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全国防衛協会連合会は、防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与するとともに、自衛隊の活動の支援協力することを目的とする民間の全国組織です。

TEL. 03-5579-8348

〒162-0844東京都新宿区市谷八幡町13東京洋服会館9階

会報最新号 第138号(29.4.1)

 防衛協会会報の最新号掲載記事を紙面ごとに紹介します。第125号(26.1.1)から新規にPDF版を掲載しました。なお、既発行分の記事は、カテゴリーごとにアーカイブとして保存します。
第138号(29.4.1)PDF版     第137号
第136号 第135号 第134号 第133号 第132号 第131号
第130号 第129号 第128号 第127号 第126号 第125号

●1面 防衛予算

       防衛費5年連続増5兆1251億円

 平成29年度の防衛費は、SACO(沖縄に関する特別行動委員会)関係費などを含め、対前年度比1.4%増の5兆1,251億円で5年連続増となった。

[平成29年度予算の考え方]
1 「平成26年度以降に係る防衛計画の大綱」(平 成25年12月17日閣議決定)及び「中期防衛力 整備計画(平成26年度~平成30年度)」(平25年12月17日閣議決定)に基づく防衛力整備 の4年度目として、統合機動防衛力の構築に向け、 引き続き防衛力整備を着実に実施。

2 各種事態における実効的な抑止及び対処並びにア ジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障 環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ 機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に 留意しつつ、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送 能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に 対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、 宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災 害等への対応並びに国際平和協力活動等への対応を 重視するとともに、技術優越の確保、防衛生産・技 術基盤の維持等を踏まえ、防衛力を整備。

3 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、我が国の 他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取 組等を通じて、一層の効率化・合理化を徹底。

              迅速な展開・対処能力の向上
                陸上総隊(仮称)の新編に係る整備
 ・ 陸上自衛隊における全国的運用態勢強化に資する統一司令部を新編するため、これに係る関連事業を計上
 ・ 陸上総隊司令部庁舎(地下部)の整備(朝霞)


●1面 理事会・評議員会(29.3.8)

            平成28年度理事会・評議員会開催

 全国防衛協会連合会(佃和夫会長)は、3月8日、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で、平成28年度理事会・評議員会を開催し、第28回定期総会(平成29年6月22日(水)グランドヒル市ヶ谷で開催予定)に付議すべき事項が決まった。
【審議案件】
1 平成28年度事業報告(案)
2 平成28年度収支決算書(案)、
  特別会計(その1)収支決算書(案)及び特別会計
      (その2)「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支決算書(案)
3 平成29年度事業計画(案)
4 平成年度収支予算書(案)、
  特別会計(その1)収支予算書(案)及び「大規模災害派遣部隊等活動支援基金」収支予算書(案)
5 役員人事(案)
【報告案件】
  平成29年度要望書  

          
                      挨拶する佃会長

                      佃会長挨拶
 本日は、ご多忙の中理事会・評議員会にご出席頂き誠にありがとうございます。 皆様方には、平素より防衛協会の目的達成のためご尽力を頂き、心からお礼申し上げるとともに、防衛協会の事業・活動に多大のご支援・ご協力を賜り、感謝申し上げます。
 本日は、平成28年度の事業報告(案)と収支決算(案)、平成29年度の事業計画(案)と収支予算(案)、役員人事(案)等、6月の総会に付議する議案についてご審議頂きます。 特に、平成29年度収支予算(案)につきましては、会費収入減による厳しい財政運営が想定されますので、皆様のご理解とご協力を宜しくお願い致します。
 世界の安全保障環境は、一向に好転の兆しが見えないシリア情勢、イスラム国をめぐる中東諸国の混迷化、更にはアメリカ大統領の交代をはじめ、イギリス、フランスなど主要国の首脳交代による安全保障戦略の見直しも予想され、不透明・不確実な状況が続くと思われます。我が国周辺の安全保障環境も、北朝鮮の度重なるミサイルの発射実験、中国による尖閣諸島周辺海空域での領海・領空侵犯等不安定要因がより顕在化してきており、一段と厳しさを増しています。
 このような中、既に御承知のとおり自衛隊の皆様はわが国の安全保障という重大任務に精励されるとともに、国内外において様々な活動を行っており、国民の自衛隊に対する信頼と期待は一段と高まってきております。
 一方で、自衛隊を取り巻く環境は、昨年3月の安全保障法制の施行による自衛隊への新任務付与(注.南スーダンPKOにおける「駆け付け警護」等)と大きく変化してきております。
 防衛協会が、その目的とする「防衛意識の高揚」と「自衛隊への支援・協力」を進めるためには、自衛隊を取り巻く環境の変化と会員の声を踏まえて事業を推進していくことが重要と考えております。
 全国防衛協会連合会は、2年後には創立30周年という大きな節目の年を迎えます。この記念すべき節目の年に向け、これからの防衛協会のあるべき姿に思いを致し、会員皆様との連携を更に深め、会勢拡大を含め各種事業を着実に推進して参りたいと考えますので、皆様の御協力をお願い申し上げます。
 最後になりますが、各協会の今後益々のご活躍とご発展を心から祈念申し上げご挨拶と致します。

