣輸送隊、ネパール軍事監視要員、スーダン司令部要員等の派遣を継続するとともに、新たにハイチ共和国、東ティモールへの派遣を開始しております。
 その他、昨年日米安保条約締結50周年を迎えた日米同盟深化のほか、様々なレベルにおける防衛交流・安全保障対話等を積極的に推進してまいりました。  
 このように、自衛隊は、安全保障環境の変化に応じ、「我が国の平和と独立を守る」という任務を確実に実施するとともに、国際平和協力活動など幅広い活動を行っているところであり、「今日に即応し、明日に備える」自衛隊として、国民の皆様の信頼に応え得るよう、陸・海・空各自衛隊が団結して万全の態勢を維持していく所存です。  
 今後とも自衛隊に対する変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

●113号(4)(23.1.1)叙勲、大臣感謝状 受章     

    おめでとう叙勲、大臣感謝状、防衛協会会員多数が受章
           平成22年秋の叙勲
     旭日重光章 二田 孝浩(秋田県)        旭日小綬章 山澤  進(山形県)    
     旭日小綬章 松本 好雄(兵庫県)        旭日小綬章 板床 定男(福岡県)    
     旭日双光章 藤野 幸八(東京都)        瑞宝中綬章 山本  誠(連合会本部)
     瑞宝小綬章 水垣 宏隆(兵庫県)        瑞宝双光章 藤川 祐輔(福岡県)
                                   (敬称略、順不同)                      平成22年防衛大臣感謝状      
       鶴戸 清子(宮城県)  鈴木百合子(山形県)   故中川 泰三(神奈川県)
       高橋 治朗(中部)   千  宗守(京都府)    倉地 英吉(大阪府)
       山西 三重子(宮崎県) 中村 利夫(長崎県)    出川 長芳(東京都)
                                   (敬称略、順不同)

●113号(5)(23.1.1)山口信夫お別れの会(2面から)    連合会事務局編集

        3,500人が山口前会長とお別れを惜しむ
            
                   献花に並ぶ大勢の参列者
 山口信夫前全国防衛協会連合会会長を偲ぶ「山口信夫お別れの会」が11月19日帝国ホテル(東京都千代田区)においてしめやかに行われた。  
 同会は日本・東京商工会議所と旭化成の共催により行われたもので、12時から14時の間会場となった同ホテル孔雀の間では中曽根康弘氏、森喜朗氏、小泉純一郎氏、福田康夫氏、麻生太郎といった総理経験者や石原慎太郎東京都知事などの政界及び元経済連会長奥田碩氏、同前会長御手洗冨士雄氏や各企業幹部並びに渡邉恒雄読売新聞会長、巨人軍元監督長嶋茂雄氏、同監督原辰徳氏など、山口前会長のお人柄と多彩な交友関係そのままに各界から約3500人が参列した。  
 防衛協会からは佃会長、江間副会長、江上副会長、大北常任理事など多数が参列しお別れを惜しんだ。

●112号(1)(22.10.1)哀悼 山口信夫特別顧問逝去   連合会事務局編集

                  
                     故山口信夫特別顧問
 山口信夫特別顧問は、9月14日未明心不全により逝去された、享年85歳。後日「お別れの会」が開かれる予定。  
 山口氏は平成4年以来18年の長きにわたり、全国防衛協会連合会会長、東部防衛協会会長、東京都防衛協会会長として、本年6月からは特別顧問として各会の発展に尽力した。  
 特に防衛協会の全国組織化に際しては当時の宮崎輝会長を補佐して奔走し、連合会を立ち上げた。会長就任後は各都道府県を纏め、昨年20周年を迎える基礎を築いた。
 また日商会頭就任の際、多くの兼務職を辞したが、防衛協会を辞さなかったのは、協会への思いを表すエピソードとして伝えられている。  
 広島県出身。陸士58期。平壌で終戦を迎えソ連に3年間抑留される。現一橋大卒業後、現旭化成に入社。常務、副社長などを経て平成4年会長就任。本年4月から名誉会長。この間日銀参与や日商会頭などを兼任し19年には旭日大綬章を受章。