                      講演会
           
                   講演中の湯浅陸上幕僚副長

 理事会・評議員会終了後、「陸上自衛隊の現状と課題」の演目で、湯浅陸上幕僚副長の講演会が開催され、好評を博した

●1面 『望映鏡』

                  岡山県防衛協会の活動について

                    
                     岡山県防衛協会 泉 史博会長

 岡山県防衛協会会長を務めております、泉史博です。  当協会は、備前岡山、倉敷、井笠、備北の四支部を擁して、会員数は千二百を数えております。
 岡山における自衛隊関係施設は陸上自衛隊の駐屯地が二か所設置されているほか、自衛艦を建造する造船所もあって歴史的にも自衛隊に縁のある土地柄であります。  
 日頃は自衛隊岡山地方協力本部からの強力なバックアップを頂きながら協力活動を行っておりますが、お陰様で、昨年、当協会は設立五十周年を迎えることが出来ました。  
 当協会の設立目的は、申すまでもなく「防衛意識の普及を図ることと、自衛隊の健全な育成発展に協力すること」としており、本年度の具体的な活動は主なものとして以下の事柄を実施しております。
 即ち、広報活動として「防衛おかやま」の発刊、自衛隊音楽まつりの実施、又、会員の研鑽活動として、会員の部隊訪問や、自衛官による防衛講話の公聴、富士総合火力演習の視察を実施しております。
 なお、岡山県自衛隊退職者雇用協議会と協力して、退職自衛官の雇用促進事業にも積極的に取組んでいるほか、隊友会などの友好団体とも密接に連携を取りながら防衛意識の高揚と自衛隊活動への側面的支援を実施しているところです。  
 防衛環境は内外共に激変し、課題解決に多大の困難を伴う昨今であります。北朝鮮問題や、尖閣諸島などを巡る中国の海洋進出、中近東の混乱は言うに及ばず、難民の流入阻止を企図した各国の政治姿勢の変更に伴って安全保障方針の不透明性が高まっている状況もあります。
 一方で国内の防衛環境を考えると、少子化からくる自衛隊員募集の困難性への対処や、限りある防衛資源を最大限に効果的に機動、機能させるとはしても、高価格化する防衛機器への対処など、足元の現実的な課題へも注目する必要があろうと思料されます。  
 日米安全保障に関して米国新政権とのコンセンサスが確認された中でも「自分の国は自分で守ろう」との防衛意識を高揚させることが防衛基盤のベースであることを改めて再認識するところです。このため、当協会の活動を一層活発にさせてまいりたいと考えておりますので、皆様のご理解、ご協力の程よろしくお願いします。

●1面 国際親善

               外国軍人留学生を大相撲に招待
     
                    国技館で記念撮影

 防衛研究所、統幕学校及び陸海空の幹部学校に留学中の外国軍人とその家族(防研留学中のスーザン クレア ブッシュ オーストラリア陸軍大佐他10か国30名)を国技館での大相撲初場所に招待した。
 本事業は全国防衛協会連合会(佃和夫会長)が毎年恒例の事業として行っているもので、本年で19回目となった。外国人の相撲に対する関心は高く、特に初めて見学する外国人にとって興味津々で力士の動きに質問が集中した。留学生とその家族は各取組に大いなる好奇心で熱い視線を送り、大技で勝敗が決まると思わず歓声を上げていたのが印象的であった。
 大相撲見学終了後はグランドヒル市ヶ谷において全国防衛協会連合会主催の懇親会で役員と親しく相撲談義を交わした。
 留学生は、短い日本での留学期間中に日本文化の理解を深めた体験としてこの大相撲見学を上げ、国際親善の一翼として「国家間の重要な橋渡しの役割になると信じている」と感想を述べている。 (感想文を2面に掲載)