●112号(2)(22.10.1)韓国在郷軍人会会長と意見交換

 平成22年7月16日、全国防衛協会連合会は韓国在郷軍人会会長の来日に伴い、明治記念館(東京都港区)において意見交換を実施した。  
 参加者は韓国側は朴世煥(パクセファン)在郷軍人会会長、朴基源(パクキウェン)在郷軍人会国際部長、李奉男(リボンナム)在郷軍人会日本支会会長、李鍾範(リジョンボム)駐日大使館国防武官、張昌録(ジャンチャンロク)駐日大使館陸軍武官が参加し、日本側は江間清二理事長、前田房治・大串康夫・廣P清一各常任理事が参加した。
 会合は最初に江間理事長が昨年の韓国研修時の接遇に対し謝礼を述べ、ついで朴会長から、本年3月に韓国海軍哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した事件に際し、日本側の対応が大変心強いものであった旨の謝礼があった。  
 その後参加者全員による、北朝鮮問題を含む多岐にわたる問題について意見を交換した。
 なお朴会長は昨年9月着任以来極めて多忙で、やっと得た外遊の機会の最初の訪問国として日本を選んだものである。
  
          意見交換風景           前列左から、李奉男、朴世煥、江間清二、前田房治
                          張昌録、廣P清一、大串康夫、李鍾範、朴基源(敬称略)

110号(22.4.1)永住外国人地方参政権に反対する国民集会 

        「地方参政権反対」の国民集会開く
            



 「永住外国人地方参政権に反対する国民集会」が日本会議と日本会議国会議員懇談会の主催で、1月25日、憲政記念館(東京都千代田区)で行われた。多くの地方議員をはじめ、危機感を抱く人々で通路も立錐の余地がない状況であった。  
 三好達日本会議会長は開会の辞で、「首相は問題の重要性がわかっていない。日本人であることを辞めて宇宙にでも行って貰いたい」と、ユーモラスに挨拶した。
 続いて平沼赳夫国会議員懇談会会長が主催者代表挨拶を行い、「対馬や与那国島では人口が激減しており、参政権が認められると合法的に外国の領土になってしまう。民主党は、甘い言葉のマニフェストで国民を騙して政権を取った」と語った。  
 その他、鴨下一郎及び渡辺秀央議員、並びに中国、台湾、韓国籍から日本国籍を取得し活躍中の石平、金美齢、呉善花各氏、及び百地章日大教授、土屋敬之都議、松田三郎熊本県議がそれぞれの立場で提言や活動報告を行った。
 更に、古賀俊昭都議が今後の展望について説明、最後に松原成文川崎市議が決議文を読み上げ、盛会裡に終了した。

●109号(1)(22.1.1)”新年のご挨拶”山口信夫連合会会長

       実績を踏まえて 一層の会勢拡大努力を
                  
 会員及び御家族の皆様、明けましておめでとうございます。昨年11月には天皇陛下御在位20年を国民挙ってお祝いし、今年は殊のほか感慨深く新年をお迎えのことと存じます。  
 昨年は当連合会にとりましても結成20周年という記念すべき年でありました。各界から多数の御来賓をお迎えし、記念式典をはじめ各種の記念行事を成功裏に終えることができました。これもひとえに会員の皆様のご協力のお蔭と心から感謝致しております。  
 さて,現下の内外情勢をみますと、経済面では、一昨年の金融危機に端を発する世界同時不況にも漸く終息の兆しが見え始めましたが、景気回復の足取りは重く、最近では二番底も危惧される状況にあります。また、安全保障面では、米国のオバマ大統領が戦略核兵器の削減でロシアと合意し、更に核兵器の究極的な廃絶を打ち出すなど、新しい動きも見られますが、依然として世界各地で宗教・民族・領土などに起因する紛争やテロが頻発し、それに核開発問題等が絡み、これらの行方が懸念されるところであります。我が国周辺をみましても、領土問題、各国で進められている軍備の増強、特に核・ミサイルの開発、拉致問題など複雑困難な問題が山積しています。  
 このような状況の中、我が国では実に15年ぶりに政権交代が行われ、鳩山内閣が誕生しました。鳩山内閣には、景気回復のための的確、迅速、果断な経済政策の実行と、外交の継続性を重んじ、日米安保体制を基軸とする外交・安全保障面での積極的な政策の展開が強く望まれます。  
 内外とも困難に直面している時こそ、国の基本である安全の保障が必要であり、それを応援する当連合会の活動はますます重要になってきます。会員の皆様におかれましては、これまでの活動の実績を踏まえて更に一層会勢の拡大に努められ、国民一般の防衛意識の高揚と今や内外で活躍する自衛隊への支援・協力にご尽力下さいますようお願いを申し上げ、併せて、会員、ご家族ともどものご多幸とご健勝を祈念して新年のご挨拶と致します。 (旭化成会長)