●2面 防衛時評

            情勢変化に対応できる防衛力整備
                    
                全国防衛協会連合会 廣瀬 清一 常任理事
◆ 国際情勢激変の予兆  
 2017年米国ではトランプ大統領が就任し、新たに「アメリカファースト」の政策を推し進め始めた。 米国の新政策が如何なる方向へと向かうか予測は困難であるが、世界情勢は確実に新たな方向へと向かっている。
 欧州では英国がEUからの完全離脱を表明、ロシアは旧ソ連時代の地域への再進出を狙い、中国は経済成長維持のため勢力圏の拡大に奔走している。
 世界中が自らの国益を第一とし露骨な政策に走り出した。EU統合が実現し、また多くの地域貿易協定が締結された。環太平洋経済連携協定(TPP)もその流れにあったが、EUは混迷し、米新政権は北アメリカ自由貿易協定(NAFT)の再交渉を始めた。21世紀はよりボーダレスでグローバル化した時代と思われたが現実はその反対のようである。
 技術の進化や情報通信交通等の発展は国際社会を更にグローバル化したが、国際社会の政治経済の各種システムは時代に追いついていない。難民や不良債務の問題、貿易不均衡等の負の遺産まで共有できる国際社会には至ってない。世界中が国益第一の保護主義へと転換しつつある。アメリカファーストの政策がその代表であろう。 この情勢変化が世界の情勢を如何なる方向へと向かわせるのか不安は募るばかりである。北東アジアでは更に厳しい情勢を予期しなければならない。
◆ 今後の防衛力整備
 第二次及び第三次安倍内閣の取り組みにより防衛政策の諸課題は格段と推進された。平成27年以降の集団的自衛権容認、新安保法制の制定、更に日米ガイドラインの修正等、永年の課題が一挙に進捗した。
 また防衛費は5年連続で増額され、平成29年度の防衛予算は更に1.4%増で編成が進められている。平成13年から逐次減額されてきた防衛予算は平成25年から増額に転じて5年が過ぎた。平成29年度予算は漸く平成13年のレベルにまで回復した。また着実な防衛力整備が進められており評価できる。
 一方で防衛費の増額に比し人的基盤の充実は未だ追いついていない。国民から高い信頼と大いなる期待を託され、災害派遣、国際貢献等での活動はもとより、弾道ミサイル破壊措置や緊急発進回数の増加、各種任務の増加に伴う陸海空自衛隊部隊の新編や改編、更に新装備の導入等、防衛態勢は着実に整備されているが、予算増に伴う人的基盤の整備は追いついていないのではと危惧する。
◆ 人的基盤の充実が急務  
 平成29年度の防衛予算は総額5兆1251億円が計上され、その重要施策は昨年度同様に「周辺海空域における安全確保」「島嶼部に対する攻撃への対応」「弾道ミサイル攻撃等への対応」等である。また各自衛隊の改編や装備の充実では「統合機動防衛力」の整備が進められ、陸上総隊の新編や南西方面の防衛態勢が強化されている。今後は情勢の急変にも対応できる防衛力整備が望まれる。また任務の増加や新編部隊や新装備の導入にも着実に即応できる体制整備のためには人的基盤の充実が急務である。人的基盤の充実や整備には長時間を要するので、少子高齢化が進む日本では必ずしも容易ではない。今から抜本的な人材確保に着手しなければならない。
 予算は5年連続で増額されたが、隊員充足数は別としても、定員は07大綱で約2万人が削減され、16大綱で更に約5千人削減されたままである。25大綱では多少の増員があったが定員及び充足の向上への更なる努力が望まれる。臥薪嘗胆で厳しい任務に従事する現場の美徳を大切にしつつ将来に備えることは決して疎かにできない。国際情勢の急変をも視野に防衛態勢の整備が望まれる。我が国の厳しい財政状況や人件費抑制がされている中で厳しい課題と思うが、人的基盤はその充実に長期間を要することに鑑み、長期的なビジョンで検討すべき時期と考える。
◆ 変化の速度に対応できる防衛態勢
 政府は現26中期防が4年目を迎えたこと、また米国に新政権が誕生したことで日米の役割分担にも変化が予想されることから、新中期の検討を前倒しで進めようとしている。今後の防衛予算や人的基盤の充実はこれまでとは異なる次元での検討が必要となろう。情勢変化の速度は更に加速している。中国軍の近代化速度は我々の想像よりも早い。北朝鮮の核ミサイル開発は新段階を迎えている。米新政権は日本の防衛分担について単なる分担金ではなく根本的な役割分担を求めるであろう。
 こうした情勢変化の速度だけではなく技術進展の速度にも対応できることが望まれる。一昨年防衛装備庁が新設され、研究開発から調達までの幅広い業務を統括して新時代に対応しつつあるが、今後の「防衛技術戦略」の速度ある対応や研究開発予算の柔軟な投入は時代の要請である。新大綱及び新中期防衛力整備の早期検討に期待したい。   

●2面 自衛隊紹介

               海外で活躍する自衛官
      派遣海賊対処行動支援隊(第7次要員)「要員交代」

 

 平成29年2月初旬、ソマリア沖・アデン湾~ジブチ共和国において海賊対処行動に当たっているDGPE(派遣海賊対処行動支援隊)第6次要員は、その任務を終了し、次期派遣要員と交代した。(第6次要員司令佐藤和之1等陸佐については、引き続き第7次要員司令として任務に邁進しているところである。)  
 平成20年の国連安保理決議第1816号をはじめとする決議に基づき、これまでに米国など約30か国がソマリア沖・アデン湾に軍艦などを派遣しており、平成21年に第151連合任務部隊(CTF151)による活動のほか、欧州連合(EU)は平成20年から「アタランタ作戦」を、NATOは平成21年から「オーシャン・シールド作戦」を行っているなど、各国は現在も引き続きソマリア沖・アデン湾の海賊に対して重大な関心をもって対応している。  
 我が国の派遣海賊対処行動部隊は、平成21年から継続して派遣されており、同海域における海賊行為は極めて低い水準で推移しているものの、海賊を生み出す根本的な原因とされているソマリア国内の貧困などはいまだに解決されておらず、一般社団法人日本船主協会などからも引き続き海賊対処に万全を期して欲しい旨、継続的に要請を受けている。
 我が国が海賊対処を行っていかなければならない状況に大きな変化はないとの判断から、本年11月までの派遣延長が閣議決定されている。  自衛隊による海賊対処行動は、各国首脳などから感謝の意が表されるほか、類似の国連安保理決議でも歓迎されるなど、国際社会から高く評価されている。
                            派遣海賊対処行動支援隊業務隊 平成29年2月22日

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                   ビバー、アフリカ
                     陸士長 松田 萌
           (現所属)南スーダン派遣施設隊(第11次要員) 隊本部付隊
               (差出元部隊)第9広報支援連隊補給隊業務小隊

 
                    
 PKOを初めて知ったのは小学生の頃で、国際舞台という大きなフィールドで仕事をする姿に遠い憧れを抱いていたのを憶えています。国際協力に携わることができたらどんなに素晴らしいかと思っていましたが、こうして派遣されて、驚きと嬉しさでいっぱいです。
 私は浄水装置の監視や水質検査、宿営地配水などの業務をしています。日々淡々とこなす必要がありますが、日本隊をはじめ他国の派遣要員の生活基盤を支える重要な任務であり、やりがいを感じられる仕事です。当たり前と思うものにはなかなか目を向けることがないですが、この給水活動を通じて日本のような蛇口から当たり前のように水が出る環境がいかに恵まれているかを思い知りました。
 また、宿営地配水に行くとインド隊やエチオピア大隊の人たちがご馳走を振る舞ってくれ、楽しい交流の時間を過ごしています。気さくで親切な人ばかりで、毎回行くのが楽しみになっています。
 気候も食べ物も全く異なりますが、住めば都、アフリカも素敵な所です。入隊4年目で国連平和維持活動に参加できたことは私の人生において大変貴重な、大きな経験であり、憧れが叶ったことでもあります。まだ器材の扱いに不慣れな所はありますが、感謝と誇りを胸に勤務していきます。

     

●2面 外国軍人留学生感想文

                   大相撲を観戦して

                  
             アメリカ合衆国 クリスタル・ウィルハイト 陸軍大尉

 今回、私たち夫婦を全国防衛協会連合会から大相撲及びレセプションにご招待いただいたことは、大変、名誉なことだと思っております。 私たち夫婦は長年にわたり大相撲を観戦したいと思っておりました。
 今回、初めて大相撲を観戦したことは、すばらしい文化体験でした。今度は12歳の娘と一緒に、もう一度大相撲を観にいきたいと考えています。  
 また、レセプションでは楽しい時間をすごすことが出来ました。防衛協会の方々との会話で、私は何かインスピレーションを受けました。皆さんとても心がこもっており、私たち夫婦は、とても快適に感じました。お食事もとてもおいしく、皆さんのスピーチや最後のジャンケンポンも楽しかったです。  
 私たち夫婦にこのような機会を与えてくださった皆様に感謝するとともに、これを機に将来的に各国との関係を深めていこうと考えています。最後に、本初場所で横綱に昇進した稀勢の里関、おめでとうございます。
(陸幹校留学生)

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                  大韓民国 金 永建 空軍中領

 ある晴れた日、久し振りに妻と2人で外出した。子供達に留守番させることは心配であったが、2人でデートできるのは貴重な機会であり楽しく外出した。その日、私たちは大相撲観戦に招待されていた。
 相撲は、外国人である私たちには馴染みが薄いものだった。韓国にも日本の相撲に似た伝統的な韓国相撲があるが、私は興味を持っていなかったため、日本の相撲にもあまり関心がなく、大きな期待も抱いていなかった。ただ、日本の伝統文化の1つを経験する機会を得た程度に考えていた。
 当日、他の留学生と合流して国技館に入った瞬間、私は、その規模の大きさ、そして老若男女を問わず多くの観客がいることに大変驚いた。そして、自分も知らず知らずのうちに、相撲に引き込まれていった。
 私たちを案内してくれた引率者の方は、競技の間、相撲のルールや力士の履歴等について親切に説明してくれたので、より楽しく観戦することができた。全ての取組みが終わった時、私は大きな文化的衝撃を感じていた。これまで私は、大相撲に限らず伝統的なものはつまらないと思っていた。しかしそれは私の誤りだったことに気が付いた。それだけではなく、日本人の伝統文化を守って行こうという考えや姿勢に学ばなければならないと思うようになった。
  私の日本での留学生活は3回目だが、日本の伝統文化に触れる機会は限られていた。今回、全国防衛協会連合会のご配慮により、私たち留学生が日本の伝統文化を体験する機会を与えていただいた。このような行事を計画するには大きなご苦労があったと思われ、感謝の気持ちで一杯である。 繰り返しになるが、留学生向けの文化体験の機会と、多くの国からの留学生による交流機会を作って頂いた全国防衛協会連合会の皆様に感謝の気持ちを表したいと思います。このような機会は、日本に留学している軍人のみならず、これを超える国家間の重要な橋渡しの役割になると信じています。 (統幕学校留学生)

●3面 東京都防衛協会

              創立50周年を盛大に祝う!
        

 東京都防衛協会(会長 佃 和夫)は、平成29年2月9日午後、明治記念館において創立50周年記念行事を開催しました。  行事は記念講演、記念式典及び祝賀会食の3部に分けて実施され、外は生憎の小雪模様でしたが、西 浩德第1師団長、三宅 優自衛隊東京地方協力本部長等自衛隊、東京都議会及び自衛隊協力諸団体の皆様等ご来賓のご出席を得て、会員を併せて総勢約270名が一堂に集い、当協会の創立以来歩んできた50年を振り返るとともに新たな一歩を踏み出したことを温かくお祝いしました。
 記念行事の実施にあたって道府県防衛協会等の皆様から温かいご支援をいだだき、また、群馬県、栃木県及び埼玉県防衛協会からは事務局長等が会長代理としてご出席いただくとともに山梨県自衛隊協力会連合会からはご祝電をいただき誠に有難うございました  (理事長 澤山正一)

●3面 平成29年北方領土返還要求全国大会

         「四島(しま)の未来 心かよわせ 返還へ」
        
                   挨拶する安倍内閣総理大臣

 37回目の「北方領土の日」を迎えた2月7日、国立劇場 大劇場(東京都千代田区)で、「平成29年北方領土返還要求全国大会」が開催された。   第一部は元島民・運動関係者代表のお話し。 第二部は、安倍内閣総理大臣、各界各層代表等の挨拶が力強く行われた後、アピールが採択され閉会した。
     

●3面 オピニオン(能勢伸之)