●109号(2)(22.1.1)”新年のご挨拶”北澤俊美防衛大臣

     隙のない防衛態勢が不可欠 変わらぬ支援を期待
                  
 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、明けましておめでとうございます。平成22年の年頭に際し、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 会員の皆様におかれましては、全国各地の部隊への激励や慰問をはじめ、防衛省・自衛隊に対して賜っております様々な分野での活発な御支援に、深く御礼申し上げます。
 さて、昨今の日本の安全保障を巡る状況は、めまぐるしく変化しております。今日の国際社会は、国家間の対立から、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散の進展、国際テロ組織等の活動といったグローバルな問題に至るまで、さまざまな課題に直面しています。このような情勢の中で、我が国の平和と安全を確保するためには、防衛力の適切な整備を進めるとともに、日米安全保障体制を堅持し、その信頼性を向上させて隙のない防衛態勢をとることが不可欠であります。
 また、今日の安全保障環境においては、国際社会の平和と安定は我が国の平和と安全に密接に結びついており、防衛省・自衛隊としても国際社会の平和と安定のために主体的な役割を果たしていく必要があります。
 このような状況を踏まえ、新年も、国民の皆様の御期待に応えるべく、必要施策の実施に向け、全力を尽くしてまいります。本年も、防衛省・自衛隊に対し変わらぬ御支援を賜りますようお願い申し上げます。
 末筆となりましたが、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々の御発展と会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年の御挨拶といたします。

●109号(3)(22.1.1)”新年のご挨拶”折木良一統合幕僚長

       自衛隊の活動は国民の信頼で成り立つ
                  
 防衛協会の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。  
 さて、国際社会では、テロとの闘い、大量破壊兵器の拡散、海賊対処等が共通の課題となっている他、地球温暖化等も安全保障に影響を及ぼしています。また、我が国周辺では、依然として領土問題、資源問題や北朝鮮の核問題等が未解決のまま存在しています。  
 このような中、自衛隊は、平素から我が国及び周辺の警戒監視や情報収集、対領空侵犯措置などを不断に行っているところです。また、昨年4月の北朝鮮ミサイル発射への対応、夏の西日本を中心とした豪雨災害等、各種の災害派遣を実施しました。  
 一方、国外では、昨年3月には海上警備行動、7月以降は海賊対処法に基づきソマリア沖・アデン湾における海賊対処活動を行っています。10月にはインドネシア共和国において国際緊急医療援助活動を行いました。また、本年1月15日に法律の終了期限を迎えるインド洋における補給支援活動の他、ゴラン高原派遣輸送隊、ネパール軍事監視要員、スーダン司令部要員等の派遣を継続しているところです。
 これらに加えて、様々なレベルにおける防衛交流・安全保障対話等を積極的に推進して参りました。
 このように、自衛隊は、安全保障環境の変化に応じ、「我が国の平和と独立を守る」という任務を確実に遂行するための活動を行っているところです。これらの活動は、自衛隊に対する国民の信頼の上に成り立つものであり、この信頼に応え得るよう任務に邁進していく所存です。
 防衛協会の皆様には、引き続き自衛隊に対する変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

●109号(4)(22.1.1)天皇陛下御即位20周年祝賀行事

 天皇陛下御即位20年を お祝いする国民祭典(パレードと国民祭典)
            
 今上陛下は平成21年1月7日、御即位20年を迎えられた。これを記念した官民主催の祝賀行事が同年11月12日、皇居周辺で行われた。
 皇居前広場特設会場では、民間の奉祝委員会と超党派国会議員による「御即位二十年をお祝いする国民祭典」が午後5時から開催された。全国防衛協会連合会からも約300人が参加した。
 両陛下は同6時半過ぎ、皇居・二重橋にお立ちになり、この日のために作られた奉祝組曲「太陽の国」をお聞きになった。その後、「少し冷え込み、寒くはなかったでしょうか。楽しいひとときでした。どうもありがとう」と、「お言葉」があった。