                      青天霹靂
                 
                       能勢 伸之
        フジテレビジョン報道局解説担当役 兼ホウドウキョク「週刊安全保障」MC

 2017年2月12日、北朝鮮は、新型の弾道ミサイル「北極星2型」の試射を行いました。唐突な出来事であり、発射された弾道ミサイルは何なのか。ノドンなのか、ムスダンなのか。当初、情報は錯綜しました。
 米研究機関38NORTHによると、水平飛翔距離は約500km、高度約575kmのロフテッド軌道で飛翔。「同じ重量の弾固体推進剤を使用し、頭なら、射程1200~1300km」と試算した。つまり、従来から存在するノドン弾道ミサイルと射程は似ていることになります。
 注目されるのは、ノドンが、液体燃料/酸化剤を使用し、充填してから、一定の期間内に発射しなければ、酸化剤で内部から痛む可能性がある上に、燃料・酸化剤ともに毒性が強いため、充填、ミサイルの起立、発射まで、傍で作業を進める兵員は、マスクや防護衣で身を固めなければなりません。
 このため、発射場所でノドンを起立させ、飛翔に関わるデータ入力等に30~60分掛かるのに対し、燃焼室を兼ねたタンク内部に最初から、燃料成分と酸化剤成分を混合した固体推進剤を盛付けてある北極星2型の場合は、準備時間は五分程度とみられています。
 さらに、ノドンでは、噴射を開始してから上昇開始までの時間(スカッドBで約12秒)が必要で、その間、発射装置や地面は噴射熱を受け、早期警戒衛星の赤外線センサーに発見されやすくなりますが、北極星2型の場合、噴射前にミサイル容器のチューブからミサイルは打ち出され、空中で噴射を開始して上昇するので、発射装置や地面が受ける噴射熱はノドンほどではないことになります。
 さらに、北極星2型では、自走発射機が装軌式になったので舗装されていない道路も走ることが出来るかもしれません。北朝鮮のメディアは「核攻撃手段がもう一つ誕生した」「水中と地上の任意の空間で最も正確で、最も迅速に戦略的任務を遂行できるようになった」と評価しており、北朝鮮の弾道ミサイル戦術は多様化し、さらに戦略も広がるかもしれません。  
 さらに驚かされる出来事が続きます。  北極星2型発射の翌日、2月13日、北朝鮮の金正恩委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアの空港で、毒殺されました。マレーシア警察は遺体から、VXが検出されたと発表。VXは、米政府機関NIOSHによると「知られている化学兵器物質で最も有毒。VXにさらされると、数分で死に至ることも。わずか一滴のVXでも皮膚につけば、致命的」で「サリンに対して…危険度300倍」(茂木外務副大臣、二〇〇三年二月二七日)という物質。
 化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止と破棄を規定した化学兵器禁止条約では、VXは「民生用途ほとんどなし」という物質に分類されています。つまり、合成皮革や繊維等に使われるポリウレタンの原料となるホスゲンのような「毒性のある産業材料」で、入手可能性のある国が少なくない物質と異なり、VXは純粋に殺人兵器として生産され、保管できるところでないと入手出来そうもない物質かもしれません。化学兵器禁止条約署名国には、生産も保有も禁じられているはずです。 化学兵器禁止条約に署名していないのは、エジプト、南スーダン、そして、北朝鮮です。北朝鮮の化学兵器物質保有量を韓国国防省は2500~5000トンと推定しているとの報道もあります。
 北朝鮮は、化学兵器をどのように使用する可能性があるのでしょうか。米陸軍大学の2007年の論文では、北朝鮮は「戦略的というより、実戦的戦力の効果を上げるものと考えている。戦時に於いて、化学剤は、前線の部隊砲兵が使用し、半島の後方の標的に対しては、特殊部隊に支援されながら、長距離砲や短距離弾道ミサイルで使用されるだろう。さらに、準中距離弾道ミサイルや非正規手段によって、東アジアの米軍施設に使用しかねない」との見方を示していました。  
 北朝鮮メディアは、北極星2型の発射について「最高指導者(金正恩委員長)は、…試射の日を自ら定め、その準備を現地で直接指導した」と記述しています。  恐らくは天候等の諸条件に基づく試射候補日の中から、金正恩委員長が定めたのでしょう。ただ、その発射日が、金正男氏殺害の前日になったのは単なる偶然だったのでしょうか。
 いずれにせよ、北朝鮮の弾道ミサイル発射と金正男氏殺害が立続けに起こったことで、北朝鮮メディアが公言した弾道ミサイル技術の発達及び、核弾頭搭載計画だけでなく、北朝鮮が言及していない“化学兵器”及び化学兵器弾頭の弾道ミサイル搭載可能性も意識せざるをえなくなったかもしれません。

●3面 自衛隊紹介

                  第1空挺団 降下訓練始め
                  新春の空に舞う落下傘
 
 平成29年1月8日、陸上自衛隊習志野演習場で、第1空挺団の降下訓練始めが行われた。 降下訓練始めは、昭和44年習志野演習場(習武台)において、年初めに、一年の降下の安全を祈る「開傘祈願祭」として始めた部内行事を、昭和49年に一般公開したのが始まりで、第1空挺団の年頭行事「降下訓練始め」として行われている。
 今回は、航空自衛隊航空支援集団、航空自衛隊救難団、航空学校、第1ヘリコプター団及び東部方面航空隊等の支援を受け、落下傘による降下及びヘリコプターを使用した戦闘訓練を行い、日頃の訓練成果を呈示するとともに第1空挺団に対する理解と信頼を醸成するため行われた。      
 訓練展示は、第1空挺団長の兒玉恭幸陸将捕を指揮官として、降下訓練展示、ヘリコプターを使用した空中機動作戦、各種装備品・空砲等を使用した地上部隊による訓練展示が行われ成功裏に終了した。

 

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            第4航空群平成29年初訓練飛行

 平成29年1月10日(火)第4航空群(群司令・松本完海将補)は、新年の幕開けに際し、今年一年の飛行安全を祈願して平成29年初訓練飛行を実施した。
 海上自衛隊第4航空群は、神奈川県のほぼ中央に位置する厚木航空基地に所在し、平素は固定翼哨戒機を運用し日本海周辺の警戒監視活動などに従事している部隊である。
 初訓練飛行にあたり整然と整列した隊員に対して、第4航空群司令は「P‐1は他の部隊に先駆けて第4空群に導入されている。この新たな能力を有する機体の運用に当たっては、より高い成果が期待されており、現状で満足してはならない。我々は使命を自覚し、最適な進路を開拓し、後続の部隊に適切な航路を提供しようではないか」と年頭の訓辞を述べた。
 群司令の「かかれ」の号令とともに搭乗員達は、P‐1哨戒機3機とP‐3C哨戒機1機に乗込み、第4航空群の隊員達が見送る中、厚木航空基地を離陸し富士山の方向に飛び立った。
 ちなみに同基地からは富士山を臨むことができ、空気の澄んだ冬の時期は特に美しく、第4航空群司令部をはじめ、隷下部隊である第3航空隊、第4整備補給隊及び厚木航空基地隊のスコードロンマークの中にも描かれている。
 当日は天候にも恵まれ、P‐1の3機編隊と撮影機のP‐3Cが、澄み渡った空に映える冠雪した富士山を望みながら、相模湾上空に向かい訓練飛行し、今年一年の飛行安全を祈願した。

 

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         第12ヘリコプター隊年初編隊飛行訓練
    相馬原駐屯地飛行場地区及び群馬県榛東村、 渋川市、前橋市、高崎市などの上空を飛行

 平成29年1月10日、第12ヘリコプター隊(相馬原・北宇都宮)の統一編隊飛行訓練が行われた。これは年頭に行われ、観測ヘリコプター、多用途ヘリコプター、輸送ヘリコプターにより構成した飛行訓練であり、その目的は「部隊の団結強化、飛行能力の向上、航空安全意識の高揚」である。

 

       

●3面 エッセイ 

                ライジングサンの国
                 
       (一社)日本東ティモール協会会長 北原 巖男 (元東ティモール大使)

 読者のみなさん、はじめまして。突然ですが、日本はライジングサンの国。実は、世界にもう1カ国、しかもアジアにライジングサンの国があることをご存知でしょうか?        
 ヒントは、アジアの中で一番新しい国、21世紀最初の独立国です。カンボジアに次いで自衛隊のPKO施設部隊が活躍した国。その国の2002年5月20日の独立回復記念式典会場を整備したのも、そのときの自衛隊のみなさんでした。
 まだまだあります。自衛隊の海外PKO活動の歴史の中で、初めて女性自衛官のみなさんが参加したのもこの国です。現場で「七人の侍」ならぬ「七人の女性自衛官」の溌剌とした姿を直接ご覧になられた小泉純一郎首相(当時)は、とても感動されていました。
 小泉首相は、歴代首相の中で海外展開している自衛隊のPKO部隊を視察・激励された初めての首相です。G7の首脳の中では小泉首相だけが、独立回復前のこの国を訪問され、大統領や首相に独立回復の祝福と国づくりに力いっぱいのエールを送っています。この国は、1942年から1945年まで日本軍によって占領されていた歴史もあるのですが、小泉首相訪問時に両国首脳は未来志向の関係確立で合意、今はとても親日的です。           更に、PKO軍事連絡要員として自衛隊史上初の個人派遣女性自衛官が活躍したのもこの 国でした。UNと白い車体全体に書かれた大きな四駆で悪路を走り回り、その苗字が現地語で「蛸」を意味することから「私は蛸よ!」と、どんどん村人の中に飛び込んで行きました。信頼と親しみを一身に受ける誠に爽快、優しく逞しい大和なでしこ自衛官。現在は、NATO本部で頑張っています。  
 この国の24年にわたる独立回復闘争の中で犠牲になった方の数は約20万人。当時の総人口が約80万人なのですから大変な事態です。それだけに、現在平和の中で取り組んでいる国づくりは、即ち人づくりです。この観点から、この国は防衛大学校にも留学生を派遣し、既に7名の卒業生を輩出しています。             
 僕は防衛省OB、東ティモール大使を務めた後、一般社団法人日本東ティモール協会を立ち上げ小さな活動を続けています。 東ティモールの人々は自国をティモール・ロロサエとも呼びます。現地語でロロは太陽、サエは昇るを意味します。日本と同じライジングサンの国、それは東ティモールです。

●3面 図書紹介

              自衛隊はISのテロとどう戦うのか
             

 安保関連法が施行され、自衛隊が否応なく他国での戦闘に巻き込まれる危険が現実となった。  
 「日本人に虐殺をもたらし続けるだろう。日本の悪夢を始めよう」とのISの宣言を見れば、現地の自衛隊が彼らのテロの対象になる可能性は大いにあるのだ。  
 「大が小を制する」という軍事常識が通用しないテロとの戦いに、正規軍からの攻撃に備えて訓練を重ねてきた自衛隊は、いかに対処するのか。勝算はあるのか。  
 陸・海・空の元自衛隊幹部の軍事評論家三人が高度なデータ分析の上に予測。 
 これが、日本が備えるべき戦闘!
 祥伝社新書  定価 本体840円+税 ISBN978-4-396-11466-4 C0231 発行所 詳伝社 
 著者 西村金一(元陸自幹部学校戦略室副室長)
    岩切成夫(元航空総隊幕僚長)
    末次富美雄(元海上自衛隊情報業務群司令

●4面 一筆防衛論(石野次男 全国常任理事)