108号(1)(21.10.10)連合会創立20周年に思う伊藤義郎連合会副会長

                   
 去る6月18日、全国防衛協会連合会の創立20周年記念式典が、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で盛大に挙行されました。連合会は1989年10月25日に設立され、私も発起人の一人として参画致しましたので、感慨深いものがありました。
 当時の思い出や戦後の北海道と自衛隊のあり方、更に北海道には130を超える自衛隊協力会があること、並びに今日本来任務に格上げされた自衛隊の国際協力などに思いを巡らしてみたいと思います。                                 北海道は全自衛隊の支援根拠地
 北海道の各地に展開・駐屯する陸上自衛隊北部方面隊は、日本最大の規模を誇り、かつ精強な部隊であり、また、演習場や弾薬庫等は他方面隊の使用にも供するように整備されてきました。創隊50周年を祝って既に6年を経過しました。他方、航空自衛隊と海上自衛隊も各々部隊やレーダーサイト等を配備しております。
 当初の自衛隊反対運動を思い起こしますと、今日北海道各地で自衛隊協力会が活発に活動しております姿は、わが国の防衛の大義はもとより、北海道民と自衛隊の結びつきの深さを計り知るものであります。
 全国防衛協会連合会の設立時に思いを馳せますと、北海道には昭和34年頃、地域或いは展開部隊と共に自衛隊協力会が設立されていきました。また、北海道には第2師団、第5師団、第7師団及び第11師団、更には特科団、施設団、補給処、演習場、弾薬庫等が次々と配置され、殆どの部隊や機関・施設の周辺に自衛隊協力会がスタートしております。
                     自衛隊協力会の組織化
 昭和36年には北海道内の師団を取り巻く形で4ブロックに区分し、4地域の協力会を連合体に組織化することで、北海道自衛隊協力会連合会を設立し、今日に至っております。
 なお且つ、昭和49年には、国の防衛思想を北海道民に普及し、世界の軍事力や自国防衛の義務などの広報にも努めるべく、北海道防衛連盟が設立されました。防衛連盟は冷戦下の2極化された世界の中での日本の防衛や、日米安全保障条約の重要性を周知する等々の活動を致しましたが、平成元年に、全国防衛協会連合会が設立されたこともあり、平成15年に30年の歴史をもって、北海道自衛隊協力会連合会と一本化することになりました。
                    連合会は国家的視野で活躍を
 平成16年には、イラクの平和維持と復興支援に自衛隊が派遣されることになりましたが、直ちに対応できるのは北海道の自衛隊ということになり、第2師団を中核に約550名が派遣されることになりました。出発するに当たり、道内各地の自衛隊協力会は壮行会や残された家族の慰問等を行いました。私も多くの会員と共に、出発式に臨みました。この時の指揮官が、名寄に駐屯する普通科連隊の連隊長であった番匠幸一郎さんであり、旭川の自衛隊協力会が町中に黄色のリボンをつけて部隊の安全を祈ったのも思い出に残る行動でした。
 近年、自衛隊は防衛計画の大綱や国の財政状況により予算の削減を求められ、特に北海道の陸上自衛隊第5師団と第11師団は旅団化され、1万人以上の人員削減となりました。これは地域市町村にも大きな影響をもたらすと同時に、大北海道の防衛はこれで良いのか、災害時の対応は十分出来るのかとの疑問の声が上がりました。
 北海道は自衛隊の駐屯に最適の地であり、特に陸上自衛隊は隊員が生命であると考えられ、北海道の自衛隊協力会はこれ以上の人員削減反対の運動を各地の協力会と共に行っているところであります。
                  
 我が国防衛のための自衛隊が一層精強となること、そして自衛隊法で本来任務となった国際平和協力活動を自衛隊が実施することは、アジアの平和に資するものと思います。今や我々民間にある国民がこの意識を強くすることが大切であります。そのために全国防衛協会連合会は国家的な視野に立って、全国民の防衛への理解と認識の向上に努め、また自衛隊支援の中核として活躍し、益々発展されることを強く祈念して止まないものであります。
(北海道自衛隊協力会連合会会長)

●108号(2)(21.10.1)民主党政権誕生

          最高指揮官に鳩山由紀夫氏
                  
                     (総理官邸HP)
 9月16日に開かれた特別国会で鳩山由紀夫民主党代表が第93代総理大臣の指名を受けた。 社民党、国民新党との連立内閣で、日米同盟を基軸にした舵取りが注目される。新設の国家戦略相に菅直人氏、外務、財務大臣には岡田克也、藤井裕久両氏が就任した。                               
           北沢防衛大臣が就任
                  
                     (防衛省HP)
 防衛大臣には北沢俊美参院議員が就任した。好きな言葉は「梵我一如」という。
 北沢大臣は防衛省で隊員を前に「諸君は、常に国民と共にあり、国の安全を全うしていることを肝に銘じて職務に精励して頂きたい。長年に亘る任務遂行の積み重ねが、国民に高く評価されていることは十分理解しているが、一方で残念な事例が続発しており、綱紀粛正と規律の立て直しが厳しく問われている。」と訓示した。

●107号(21.7.1)北朝鮮の挑発続く

 北朝鮮は、国連安保理が2回目の核実験や多数の長・短弾道ミサイル発射を受けた追加制裁決議(決議1874、6月13 日)に反発して、3回目の核実験の準備を進めている模様。
 北朝鮮は新たな制裁決議に「強硬な非常措置をとる」と警告していた。
 また、6者協議からの離脱や核開発の再開、更には「軽水炉の建設」を打ち出すなど、挑発を続けている。