                   「自衛官と使命感」
 使命感とは、辞書には「自分に課せられた任務を果たそうとする気概」とありますが、これだけで理解できる方は少ないと思います。ここに、使命感という言葉を適切に使用された事例を紹介します。
 それは、平成3年6月から平成7年12月までの約4年半もの間実施された雲仙普賢岳の火砕流に対する災害派遣の撤収行事における長崎県知事(当時)の挨拶です。「人の命は地球よりも重いと思っていたが、その人の命よりも、もっと大切な使命感というものがあることを初めて知りました。」と語っています。
 あの荒れ狂う火砕流の中へ身の危険を顧みず決死の思いで飛び込み、人命救助に当たった自衛官の姿を見て感動し、使命感の大切さを言葉にせずにはいられなかったものと思います。
 自衛官の行動は東日本大震災時でも同様です。雪が降る中、胸まで水に浸かる状況下での捜索救助活動、多数のご遺体の搬送、高濃度の放射線量下での消火活動等、どれもこれも使命感という言葉を抜きにしては語れません。
 この使命感は、日頃の厳しい訓練や先輩達の行動等を通して人の命の重さとその命を守ることの大切さを学びつつ醸成されてきたものです。平和安全法制の審議中、「自衛隊員のリスクが増える」として、平和安全法制の成立に反対していた先生方がいました。この先生方は「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」自衛官の使命感を正しく理解した上で発言していたのでしょうか。
 自衛官の使命感に対する理解や敬意もなく、ただ法案の成立を阻止するためにだけ言っていたとすれば、自衛官に対する侮辱以外の何物でもないと思います。  使命感という言葉の真の意味を理解しようとせず、右翼的だ、軍国主義だとして使用を躊躇う風潮が未だ残っていますが、長崎県知事のように、使命感の重要性、尊さを正しく理解し、その言葉が自然に使われるようになれば、自衛隊のみならず、警察、消防、海上保安庁等、使命感を発揮する人達に対する敬意も自ずと払われるようになり、隊員たちの士気高揚へと繋がるものと思います。
 いずれにしても、国を守る、人の命を守るということは決して容易なことではなく、使命感があってこそできるものであり、使命感とはそれほど重要なものなのです。県知事の「人の命より、もっと大切な使命感がある」という表現は、正に的を射た表現ではないでしょうか。          常任理事 石野 次男

●4面 防衛シンポジウム2017in京都(京都地本投稿)

   ふるさとを~衛(まもる)~  使命感と志、平和の都から
           防衛シンポジウム2017in京都
         

 京都地本(本部長 安孫子一佐)は平成二九年二月五日(日)、からすま京都ホテル(下京区)で実施された、京都府防衛協会青年部会主催の防衛シンポジウム2017in京都(副題・ふるさとを~衛(まもる)~ 使命感と志、平安の都から!)を支援した。  
 このシンポジウムは、広く一般市民の防衛意識を高めることを狙いとして毎年開催されており、今回で十四回目となる。  シンポジウムは二部構成で実施された。  
 第一部は防衛ジャーナリストの桜林美佐氏をコーディネーターに迎え、前航空幕僚長の齊藤治和氏及び元海上自衛隊阪神基地隊司令の髙橋忠義氏がパネリストとして参加、日本の防衛の現状について議論した。  
 第二部は同志社大学の村田晃嗣教授をコーディネーターに迎え、第一部の三名に加え参議院議員の佐藤正久氏及び衆議院議員の北神圭朗氏並びに京都府防衛協会青年部会会長の大川猛氏がパネリストとして参加、トランプ大統領就任に伴う安全保障環境の変化等について意見を交わした。  
 当日は約五百名の聴講者が参加し、時折演者の笑いを誘うほどの軽快な対談を熱心に聴き入っていた。  
 京都地本は、今後も京都府防衛協会青年部会と連携して府民の防衛に対する理解を深めていきたい。
                               (京都地本)

●4面 第41回弘前城雪燈籠まつり(弘前駐屯地投稿)

            大雪像で市民の皆様に元気と感動を
          <第41回弘前城雪燈籠まつり開幕>
 

 みちのく五大雪まつりの一つである「第41回弘前城雪燈籠まつり」が2月9日、たくさんの市民や観光客が見守る中開幕し、2月12日まで行われた。  
 弘前駐屯地(司令・松村1陸佐)は、協力隊長・第39普通科連隊・重迫撃砲中隊長・石田3佐を核心に130名の隊員が、まつりの主役となる大雪像1基と滑り台2基を担当し、製作した。  
 今回の大雪像は、藤田記念庭園内にある洋館で、平成15年に国の登録有形文化財に指定されており、実物の7割の大きさで、高さ9㍍、幅10㍍、奥行き9㍍、雪の量はトラック110台分を使用した。  協力隊は製作期間内の度重なる吹雪や、異常気象による気温上昇などの過酷な気象状況を克服し、見事完成した。  
 まつり期間中の夜間には大雪像をスクリーンにプロジェクションマッピングされ、また11日には花火が打ち上げられた。 この雪灯籠まつりは、昭和52年(1977)にスタート。雪燈籠は、長くて辛い北国の冬を楽しく演出しようと市民手作りで行われている。                   [投稿:弘前駐屯地広報室]

4面 護衛艦「おおよど」香川県へ寄港(香川地本投稿)

           護衛艦「おおよど」香川県へ寄港
 艦長母校の学生等43名が見学
 香川地本(本部長 1等陸佐 酒瀬川友博)は、平成28年10月16日、17日の2日間、香川県防衛協会(会長 常盤百樹)の部隊研修を支援した。
 本研修は、防衛省・自衛隊の理解と認識を高めることを目的として毎年実施しているもので、今回は会員37名が参加した。
 1日目は、午後から補給艦「とわだ」で最新鋭のシステム等の説明を受けた。てつのくじら館及び大和ミュ-ジアムを見学した。
 2日目の、午前は、海自呉地方総監部を研修。続いて輸送艦「くにさき」の艦艇見学を実施した。この際、県出身隊員後藤1海曹、(小豆島出身)藤原3海曹(坂出市出身)を慰問・激励した。
 午後は、江田島の海自幹部候補生学校及び第1術科学校に移動、教育参考館、旧海軍兵学校から引き続き使用されている海自幹部候補生学校の赤レンガ庁舎を見学した。本研修により、海上自衛隊に対する理解と認識及び会員相互の関係が更に深まった。
 香川地本は、今後も香川県防衛協会との密接な連携を図り、防衛基盤の充実発展に寄与していきたい。
                                              (香川地本)
 