105号(1)(21.1.1)”新年のご挨拶”山口信夫連合会会長 

           自衛隊に名誉と尊敬を
                   当連合会の真価をかけて
                   
 会員の皆様、明けましておめでとうございます。ご家族共々、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は内外において、政治・経済・安全保障等あらゆる局面で激動の年でありました。
 特に経済面では、米国の金融危機に始まった世界景気の後退が劇的に進行し、80年前の世界恐慌以来とも言われる大きなうねりとなって世界を呑み込んでいます。  
 欧米での終わりの見えない金融不安、米国での自動車産業を中心とした基幹産業の存亡危機、欧米での急速な景気後退に連動した中国・インドを始めとする新興国の急激な成長鈍化、そしてその景気後退の波は日本にも押し寄せ、生産、消費が大きく後退し、ついには内定取り消し、派遣者解雇と雇用にも大きな影を落とすようになりました。
 残念ながら日本は、一昨年に始まったねじれ国会を中心として政治的に迅速な対応が困難な環境下にありますが、政府には危機的状況にある経済への対応が何よりも重要であることを認識し、早急に国民生活の安定を図るための施策を打ち出されるよう願っております。  
 一方国際社会では、今年米国においてオバマ大統領(民主党)が誕生します。タイでの政権崩壊を始め、北朝鮮問題、ロシアの侵攻問題、インドでも大きな被害の出た終わりのないテロ行為等、軍事的にも脅威となる問題が山積している現状で、同盟国である米国との密接な連携と、G8はもちろんBRICs諸国なども加えたG20といかに協力体制を構築できるかということも日本政府に課せられた大きな課題であります。  
 このような大きな課題を抱えている時こそ国家の安全保障が極めて重要であり、国家が平和であって初めて効果的な経済・金融政策も可能と考えられます。  
 その平和維持にとって自衛隊は中心的な役割を果たす重要な存在であり、またそれを支える防衛協会連合会の真価が問われる時でもあると考えています。
 今年は連合会結成20周年の記念すべき時に当たります。 この間、幸いにも会員の皆様のご活躍もあって、自衛隊に対する国民の期待は、軍事的な安全保障だけではなく、人道的な国際活動や災害復興にも向けられ、身近に尊敬できる存在として認識さられてきたと実感しております。  
 皆様におかれましては、今後も防衛に対する意識の高揚とともに、自衛隊を支援して、自衛隊が一層の名誉と尊敬を得られる存在となるようご尽力をお願い申し上げます。
 厳しい環境下ではありますが、会員ご家族の皆様のご多幸と会員のご活躍を祈念し、新年のご挨拶と致します。
 平成21年元旦                               (旭化成(株)会長)

●105号(2)(21.1.1)”新年のご挨拶”浜田靖一防衛大臣

           国民の理解と支持を
                    防衛協会の活躍に期待
                  
 全国防衛協会連合会ならびに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、明けましておめでとうございます。平成21年の年頭に際し、謹んで新春のお慶び申しあげます。  
 会員の皆様におかれましては、全国各地の部隊への激励や慰問をはじめ、防衛省・自衛隊に対し、数多くのお力添えをいただいておりますことについて、深く御礼申し上げます。  
 さて、昨年来、さまざまな不祥事や事故により、防衛省・自衛隊に対する国民の信頼を損なうことになってしまいました。  
 私は、「自衛官は国の宝である」、そして「自衛隊は国民の財産である」と考えております。防衛省・自衛隊は、国民の安全のため、いかなる事態にあっても有効な防衛力でなければなりません。  私は、我が国の平和と独立を守り、国民の安全を保ち、国際社会での責任を果たすため、より精強な防衛省・自衛隊をつくるべく、防衛省改革の実現に向けて全力を傾ける所存であります。  
 また我々は、「テロとの戦い」のためのインド洋補給支援活動の継続、PKO活動等の積極的な国際貢献、在日米軍再編の円滑な実施による日米安全保障体制の強化等の諸課題等に真剣に取り組み、国民の大きな期待にこたえる必要があります。  
 国の防衛は、防衛省・自衛隊のみで達成できるものではなく、国民の皆様のご理解とご支援が不可欠であります。
 こうした観点からも、全国各地の防衛協会・自衛隊協力会による御活動は、まさに国の防衛の基盤となるものであります。何卒、本年も変わらぬご支援をお願い申し上げます。  
 末筆となりましたが、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々のご発展と会員の皆様方のご多幸を祈念しまして、新年の御挨拶といたします。

●105号(3)(21.1.1)”新年のご挨拶”齋藤 隆 統合幕僚長

            全隊員一丸となり
                   改善・進歩に努力を
                  
 防衛協会会員の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。さて、国際社会ではアフガニスタンをはじめとして「テロとの戦い」が継続されており、近年ではソマリア沖における海賊が国際社会共通の脅威になっています。  
 我が国周辺では領土問題、北朝鮮の核を巡る問題など、依然として厳しい状況が続いています。  
 このような環境の中、国外では、海上自衛隊の補給支援活動やゴラン高原派遣輸送隊、ネパール軍事監視要員、昨年10月にはスーダンへ司令部要員を派遣し、現在も継続中です。また、11月にはエジプトPKOセンターにおいて陸上自衛官が初めて講師を務めました。  
 一方、航空自衛隊の空輸活動は、12月をもって終了しましたが、撤収業務隊は現在も活動中です。  
 国内では、6月に岩手・宮城内陸地震に伴う災害派遣を実施し、7月に北海道洞爺湖サミットにおいて各国の要人輸送などの任務を完遂しました。  
 自衛隊の統合運用は4年目になります。今、防衛省・自衛隊は発足以来の一大転換点にあり、防衛省改革の推進とともに統合運用も進化していく必要があります。「統合進化」は、われわれの努力次第で、進歩とも退歩ともなり得るものです。この意味において、引き続き「武力集団」としての厳正な規律と高い士気を保持しつつ、意識を改革し、全隊員が一丸となって問題点等の改善に努め、統合の次のステップに向け、進歩、アップグレードできるよう努力して参りたいと思います。  
 引き続き自衛隊に対する変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げるとともに、皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

●105号(4)(21.1.1)防衛協力功労・自衛官募集功労

            17人が功労賞を受賞
 平成20年度「防衛協力功労」及び「自衛官募集功労」を次の会員が受賞され、20年10月18日、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で大臣から贈呈式が行われた。 おめでとうございます。                                      ◆防衛協力功労◆
    ▽有村勉(鹿児島県防衛協会会員)        ▽今西恭晟(大阪防衛協会監事)
    ▽川島勝弘(岐阜県防衛協会各務原支部長)
    ▽小西久年(北海道、釧路町自衛隊協力団体協議会顧問、釧路町自衛隊協力会顧問)
    ▽小林公平(大阪防衛協会相談役)        ▽田中耕三(山口県防衛協会会長) 
    ▽次井雪雄(新潟、妙高高原自衛隊協力会副会長) ▽辻本弘道(北海道、留萌市自衛隊協力会副会長)
    ▽中村重雄(大分県防衛協会事務局長)      ▽水木儀三(全国防衛協会連合会相談役)
    ▽守屋長光(宮城県防衛協会常任理事)      ▽山口幸太郎(道央地区自衛隊協力会連合会会長)
                   ◆自衛官募集功労◆
    ▽谷崎博志(和歌山県防衛協会会長)       ▽豊澤安男(奈良県防衛協会副会長) 
    ▽永田喜代志(沖縄県防衛協会北部支部)     ▽西山敬眞(東京、豊島区防衛協会副会長) 
    ▽宮部隆幸(山口県防衛協会岩国支部顧問)

●104号(20.10.1)麻生首相が誕生 麻生太郎総理大臣

                  
 麻生首相(写真:インターネットから) 9月22日、自民党第23代総裁に就任した麻生太郎氏(68)は、24日召集された第170臨時国会で、第92代の首相に指名され、同日皇居での認証式を経て麻生内閣が発足した。総理大臣は自衛隊法第7条に基づき、自衛隊の最高指揮官となる。

●103号(20.7.1)主権回復56周年記念国民集会

            
             「戦後レジーム」からの脱却を改めて訴え安倍前首相
 「主権回復56周年記念国民集会」(司会井尻千男氏)が4月28日、九段会館で開かれた。安倍前首相も急遽駆けつけ、「戦後レジーム」からの脱却を改めて訴えた。  
 集会は2部構成で、第1部では島村宜伸、中川昭一、西村眞悟、衛藤晟一、赤池誠章、林潤各議員、西部邁、渡部昇一両氏が主権回復の意義を訴えた。
 第2部は稲田朋美議員、衛藤浩一、城内実、佐藤優、田久保忠衛によるパネルディスカッションで、日本の文化伝統を回復するためにも、占領体制に終止符を打った4月28日を主権回復記念日にすることがふさわしいと主張した。
  なお、連合会からは泉事務局長ほか2名が参加した。