                  
 自衛隊香川地方協力本部(本部長酒瀬川友博1等陸佐)は、1月31日及び2月1日、護衛艦「おおよど」(艦長・佐藤吉範2等海佐)寄港に伴う諸行事を支援した。
 1日目は、艦長の母校である県立観音寺第一高等学校を訪問し、校長(高木信一氏)を表敬。懇談では、艦長からは高校在籍時の思い出や「おおよど」の特徴等について、校長からは、学校の庁舎建替え後の新校舎の概要等について会話がされ、席上、艦長から校長へ記念品が贈られた。 その後、校長の計らいで、新庁舎での授業風景、資料館の見学も実施された。
 2日目は、佐藤艦長が母校の県立観音寺第一高校の学生43名を招待し、艦内の見学及びカレーの体験喫食を実施した。艦内見学では、乗員から、艦内の装備品説明やラッパ吹奏についての説明等があった。ラッパ吹奏では、高校生のラッパ吹奏体験もあった。参加した生徒からは「艦内での仕事をもっと知りたいと思った」といった感想が聞かれた。また、体験喫食において、艦内の食堂で出された「おおよど」特製のカレーライスに、皆が「うまい」と大喜びするほか、おかわりする学生もいて、大好評だった。
 その後、高校の先輩となる佐藤艦長から、歓迎挨拶の後、海自勤務の魅力、「おおよど」の歴史等について説明があり、学生は興味を持って艦長の話に耳を傾けた。最後に、学生代表から、艦長に対し、見学等のお礼の言葉が述べられ、花束が贈呈された。 佐藤艦長は香川県観音寺市出身で、「高校生にとって、あまり海上自衛隊に馴染みがないかもしれないが、この機会にぜひ興味を持ってもらえたら・・・」と感慨深げに語っていた。  
 後日、香川地本広報班長(海上自衛官)によると、「今後とも、艦艇広報の際は、艦長の他に、県出身者の乗員がいた場合、積極的に母校の訪問や艦艇見学を計画して、海上自衛隊員の募集増加になるように、積極的に広報していきたい」との事であった。  
 なお、「おおよど」乗員は金刀比羅宮(通称:こんぴらさん)内にある掃海殉職者慰霊碑のボランティア清掃なども実施した。 (香川地本)   

●4面 生活体験(久居駐屯地投稿)

                生活体験で学んだ事
                 
               ジャパンマリンユナイテッド  宮本 涼二

 11月9日に私は、自衛隊の久居駐屯地で行われた生活体験に参加しました。生活体験は、3日間自衛隊に他の会社の方々と泊まり込みで様々なことを学ぶという内容でした。  
 1日目は、主に基本教練や体力錬成、自衛隊での規則などを教えていただきました。  まず、基本教練ではその場での集団行動を行いました。最初に自衛隊の方に見本を見せていただいたのですが、一つ一つの行動がとても機敏で驚きました。また、同時に自分達にもあのような動きができるのか?と不安にもなりました。
 そして2日目は、1日目の復習とロープワーク、入退室や行進での号令などを学びました。入退室も行進での号令も分かりやすく、大きな声で発声しなくてはいけなかったのでとても大変でした。  
 3日目は、今までの復習もかねて、グループ別に集団行動の大会を行いました。  そして午後からは、自衛隊の装備品の展示を見学しました。普段、見ることのできない装備品を見ることができてとても感動しました。  
 私は、自衛隊をとても怖い場所だと思っていましたが、みなさんとても優しく、ユニークな方も沢山いました。しかし、いざ訓練となると切り替えてとても機敏な動きをしていました。それを見て私も見習いたいと思いました。
 今回の生活体験で、一番印象に残ったのは心構えです。させられているのではなく、何事も自分から進んでする。という気持ちを忘れずに仕事も、私生活も頑張っていきたいと思いました。  自衛隊久居駐屯地の皆様、ありがとうございました。                 [投稿:久居駐屯地広報]

●4面 冊子紹介

 本書は、平成28年12月に開催した防衛大学校教授による「現代の安全保障講座」の講演記録をまとめたものです。
                   
 全国防衛協会連合会は、その設立目的である「防衛意識の高揚を図り、防衛基盤の育成強化に寄与する」ことの一環として、安全保障に関する講演会を開催してまいりました。今回は23回目となりました

目 次
1 爆発・衝突に対するシェルター設計と今後の課題
   防衛大学校システム工学群 建設環境工学科   教授 別府 万寿博
2 日米と中国との間で揺れる?オーストラリア ―対米同盟強化と急増する対中経済関係の恩恵の狭間で―
   防衛大学校 人文社会科学群 国際関係学科    教授 福嶋 輝彦
3 混迷する中東情勢とその背景について
   防衛大学校 人文社会科学群 国際関係学科 准教授 江﨑 智絵   
参考「防衛大学校の教育の概

問合せ先:全国防衛協会連合会 (03―5579―8348) 

●編集後記

 明けましておめでとうございます。新年号は、稲田防衛大臣、河野統合幕僚長からご挨拶を頂きました。
 また、 葛城奈海さんのエッセイが最後となります。一年間の連載ありがとうございました。  
 安全保障環境が変化する今日、自衛隊を支援・激励する活動の在り方も変化が求められているように感じます。「自分の国は自分で守る」言うは易く実行は難しいことです。先ずは気概の醸成に心がけましょう。 本年もご協力よろしくお願い致します。
                                         会報編集担当 筧典男