●101号(1)(20.1.1)”新年のご挨拶”山口信夫連合会会長

       防衛意識の高揚、自衛隊への支援協力を
    目的達成に会勢拡充を「自分の国は自分で守る」信念」

                  
 皆様、明けましておめでとうございます。ご家族ともども、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
  昨年は正月早々に、連合会長年の念願でありました防衛省が発足致しました。同時に、海外での平和協力活動が自衛隊の本来任務になりましたので、国際情勢に迅速・的確に対応するため、大臣直轄の中央即応集団が新編される等、防衛省・自衛隊はここ1〜2年、創設以来の大きな機構改革を行って、21世紀の荒波に立ち向かう新たな決意で出発致しました。
 しかし、国際関係では国連や米国をはじめとする国々の努力にも拘らず、イラク、アフガニスタン、イスラエル・パレスチナ等における状況打開の目処はたっていません。また、露中は、資源外交と軍拡路線を推進して、イランの核開発やダルフール問題等における安保理の意見一致を困難にしております。更に、北朝鮮に係わる6カ国協議は核問題で僅かに進展が見られましたが、日本の関心事であります拉致問題の解決は停滞したままです。
 他方、自衛隊に対する国民の関心と理解は、イラク人道復興支援をはじめとする国際活動や国内外における地震・津波災害対処等で、近年漸く高まってきたところであります。しかし、7月の参院選後の衆参両院のねじれ現象で法案審議が進まず、インド洋における給油支援活動からの撤退を余儀なくされ、国際社会の期待を裏切るような実情を呈しております。
 また、前事務次官等の一部幹部の不祥事案は、残念ながら自衛隊員の昼夜を分かたぬ真摯な努力を無にするもので、国民の信頼を裏切る結果をもたらしており、誠に残念でなりません。
 こうした時勢であればこそ、純民間組織の全国防衛協会連合会が「自分の国は自分で守る」という確固たる信念で、「防衛意識の高揚・普及」と「自衛隊に対する支援・協力」を地道に行ってゆくことが益々重要になってきたと思っています。
 来年は連合会結成20年目に当たる節目を迎えることになります。昨年は、連合会主催行事として初めて在北海道陸・空自衛隊及び米海軍横須賀基地等の研修も行いました。今年は、60万会員の皆様が力を合わせて、会勢の拡大を図り、連合会の目的になお一層注力して頂きたく思う次第でございます。
 会員ご家族の皆様のご健勝ご多幸と、会員の一層のご活躍を祈念し、新年のご挨拶と致します。
  平成20年元旦                                  (旭化成渇長)

●101号(2)(20.1.1)”新年のご挨拶”石破 茂 防衛大臣

       各地の協会等の活躍 我が国防衛の基盤
                 
 全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の会員の皆様、明けましておめでとうございます。平成20年の年頭に際し、謹んで新春のお慶びを申し上げます。  
 会員の皆様におかれましては、全国各地の部隊への激励や慰問をはじめ、隊員募集への各種の協力など、防衛省・自衛隊に対して、数多くのお力添えをいただいておりますことについて、深く御礼申し上げます。  
 さて、今日の国際社会は、領土問題等の伝統的な国家間の関係だけでなく、大量破壊兵器の拡散や国際テロといった新たな脅威に直面しております。  
 今なお、多くの国々がテロとの闘いを行っております。我が国にとって、その活動に参加することは、我が国の国益であり、国際社会に対する責任であると考えます。  
 私は、防衛省・自衛隊は、国民・国家の最後の拠り所であると思います。国民の生命・安全を守る最後の砦として、各省庁はもとより、あらゆる組織の模範であらねばならないと考えております。そして我が国の独立と平和のために、国際社会の安定のために、隊員一人一人が日々を省みて、これだけのことをやったと満足感をもって退庁する、そういう組織でありたいと思います。  
 国の防衛は、防衛省・自衛隊のみで達成できるものではなく、国民の皆様方の理解と信頼なくしては成り立ちません。こうした観点からも、全国各地の防衛協会・自衛隊協力会による御活動は、まさに国の防衛の基盤となるものであります。何卒、本年も変わらぬご支援をお願い申しあげます。  
 末筆となりましたが、全国防衛協会連合会並びに全国各地の防衛協会・自衛隊協力会の益々のご発展と、会員の皆様方の御多幸を祈念しまして、新年のご挨拶といたします。

●101号(3)(20.1.1)”新年のご挨拶”齋藤 隆 統合幕僚長

           変わらぬご支援ご協力を
                   
 防衛協会会員の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。  
 さて、国際社会では「テロとの闘い」が継続されており、我が国周辺では北朝鮮の弾道ミサイルや核を巡る問題、軍事力増強が著しい中国の存在に加え、近年、復調の兆しを見せるロシアの動向等、依然として厳しい状況が続いています。  
 このような中、昨年1月、防衛庁は「防衛省」となり、国際平和協力活動等が本来任務と位置付けられました。防衛省・自衛隊としての新たな体制の下、空自はイラク・クウェートでの空輸任務を、陸自はUNDOFへの輸送部隊の派遣を継続しつつ、昨年3月末、新たにネパールへ軍事監視要員を派遣しましたが、海自はテロ対策特措法に基づき実施されていたインド洋における給油支援活動を昨年11月に終結しました。  
 自衛隊の統合運用は3年目に入りますが、これまで得られてきた教訓等を踏まえ、安全保障環境の変化等を見通しつつ、各自衛隊で定着しつつある「統合スピリット」を基盤とし、引き続き我が国の国情に適合した統合の在り方を追求して、真に実効性のある統合運用を実現していかなければならないと思っています。
 今後も自衛隊は、「武力集団」としての厳正な規律と高い士気を保持し、日々の教育訓練の重要性を念頭に置いて不断の精進を続けるとともに、あらゆる事態の生起に備え、即時に対応可能な態勢を維持していく所存です。  
 引き続き自衛隊に対しまして、今後も変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご健勝とご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。

100号(19.10.23)100号を記念して 川口渉事務局長    

                 
                     川口事務局長
 「防衛協会会報」は平成元年12月15日の発刊以来、100号を数えました。その初号には設立趣旨、設立総会宣言と共に、当連合会が自衛隊の最大民間協力組織であることを大々的に報じ、併せて希望の船出に相応しい記事を掲載している。例えば、連合会として「広く強力な運動を展開し、共通した使命感のもと、心を一にして、相提携していくことが必要」と記しています。
 会報の題字は連合会設立に当たり、多大のご尽力を賜った島田豊副会長兼理事長が連合会の将来の発展を念じ、墨痕鮮やかに書かれました。
 初代会長に旭化成工業(株)(現旭化成(株))の宮崎輝会長が選出されたことも報じています。
 初号発行に伴い、各協会・会員の関心も高く、多くの寄・投稿を頂き、今日へ繋がる原動力になったと考えております。  
 編集担当は初代吉富八郎、次いで佐藤忠、井上陽、新貝哲昌の各氏と引き継がれ、現在の森清勇氏となりました。編集担当の性格、キャリア等の違いにより、紙面から受ける感じも微妙に異なるようであります。
 編集や割付等に当たっては、元朝雲新聞社の記者で、防衛問題に詳しい石田正俊氏の支援を頂いております。
 本紙の目的は、初号に「防衛に関する有益な資料を会員に提供すると共に、会員相互の連携を緊密なものとしていく」とあります。現在では更に連合会、同会員への広報のほか、自衛隊及びその協力団体、更には国民一般への広報も含み、ホームページと相互連携し、「防衛協会の使命達成」の大きな支えとして、多くの人々にアピールし、200号300号へと継続することを期待しています。
 各協会、各会員には、夫々の活動状況や防衛問題等への考え方等について寄稿して頂き、協会活動の一層の充実のためご協力をお願いします。

●99号(1)(19.7.23)山口会長 春の叙勲で旭日大綬章を受章

 全国防衛協会連合会会長兼ねて東部及び東京都防衛協会会長の山口信夫氏は、平成19年春の叙勲で旭日大綬章を受章、5月8日、皇居で天皇陛下から授与された。  
 なお、日本経済新聞社から「天皇陛下から大綬章を親授される山口会長。奥は安倍総理大臣」の写真の提供があり、防衛協会会報第99号(19.7.23発行)に掲載している。
                
                      山口会長ご夫妻
                (写真の無断転載及び無断転用を禁じます)

●99号(2)(19.7.23)「昭和の日」制定記念式典

 「昭和の日」制定記念式典が、「昭和の日」をお祝いする実行委員会(会長 石原慎太郎都知事)の主催で4月29日、昭和天皇の武蔵野陵がある八王子市(東京都)の陵南公園で行われた。
 自然を愛された昭和天皇にふさわしく、会場は緑に彩られた野外に設けられ、2万人を越す人が押しかけた。公園内の路上では昭和の名車約50台も展示された。  
 式典では御陵遥拝、歌手北島三郎氏の国歌独唱に続き参加者一同の国歌斉唱の国民儀礼を行った。  
 続いて、島村宜伸副会長(元文相)による主催者挨拶、NPO法人「昭和の日」ネットワーク担当者の制定経過報告等が行われた。
 最後は昭和末年生まれの大学生による「昭和の日宣言」と続き、万歳三唱で閉会した。